〈第17回 ST国試 午後27〉
正しいのはどれか.
1.適応法では増加または減少する比較刺激を順番に提示する.
2.上下法では弁別閾を測定することができない.
3.恒常法では刺激はランダムに提示される.
4.極限法では絶対閾を測定することができない.
5.調整法では空間誤差を避けることができる.
解答
1.× 適応法は被験者の反応に応じて与える刺激を変化させる.
2.× 上下法では弁別閾を測定することができる.
3.○ 正しい.
4.× 極限法では絶対閾を測定することができる.
5.× 調整法では空間誤差を避けることはできない.
〈第25回 ST国試 午後27〉
誤っているのはどれか.
1.恒常法では全体としての試行数が多くなる.
2.調整法では試行ごとの刺激操作が一定に保たれることが期待できる.
3.極限法では被検査者に次の刺激の剌激量を予測されやすい.
4.上下法では刺激を系列呈示し,反応が変化したところで系列を反転させる.
5.マグニチュード推定法では被検査者は心的体験を量的に表現する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 調整法では試行ごとの刺激操作を一定に保つことは難しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第20回 ST国試 午後27〉
調整法について誤っているのはどれか.
1.標準刺激と比較刺激を呈示した際に調整するのは標準刺激である.
2.刺激の調整は,実験参加者(被測定者)が行う場合と実験者(測定者)が行う場合とがある.
3.主観的等価点(PSE)の測定に適している.
4.実験参加者(被測定者)の虚偽反応を見破ることが難しい.
5.測定値は実験参加者(被測定者)の測定手続きに対する習熟度によって影響を受ける.
解答
1.× 調整法では標準刺激と比較刺激を呈示した際に調整するのは比較刺激である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第18回 ST国試 午後27〉
恒常法について誤っているのはどれか.
1.他の測定法に比べて必要となる試行数が多い.
2.測定者が測定値を事前に予測する必要がない.
3.刺激呈示を行わない試行を導入できる.
4.測定値は系列効果の影響を受けない.
5.心理測定関数を得ることができる.
解答
1.○ 正しい.
2.× 恒常法はあらかじめ決められた刺激をランダム呈示するため測定者が測定値を事前に予測する必要がある.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午後27〉
恒常法の手続きとして正しいのはどれか.
1.被験者が刺激を変化させる.
2.被験者の反応に応じて与える刺激を変化させる.
3.刺激を一定の方向で変化させながら提示する.
4.刺激をランダムに提示する.
5.被験者の指示によって刺激を変化させる.
解答
1.× 被験者が刺激を変化させるのは調整法である.
2.× 被験者の反応に応じて与える刺激を変化させるのは適応法である.
3.× 刺激を一定の方向で変化させながら提示するのは極限法である.
4.○ 正しい.
5.× 被験者の指示によって刺激を変化させるのは適応法である.
〈第11回 ST国試 午前28〉
PSEの測定に適するのはどれか.
1.一対比較法
2.順位法
3.評定尺度法
4.調整法
5.ME法
解答
1.× 一対比較法は尺度構成法である.
2.× 順位法は尺度構成法である.
3.× 評定尺度法は尺度構成法である.
4.○ 正しい.
5.× ME法は尺度構成法である.
〈第18回 ST国試 午前28〉
一つの測定値を得るために必要な試行回数が最も少ない方法はどれか.
1.調整法
2.極限法
3.上下法
4.マグニチュード推定法
5.一対比較法
解答
1.○ 正しい.
2.× 極限法は調整法と比較すると手間がかかる測定法である.
3.× 上下法は極限法の一つであるため調整法と比較すると手間がかかる測定法である.
4.× マグニチュード推定法は同じ比較刺激が繰り返し提示されるため調整法と比較すると手間がかかる測定法である.
5.× 一対比較法は刺激数が増加すると試行数が飛躍的に増加するため調整法と比較すると手間がかかる測定法である.
〈第14回 ST国試 午後27〉
精神物理的心理学的測定法での全知的手続きはどれか.
1.調整法
2.恒常法
3.上下法
4.一対比較法
5.適応法
解答
1.○ 正しい.
2.× 恒常法は刺激をランダムに提示するため全知的手続きとならない.
3.× 上下法は上昇系列と下降系列で刺激強度の変化させるため全知的手続きとならない.
4.× 一対比較法は被験者が提示された2つの刺激で判断するため全知的手続きとならない.
5.× 適応法は被験者の反応に応じて与える刺激を変化させるため全知的手続きとならない.
〈第22回 ST国試 午後27〉
刺激を系列的に提示する測定法はどれか.2つ選べ.
1.極限法
2.上下法
3.恒常法
4.評定尺度法
5.マグニチュード推定法
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 恒常法はランダムに刺激を提示していく方法である.
4.× 評定尺度法は,「小さい」から「大きい」といったカテゴリーを用いて判断する方法である.
5.× マグニチュード推定法は,n個の対象を2つずつ対にして,対象間の類似性の判断を求める方法である.
〈第15回 ST国試 午後27〉
比較刺激を増加あるいは減少する方向で一方向的に少しずつ変化させて提示していく方法はどれか.
1.極限法
2.調整法
3.適応法
4.品等法
5.恒常法
解答
1.○ 正しい.
2.× 調整法は被験者が刺激を変化させる.
3.× 適応法は被験者の反応に応じて与える刺激を変化させる.
4.× 品等法は順位法であり尺度構成法である.
5.× 恒常法は刺激をランダムに提示する.
〈第19回 ST国試 午前28〉
視覚の暗順応過程のように,時間的に変化する閾値の測定に最も適しているのはどれか.
1.調整法
2.極限法
3.恒常法
4.上下法
5.マグニチュード推定法
解答
1.× 調整法は刺激を自由に変化させながら主観的等価点を得る測定法のため,視覚の暗順応過程のように時間的に変化する閾値の測定に適さない.
2.× 極限法は視覚の暗順応過程のように時間的に変化する閾値の測定は可能だが,最も適した方法でない.
3.× 恒常法は刺激をランダムに提示する測定法のため,視覚の暗順応過程のように時間的に変化する閾値の測定に適さない.
4.○ 正しい.
5.× マグニチュード推定法は尺度構成法のため閾値の測定に適さない.
〈第19回 ST国試 午後28〉
刺激や項目をランダムに呈示することのない方法はどれか.
1.極限法
2.恒常法
3.質問紙法
4.一対比較法
5.マグニチュード推定法
解答
1.× 極限法は比較刺激を増加あるいは減少する方向で一方向的に少しずつ変化させて提示していく方法である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第13回 ST国試 午前28〉
正しい組合せはどれか.
1.調整法 ――― 主観的等価点の測定
2.極限法 ――― 刺激のランダムな提示
3.順位法 ――― 絶対閾の測定
4.恒常法 ――― 被験者による刺激の変更
5.SD法 ――― 弁別閾の測定
解答
1.○ 正しい.
2.× 恒常法 ――― 刺激のランダムな提示
3.× 順位法 ――― 順序尺度の構成
4.× 調整法 ――― 被験者による刺激の変更
5.× SD法 ――― 順序尺度の構成
〈第16回 ST国試 午前28〉
正しい組合せはどれか.
1.SD法 ――― 弁別閾の測定
2.評定法 ――― 主観的等価点の測定
3.マグニチュード推定法 ――― 順序尺度の構成
4.調整法 ――― 名義尺度の構成
5.恒常法 ――― 絶対閾の測定
解答
1.× SD法 ――― 順序尺度の構成
2.× 評定法 ――― 順序尺度の構成
3.× マグニチュード推定法 ――― 比率尺度の構成
4.× 調整法 ――― 主観的等価点の測定
5.○ 正しい.