6.心理学 3)発達心理学 ②認知・運動発達

〈第19回 ST国試 午前33〉

社会性の発達について誤っている組合せはどれか. 
1.生後1か月 ――― 情動伝染
2.生後3か月 ――― 心の理論
3.生後9か月 ――― 共同注意
4.生後12か月 ――― 社会的参照
5.生後18か月 ――― 自己の鏡像理解

解答

1.○ 正しい.
2.× 4歳 ――― 心の理論
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第11回 ST国試 午前35〉

正しいのはどれか. 
1.生後2か月ころには追視をする.
2.3歳ころに二語文を話し始める.
3.4歳ころに保存の概念を獲得する.
4.6歳ころに社会的参照が盛んになる.
5.9歳ころに他者の行動を解釈し始める.

解答

1.○ 正しい.
2.× 2歳ころに二語文を話し始める.
3.× 7~11歳ころに保存の概念を獲得する.
4.× 1歳ころに社会的参照が盛んになる.
5.× 4歳ころに他者の行動を解釈し始める.


〈第14回 ST国試 午前34〉

典型的な発達について正しいのはどれか. 
1.生後2か月ころに指差し行動が見られ始める.
2.1歳ころに社会的参照が盛んになる.
3.2歳ころに喃語が頻繁に聞かれる.
4.3歳ころに有意味語を話し始める.
5.4歳ころに二語文を話し始める.

解答

1.× 生後9か月ころに指差し行動が見られ始める.
2.○ 正しい.
3.× 7か月ころに喃語が頻繁に聞かれる.
4.× 1歳ころに有意味語を話し始める.
5.× 2歳ころに二語文を話し始める.


〈第17回 ST国試 午前35〉

典型的な発達について正しいのはどれか. 
1.9か月ころ社会的参照が可能になり始める.
2.3歳ころ社会的微笑が見られ始める.
3.6歳ころ目的-手段関係を理解し始める.
4.9歳ころ心の理論が獲得され始める.
5.12歳ころシンボル機能が獲得され始める.

解答

1.○ 正しい.
2.× 9か月ころ社会的微笑が見られ始める.
3.× 9か月ころ目的-手段関係を理解し始める.
4.× 4歳ころ心の理論が獲得され始める.
5.× 1歳ころシンボル機能が獲得され始める.


〈第24回 ST国試 午後32〉

定型的な運動発達でないのはどれか. 
1.寝返りは首座りの後で出現する.
2.ハイハイは寝返りの後で出現する.
3.一人座りはハイハイの後で出現する.
4.一人座りは寝返りの後で出現する.
5.歩行は一人座りの後で出現する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× ハイハイは一人座りの後で出現する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第21回 ST国試 午前34〉

新生児期からみられるのはどれか. 
1.パラシュート反応
2.分離不安
3.内言
4.情動伝染
5.三項関係

解答

1.× パラシュート反応は4~6か月頃から出現する.
2.× 分離不安は7~8か月に始まる.
3.× 内言は幼児期に出現する.
4.○ 正しい.
5.× 三項関係は9か月頃に見られる.


〈第18回 ST国試 午前35〉

新生児期にはまだ現れないのはどれか.2つ選べ. 
1.自発的微笑
2.共鳴動作
3.三項関係
4.社会的参照
5.情動伝染

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 三項関係は9か月頃に見られる.
4.× 社会的参照は9か月頃に見られる.
5.○ 正しい.


〈第13回 ST国試 午後33〉

乳児が見知らぬ事象に出会ったときに,養育者の反応から自分の行動の手がかりを得ることを何と呼ぶか. 
1.内的作業モデル
2.前概念的思考
3.社会的参照
4.同化
5.信頼性の獲得

解答

1.× 内的作業モデルは養育者との関係の中で形成される認知的枠組,スキーマのことである.
2.× 前概念的思考はPiagetの前操作段階における子どもの概念が個人的な経験に依存している段階のことである.
3.○ 正しい.
4.× 同化はPiagetの発達段階における子どもが現在持っているシェマによって外界を解釈する働きのことである.
5.× 信頼性の獲得はEriksonの第1段階の発達課題である.


〈第16回 ST国試 午後32〉

視覚的断崖装置を用いて検討できるのはどれか.2つ選べ. 
1.誤信念
2.自己中心性
3.社会的参照
4.奥行き知覚
5.延滞模倣

解答

1.× 誤信念はサリーとアン課題,スマーティ課題で検討する.
2.× 自己中心性は三つ山問題で検討する.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 延滞模倣には象徴機能の出現が必要である.


〈第26回 ST国試 午後33〉

共同注意について正しいのはどれか. 
1.社会的参照が出現した後に出現する.
2.幼児期以降,成長に伴い消失する.
3.自己と他者の二項関係の理解が成立の十分条件である.
4.定型発達の場合12か月ころに出現する.
5.心の理論の獲得の基礎となる.

解答

1.× 共同注意は社会的参照と同時期に出現する.
2.× 共同注意は幼児期以降も継続する.
3.× 共同注意は三項関係の理解が成立の十分条件である.
4.× 共同注意は定型発達の場合9か月ころに出現する.
5.○ 正しい.


〈第18回 ST国試 午後32〉

「心の理論」を測定する課題はどれか. 
1.符号課題
2.誤信念課題
3.ジレンマ課題
4.文配列課題
5.保存課題

解答

1.× 符号課題は記憶を測定する課題である.
2.○ 正しい.
3.× ジレンマ課題は道徳性の発達を測定する課題である.
4.× 文配列課題は記憶を測定する課題である.
5.× 保存課題は認知発達を測定する課題である.


〈第14回 ST国試 午前30〉

心の理論に関係するのはどれか. 
1.同化と調節のバランス
2.誤信念課題
3.視覚的断崖
4.仮説演繹的操作
5.エイジング

解答

1.× 同化と調節のバランスはPiagetのシェマに関係する.
2.○ 正しい.
3.× 視覚的断崖はGibsonの奥行き知覚に関係する.
4.× 仮説演繹的操作はPiagetの形式的操作期に関係する.
5.× エイジングは加齢である.


〈第23回 ST国試 午前34〉

幼児の行動のうち,心の理論が不可欠なのはどれか.2つ選べ. 
1.友達とごっこ遊びをする.
2.親に反抗する.
3.友達にあいさつする.
4.大人に甘える.
5.相手に分かるように話す.

解答

1.○ 正しい.
2.× 親に反抗するのは心理的離乳である.
3.× 友達にあいさつするのに心の理論は不可欠でない.
4.× 大人に甘えるのに心の理論は不可欠でない.
5.○ 正しい.


〈第25回 ST国試 午前34〉

自己意識が成立していなくても可能なのはどれか. 
1.年下のきょうだいに嫉妬する.
2.二つの物を示されて欲しい方を尋ねられたとき,応答する.
3.鏡を見て自分が映っていることが分かる.
4.持ち物を示されたとき,自分の物であると答える.
5.人から話しかけられたとき,恥ずかしがる.

解答

1.× 年下のきょうだいに嫉妬するのは自己意識が成立していないと不可能である.
2.○ 正しい.
3.× 鏡を見て自分が映っていることが分かるのは自己意識が成立していないと不可能である.
4.× 持ち物を示されたとき,自分の物であると答えるのは自己意識が成立していないと不可能である.
5.× 人から話しかけられたとき,恥ずかしがるのは自己意識が成立していないと不可能である.


〈第23回 ST国試 午後33〉

児童期の認知発達の特徴でないのはどれか. 
1.論理的思考をし始める.
2.3つ山問題に正答できる.
3.二次的ことばを用い始める.
4.メタ認知を活用し始める
5.素朴概念を用い始める.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 素朴概念を用い始めるのは幼児期である.


〈第22回 ST国試 午前34〉

児童期の特徴として誤っているのはどれか. 
1.メタ認知が発達する.
2.二次的ことばが発達する.
3.並行遊びを好むようになる.
4.具体的な対象について論理的思考ができる.
5.多面的な自己認知をするようになる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 並行遊びを好むようになるのは幼児期である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第19回 ST国試 午後33〉

Parten,M.による社会的遊びの分類の型として正しいのはどれか.3つ選べ. 
1.並行遊び
2.構成遊び
3.ふり遊び
4.連合遊び
5.協同遊び

解答

1.○ 正しい.
2.× Parten,M.による社会的遊びの分類は,何もしない行動・一人遊び・傍観的行動・並行遊び・連合遊び・協同(組織的)遊びの4類型である.
3.× Parten,M.による社会的遊びの分類は,何もしない行動・一人遊び・傍観的行動・並行遊び・連合遊び・協同(組織的)遊びの4類型である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第21回 ST国試 午後33〉

誤っている組合せはどれか.2つ選べ. 
1.3つ山問題 ――― 対象の永続性
2.視覚的断崖の実験 ――― 奥行き知覚
3.サリーとアンの実験 ――― 誤信念
4.ストレンジ・シチュエーション法 ――― アタッチメント
5.馴化・脱馴化法 ――― 友人関係

解答

1.× 3つ山問題 ――― 自己中心性
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 馴化・脱馴化法 ――― 選考注視法


〈第15回 ST国試 午前34〉

正しい組合せはどれか. 
1.量の保存 ――― 三つ山問題
2.友人関係 ――― ストレンジ・シチュエーション法
3.児童の愛着 ――― 誤信念課題
4.乳児の知覚 ――― 選好注視法
5.象徴機能 ――― 馴化・脱馴化法

解答

1.× 量の保存 ――― 脱中心化
2.× 愛着の質 ――― ストレンジ・シチュエーション法
3.× 心の理論 ――― 誤信念課題
4.○ 正しい.
5.× 象徴機能 ――― 対象物の永続性


〈第12回 ST国試 午前34〉

正しい組合せはどれか. 
1.保存実験 ――― 初期環境の重要性
2.誤信念課題 ――― 心の理論
3.選好注視法 ――― 社会的参照
4.三つ山問題 ――― 奥行き知覚
5.視覚的断崖の実験 ――― 自己中心性

解答

1.× 保存実験 ――― 脱中心化
2.○ 正しい.
3.× 選好注視法 ――― 乳児の視知覚
4.× 三つ山問題 ――― 自己中心性
5.× 視覚的断崖の実験 ――― 奥行き知覚


〈第23回 ST国試 午後32〉

誤っている組合せはどれか. 
1.育児語 ――― 足場
2.原会話 ――― 記号的認識
3.間主観性 ――― 伝染
4.要求の指さし ――― 目的-手段関係
5.三項関係 ――― 社会的参照

解答

1.○ 正しい.
2.× 原会話 ――― 非記号的認識
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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