〈第20回 ST国試 午後32〉
子供に対する援助法について,Bruner,J.S.が提唱した重要な概念はどれか.
1.足場かけ
2.レディネス
3.発生的認識
4.社会的学習
5.漸成発達
解答
1.○ 正しい.
2.× レディネスはGesell,A.やVygotsky,L,S.が提唱した重要な概念である.
3.× 発生的認識はPiaget,J.が提唱した重要な概念である.
4.× 社会的学習はBandura,A.が提唱した重要な概念である.
5.× 漸成発達はErikson,E.H.が提唱した重要な概念である.
〈第16回 ST国試 午前34〉
Gesell,A.の成熟優位性に関係ないのはどれか.2つ選べ.
1.双生児統制法
2.誤信念課題
3.発達加速現象
4.学習準備性
5.階段昇りの実験
解答
1.○ 正しい.
2.× 誤信念課題は心の理論と関係する.
3.× 発達加速現象は世代が進むにつれ個体の生理学的・生物学的成熟が早まる現象である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第21回 ST国試 午後32〉
Gesell,A.L.の発達理論として誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.成熟優位を主張した.
2.双生児統制法を用いた.
3.同化と調節によって外界に適応するとした.
4.精神分析学に基づいている.
5.学習の成立にはレディネスが重要であるとした.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 同化と調節によって外界に適応するとしたのはPiajet,J.である.
4.× Gesell,A.L.の発達理論は精神分析学に基づいていない.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午後33〉
学習準備性について正しいのはどれか.
1.Watson,J.B.が提唱した.
2.適正-処遇交互作用とも呼ばれる.
3.成熟を重視する.
4.視覚的断崖課題で測定する.
5.男子より女子の方が獲得しやすい.
解答
1.× 学習準備性はGesellが提唱した.
2.× 適正処遇交互作用はその人の適正と処遇(教育)との両者の組合せを重視することである.
3.○ 正しい.
4.× 視覚的断崖課題で測定するのは奥行き知覚である.
5.× 学習準備性に性差はない.
〈第17回 ST国試 午後34〉
発達と教育との関係において教育の役割を重視するのはどれか.2つ選べ.
1.学習準備性
2.適正処遇交互作用
3.刷り込み
4.発達の最近接領域
5.足場つくり
解答
1.× 学習準備性は成熟優位説の立場から発達の役割を重視する.
2.× 適正処遇交互作用はその人の適正と処遇(教育)との両者の組合せを重視する.
3.× 刷り込みは学習における生物学的要因を重視する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第16回 ST国試 午前33〉
学習者の特性の違いによって学習指導の効果が異なることを何と呼ぶか.
1.適正処遇交互作用
2.期待効果(ピグマリオン効果)
3.先行オーガナイザー
4.プライミング効果
5.ツァイガルニク効果
解答
1.○ 正しい.
2.× 期待効果(ピグマリオン効果)は指導者の期待によって学習者の学習効果が異なることをいう.
3.× 先行オーガナイザーは学習者に学習内容に先行して当該知識を与えると学習効果が異なることをいう.
4.× プライミング効果は先行する刺激が後続する刺激の処理に無意識的な促進効果を与えることである.
5.× ツァイガルニク効果は学習者が達成した課題よりも達成しなかった課題の方が記憶に残りやすい現象をいう.