〈第24回 ST国試 午後33〉
正しい組合せはどれか.
1.チャム集団 ――― 幼児期
2.ギャング集団 ――― 児童期
3.親密性 ――― 青年期
4.早期完了 ――― 成人期
5.停滞 ――― 老年期(成熟期)
解答
1.× チャム集団 ――― 思春期前期
2.○ 正しい.
3.× 親密性 ――― 初期成人期
4.× 早期完了 ――― 青年期
5.× 停滞 ――― 成人期
〈第19回 ST国試 午前34〉
児童期の記述として誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.認知発達に関しては,メタ認知が発達する時期である.
2.Erikson,E.H.によると,この時期の発達課題は勤勉性-劣等感である.
3.Freud,S.によると,潜伏期と呼ばれる.
4.Piaget,J.によると,前操作期と呼ばれる.
5.言語発達に関しては,二項関係コミュニケーションが発達する時期である.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 児童期はPiaget,J.によると,具体的操作期と呼ばれる.
5.× 言語発達に関して二項関係コミュニケーションは9か月以前の乳児に見られる.
〈第16回 ST国試 午後34〉
児童期の説明はどれか.
1.Erikson,E.H.は勤勉性を獲得する時期とした.
2.Bruner,J.S.は同性の親に同一化をする時期とした.
3.Freud,S.は性器期と名づけた.
4.Bowlby,J.は特定の対象への愛着を形成する時期とした.
5.Bower,T.G.R.は知能の発達段階の象徴的思考段階に該当するとした.
解答
1.○ 正しい.
2.× 児童期はFreud,S.が同性の親に同一化をする時期とした.
3.× Freud,S.が性器期と名づけたのは青年期である.
4.× Bowlby,J.は特定の対象への愛着を形成する時期としたのは乳児期である.
5.× Piaget,J.が知能の発達段階の象徴的思考段階に該当するとしたのは前操作期である.
〈第26回 ST国試 午前34〉
児童期前には見られず,児童期に初めて出現する心理学的事象はどれか.3つ選べ.
1.役割実験
2.二次的心の理論の理解
3.ギャング集団
4.コンピテンスの低下
5.向社会的行動
解答
1.× 役割実験は青年期に出現する心理学的事象である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 向社会的行動は児童期前から見られ始める.
〈第22回 ST国試 午後33〉
思春期の特徴について誤っているのはどれか.
1.親から心理的に離乳し始める.
2.仲間からの同調圧力への感受性が高まる.
3.権威や社会的規範に対して批判的になる.
4.自己意識が低くなる.
5.身体的に急激な変化がある.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 思春期には自己意識が高くなる.
5.○ 正しい.
〈第21回 ST国試 午後34〉
青年期について正しいのはどれか.3つ選べ.
1.第二次性徴がみられる.
2.Erikson,E.H.は自我同一性の確立を発達課題とした.
3.心理的離乳が進む.
4.Piaget,J.は感覚運動期と名付けた.
5.Freud,S.は潜伏期と名付けた.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× Piaget,J.は青年期を形式的操作期と名付けた.
5.× Freud,S.は青年期を生殖器後期と名付けた.
〈第19回 ST国試 午後34〉
青年期における心理の特徴を記述する用語として誤っているのはどれか.
1.役割実験
2.モラトリアム
3.心理的離乳
4.第一次反抗期
5.アイデンティティの模索
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 第一次反抗期は学童期における心理の特徴を記述する用語である.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午後34〉
青年期の特徴でないのはどれか.2つ選べ.
1.自己中心性
2.形式的操作
3.抽象的思考
4.メタ認知
5.エキスパート化
解答
1.× 自己中心性は前操作期の特徴である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× エキスパート化は成人期の特徴である.
〈第23回 ST国試 午前35〉
青年期の特徴でないはどれか.2つ選べ.
1.脱中心化
2.世代継承性
3.心理的離乳
4.モラトリアム
5.スチューデントアパシー
解答
1.× 脱中心化は具体的操作期の特徴である.
2.× 世代継承性は成人期の特徴である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第15回 ST国試 午前35〉
青年期に関係ないのはどれか.2つ選べ.
1.形式的操作段階
2.自律性の獲得
3.ギャングエイジ
4.モラトリアム
5.性器期
解答
1.○ 正しい.
2.× 自律性の獲得は幼児前期に関係する.
3.× ギャングエイジは児童期に関係する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午後34〉
青年期について正しいのはどれか.2つ選べ.
1.第3の個体化過程が起こる.
2.親世代は心理的に安定した発達段階にある.
3.職業的アイデンティティを深める.
4.親からの同調圧力より仲間からの同調圧力が強くなる.
5.孤独を感じやすい.
解答
1.× 第3の個体化過程が起こるのは乳幼児期である.
2.× 親世代は心理的に安定した発達段階にあるのは成人期である.
3.× 職業的アイデンティティを深めるのは成人期である.
4.○ 正しい.
5.× 孤独を感じやすいのは老年期である.
〈第25回 ST国試 午前35〉
青年期の記述として適切でないのはどれか.
1.仮説演繹的な思考ができる.
2.心理的離乳は発達課題の一つである.
3.アイデンティティが再体制化される.
4.役割実験をする.
5.現実的な時間的展望を持つ.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× アイデンティティが再体制化されるのは成人期である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午前35〉
成人期に生じにくいのはどれか.
1.空の巣症候群
2.モラトリアム
3.次世代育成
4.中期キャリア危機
5.アイデンティティ再体制化
解答
1.○ 正しい.
2.× モラトリアムは青年期の特徴である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午前35〉
中年期に出現しないのはどれか.
1.親役割の縮小
2.更年期障害
3.空の巣症候群
4.アイデンティティ再体制化
5.統合性の獲得
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 統合性の獲得は東燃期の特徴である.
〈第23回 ST国試 午後34〉
老年期について正しいのはどれか.2つ選べ.
1.老年期の防衛型パーソナリティにおける防衛は,人間関係に傷つくことに対するものである.
2.自分自身を実年齢よりも若く認識する傾向がある.
3.SOC理論によると,補償を伴う選択的最適化によって発達が促される.
4.Ryff,C.D.による成熟したパーソナリティの6要素には,死の受容が含まれる.
5.Erikson,E.H.の老年期の発達課題は,若い世代と同じように生産的な活動を行うことである.
解答
1.× 老年期の防衛型パーソナリティにおける防衛は,老化の不安に対するものである.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× Ryff,C.D.による成熟したパーソナリティの6要素は自律性,環境制御力,人格的成長,積極的な他者関係,人生における目的,自己受容である.
5.× Erikson,E.H.の老年期の発達課題は統合性である.
〈第20回 ST国試 午前35〉
老年期には補償を伴う選択的最適化によって発達が促されるとするBaltes,P.B.による理論はどれか.
1.サクセスフル・エイジング
2.ポジティブ・エイジング
3.SOC理論
4.プロダクティブ・エイジング
5.ソーシャルネットワーク理論
解答
1.× 選択的最適化補償理論(SOC理論)はBaltes,P.B.が提唱した.
2.× 選択的最適化補償理論(SOC理論)はBaltes,P.B.が提唱した.
3.○ 正しい.
4.× 選択的最適化補償理論(SOC理論)はBaltes,P.B.が提唱した.
5.× 選択的最適化補償理論(SOC理論)はBaltes,P.B.が提唱した.
〈第14回 ST国試 午前35〉
老年期の特徴について誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.結晶性知能に比べて流動性知能は低下が緩やかである.
2.可聴範囲が狭くなる.
3.Peck,R.E.によれば身体的健康の危機を超越することが課題である.
4.Erikson,E,H.によれば統合性の獲得が発達課題である.
5.Piaget,J.の発達段階論では象徴的思考段階に相当する.
解答
1.× 老年期の特徴として流動性知能に比べて結晶性知能は低下が緩やかである.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× Piaget,J.の発達段階論では象徴的思考段階に相当するのは前操作期である.
〈第18回 ST国試 午後34〉
Horn,J.L.とCattell,R.B.の知能理論において,学習経験の影響を受けやすく,高齢期まで緩やかに増加するとされる知能のことを何と呼ぶか.
1.情動的知能
2.動作性知能
3.流動性知能
4.博物的知能
5.結晶性知能
解答
1.× 情動的知能(EQ)は自分や他者の情動を認識し,自分の情動をコントロールしながら適切に行動する能力である.
2.× 動作性知能は流動性知能と同義であえる.
3.× 流動性知能は新しい場面への適応に必要な能力である.
4.× 博物的知能は多重知能理論の一つで,自然や人工物の種類を識別する能力である.
5.○ 正しい.