6.心理学 3)発達心理学 ⑦Piaget,J.の認知発達論

〈第20回 ST国試 午前34〉

Piaget,J.が認知発達を説明するために導入した用語でないのはどれか. 
1.シェマ
2.同化
3.均衡化
4.調節
5.熟達化

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 熟達化はPiaget,J.が認知発達を説明するために導入した用語でない.


〈第17回 ST国試 午後32〉

Piaget,J.の発達理論に関係ないのはどれか.2つ選べ. 
1.同化
2.強化
3.馴化
4.均衡化
5.脱中心化

解答

1.○ 正しい.
2.× 強化は道具的条件づけに関係する.
3.× 馴化(慣れ)は選考注視法の中で用いられる方法である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第14回 ST国試 午前33〉

Piajet,J.の発達段階論に関係ないのはどれか. 
1.調節
2.表象的知能段階
3.発生的知能観
4.シェマ
5.初期環境

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 初期環境はLorenzの刷り込みに関係する.


〈第15回 ST国試 午後32〉

Piaget,J.の知能の発達段階理論について正しいのはどれか. 
1.段階の順序は分化によって異なる.
2.既有のシェマで対応できない時に調節が生じる.
3.感覚運動的段階と具体的操作段階との二つに分けられる.
4.親の価値観への同化が重視される.
5.領域一般性より領域固有性を強調する.

解答

1.× Piaget,J.の発達段階理論において段階の順序は分化によって異ならない.
2.○ 正しい.
3.× Piaget,J.の発達段階理論では感覚運動的段階,前操作段階,具体的操作段階と形式的操作段階の四つに分けられる.
4.× Piaget,J.の発達段階理論では外界への同化が重視される.
5.× Piaget,J.の発達段階理論では領域固有性より領域一般性を強調する.


〈第25回 ST国試 午前33〉

正しいのはどれか. 
1.感覚運動期には言語を用いて思考する
2.形式的操作期以後の認知発達はない.
3.前操作期には脱中心化した思考をする.
4.具体的操作期には可逆的思考をする.
5.新たな認知情報を既得のシェマに合わせて変化させることを均衡化という.

解答

1.× 前操作期には言語を用いて思考する
2.× 形式的操作期以後の認知発達はある.
3.× 具体的操作期には脱中心化した思考をする.
4.○ 正しい.
5.× 新たな認知情報を既得のシェマに合わせて変化させることを同化という.


〈第22回 ST国試 午後32〉

Piaget,J.による脱中心化の説明として正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.対象の永続性を理解できるようになる.
2.他者の立場で物事を考えられるようになる.
3.主観的印象ではなく客観的事実に基づいて判断できるようになる.
4.演繹的推論ができるようになる.
5.他者の情動が伝染するようになる.

解答

1.× 対象の永続性を理解できるようになるのは感覚運動期である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 演繹的推論ができるようになるのは形式的操作期である.
5.× 他者の情動が伝染するようになるのは乳幼児期である.


〈第21回 ST国試 午前35〉

Piaget,J.の発達理論における前操作期の特徴はどれか.2つ選べ. 
1.量の保存性
2.可逆的思考
3.自己中心性
4.アニミズム
5.仮説演繹法による思考

解答

1.× 量の保存性はPiaget,J.の発達理論における具体的操作期の特徴である.
2.× 可逆的思考はPiaget,J.の発達理論における具体的操作期の特徴である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 仮説演繹法による思考はPiaget,J.の発達理論における形式的操作期の特徴である.


〈第16回 ST国試 午前35〉

Piaget,J.の知能の発達段階のうち前操作期の説明はどれか. 
1.自分が具体的に理解できるものについては論理的な操作や思考ができる.
2.環境に適応する際に生得的な反射を用いる.
3.目と手の協応が生じ,見たものをつかめるようになる.
4.事物を分類したり関連付けたりする際の推理や判断が直観作用に依存している.
5.仮説演繹的な思考が可能になる.

解答

1.× 自分が具体的に理解できるものについては論理的な操作や思考ができるのは具体的操作期である.
2.× 環境に適応する際に生得的な反射を用いるのは感覚運動期である.
3.× 目と手の協応が生じ,見たものをつかめるようになるのは感覚運動期階である.
4.○ 正しい.
5.× 仮説演繹的な思考が可能になるのは形式的操作期である.


〈第18回 ST国試 午後33〉

Piaget,J.の発達理論において,児童期(およそ6~11歳)に対応するのはどれか. 
1.論理的操作期
2.具体的操作期
3.前操作期
4.形式的操作期
5.感覚運動期

解答

1.× Piaget,J.の発達理論の発達段階は感覚運動期・前操作期・具体的操作期・形式的操作期の4段階であり,論理的操作期は含まれない.
2.○ 正しい.
3.× 前操作期は2~7歳である.
4.× 形式的操作期は11歳以降である.
5.× 感覚運動期は0~2歳である.


〈第13回 ST国試 午後32〉

前操作期の子どもが失敗し,具体的操作期の子どもが成功するのはどれか.2つ選べ. 
1.誤信念課題
2.てんびん問題
3.三つ山問題
4.保存問題
5.4枚カード問題

解答

1.× 誤信念課題は前操作期も具体的操作期も成功する.
2.× てんびん問題は形式的操作期に獲得するため前操作期も具体的操作期も失敗する.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 4枚カード問題は大学生でも正答率が10%程度なので前操作期も具体的操作期も失敗する.


〈第12回 ST国試 午後33〉

Piaget,J.の設定した形式的操作段階の特徴はどれか. 
1.ごっこ遊びを盛んに行う.
2.反射的行動が中心である.
3.数の保存課題に失敗する.
4.仮説演繹的な思考ができる.
5.シェマを目的-手段関係において使用する.

解答

1.× ごっこ遊びを盛んに行うのは前操作期である.
2.× 反射的行動が中心であるのは感覚運動期である.
3.× 数の保存課題に失敗するのは前操作期である.
4.○ 正しい.
5.× シェマを目的-手段関係において使用するのは感覚運動期である.


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