6.心理学 4)心理測定法 ⑤妥当性と信頼性

〈第13回 ST国試 午後27〉

正しいのはどれか. 
1.折半法は内容的妥当性を確認する方法である.
2.妥当性は測定値と真の値との相関である.
3.信頼性の高いテストは妥当性も高い.
4.信頼性は測定値の分散に占める真の値の分散の割合である.
5.因子負荷量によって構成概念妥当性を確認できる.

解答

1.× 折半法は信頼性を確認する方法である.
2.× 信頼性は測定値と真の値との相関である.
3.× 妥当性の高いテストは信頼性も高い.
4.○ 正しい.
5.× 因子負荷量によって因子妥当性を確認できる.


〈第12回 ST国試 午前29〉

新たに作成した抑うつ尺度の妥当性の指標として適切なのはどれか.2つ選べ. 
1.既存の尺度との相関
2.面接による評価との相関
3.尺度を二分割した時の得点の相関
4.各項目の得点と合計得点との相関
5.2回実施した得点の相関

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 尺度を二分割した時の得点の相関は信頼性の折半法である.
4.× 各項目の得点と合計得点との相関は信頼性の項目得点相関である.
5.× 2回実施した得点の相関は信頼性の再テスト法である.


〈第19回 ST国試 午前29〉

検査の信頼性の概念に含まれないのはどれか. 
1.結果の再現性
2.内的整合性
3.平行検査との等価性
4.理論的予測との一致性
5.検査の等質性

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 理論的予測との一致性は検査の妥当性の概念に含まれる.
5.○ 正しい.


〈第16回 ST国試 午前29〉

折半法で検討されるのはどれか. 
1.内容的妥当性
2.構成概念的妥当性
3.弁別的妥当性
4.安定性
5.内的一貫性

解答

1.× 内容的妥当性はそのテストが測定しようとしている内容をどの程度正しく測定しているか示す.
2.× 構成概念的妥当性はテストで測定しようとする構成概念をどの程度測定しているか示す.
3.× 弁別的妥当性は構成概念妥当性における区別されるべき他のテストとの弁別可能性を示す.
4.× 安定性は再テスト法で検討される信頼性の指標である.
5.○ 正しい.


〈第15回 ST国試 午前28〉

信頼性と関係ないのはどれか. 
1.再検査
2.α係数
3.上下法
4.項目得点相関
5.上位-下位分析

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 上下法は精神・物理測定法である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第11回 ST国試 午前29〉

尺度の信頼性の指標として適切なのはどれか. 
1.ファイ係数
2.アルファ係数
3.回帰係数
4.因子得点
5.標準得点

解答

1.× ファイ係数はクロス集計表における変数間の関連の強さを示す指標である.
2.○ 正しい.
3.× 回帰係数は回帰分析により求められた変数間の供変動を表す指標である.
4.× 因子得点は因子分析により求められた各因子の得点である.
5.× 平均が0,分散が1となるように標準化された得点である.


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