〈第15回 ST国試 午後26〉
誤っているのはどれか.
1.概念形成課題において,全体方略は部分方略より有効である.
2.幼児では逆転学習より非逆転学習が困難である.
3.ある概念を特徴づける属性を発見することを概念達成という.
4.異なる対象に同じ対象であるかのように反応することを等価反応という.
5.機能の固着によって問題解決は障害される.
解答
1.○ 正しい.
2.× 幼児では非逆転学習より逆転学習が困難である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午後26〉
誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.同様の課題を経験していれば類推による推理が生じやすい.
2.習慣的な構えは新しい解法の発見を阻害する.
3.個別の事例を集めて一般的な原理を引き出すのを帰納法と呼ぶ.
4.一般的な原理から個別の事例を推論するのを拡散的思考と呼ぶ.
5.発見は,孵卵期,準備期,啓示期,検証期の順で進む.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 一般的な原理から個別の事例を推論するのを演繹的思考と呼ぶ.
5.× 発見は,準備期,孵卵期,啓示期,検証期の順で進む.
〈第17回 ST国試 午前27〉
問題解決を阻害する要因はどれか.2つ選べ.
1.習慣的構え
2.類推による推論
3.情報の符号化
4.拡散的思考
5.機能の固着
解答
1.○ 正しい.
2.× 類推による推論は問題解決を促進する要因である.
3.× 情報の符号化は問題解決を促進する要因である.
4.× 拡散的思考は問題解決を促進する要因である.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午後26〉
カテゴリー的概念を説明する理論でないのはどれか.
1.定義的特徴理論
2.プロトタイプ理論
3.事例モデル
4.理論ベース理論
5.スキーマ理論
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× スキーマ理論は運動技能学習を説明する理論である.
〈第20回 ST国試 午前28〉
演繹的推論によって解決されるのはどれか.
1.心的回転
2.誤信念課題
3.3つ山問題
4.4枚カード問題
5.語彙判断課題
解答
1.× 心的回転は演繹的推論とは関係ない.
2.× 誤信念課題は心の理論によって解決される.
3.× 3つ山問題は具体的操作期以降に解決される.
4.○ 正しい.
5.× 語彙判断課題はプライミング効果によって解決される.
〈第15回 ST国試 午前27〉
経験則に基づいた直感的な問題解決法はどれか.
1.ヒューリスティックス
2.アルゴリズム
3.フラッディング
4.フォーカシング
5.サッケード
解答
1.○ 正しい.
2.× アルゴリズムは論理的に基づいた問題解決方である.
3.× フラッディングは行動療法の技法の一つである.
4.× フォーカシングはクライアント中心療法の技法の一つである.
5.× サッケードは急速な眼球運動である.
〈第24回 ST国試 午後26〉
ヒューリスティックスはどれか.
1.必ず成功するとは限らないが,経験則や思いつきを適用する方法
2.いろいろな解決法の適用と失敗とを繰り返して問題解決をめざす方法
3.課題状況を見直し諸情報を再編成して解決の見通しを立てる方法
4.過去に解決した問題との類似性に基づいて課題解決方法を探る方法
5.さまざまな個別事例を集め,まとめあげて一般的な原理を導き出す方法
解答
1.○ 正しい.
2.× いろいろな解決法の適用と失敗とを繰り返して問題解決をめざす方法は試行錯誤である.
3.× 課題状況を見直し諸情報を再編成して解決の見通しを立てる方法は洞察である.
4.× 過去に解決した問題との類似性に基づいて課題解決方法を探る方法は類推である.
5.× さまざまな個別事例を集め,まとめあげて一般的な原理を導き出す方法は帰納法である.
〈第18回 ST国試 午後25〉
航空事故は自動車事故より起きる確率が高く見積もられやすい.この現象はどれか.
1.ピークエンド効果
2.類似性ヒューリスティック
3.利用可能性ヒューリスティック
4.光背効果
5.代表性ヒューリスティック
解答
1.× ピークエンド効果はビーク時とそれが終わったときの印象に影響を受ける現象である.
2.× 類似性ヒューリスティックは代表性ヒューリスティックのことである.
3.○ 正しい.
4.× 光背効果はある特徴に引っ張られてその評価を当該人物に対する全体的評価にまで広げてしまう傾向である.
5.× 代表性ヒューリスティックは事象が典型例と類似している場合にその事象が生じる確率を過大に見積もる現象である.
〈第25回 ST国試 午前25〉
状況を理解するのに用いられる知識でないのはどれか.2つ選べ.
1.スクリプト
2.スキーマ
3.フレーム
4.チャンク
5.ヒューリスティックス
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× チャンクは短期記憶における情報のひとまとまりの単位である.
5.× ヒューリスティックスは経験則に基づいた直感的な問題解決法である.
〈第23回 ST国試 午後25〉
誤っている組合せはどれか.
1.概念達成 ――― 仮説の設定
2.洞察 ――― 状況の再編成
3.試行錯誤 ――― 機能の固着
4.発見的推論 ――― 経験則の使用
5.類推 ――― 既知の解法の適用
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 問題解決の妨害 ――― 機能の固着
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午後26〉
誤っている組合せはどれか.
1.習慣的な構え ――― 既知の解決法の型通りな適用
2.洞察 ――― 問題状況の再編成
3.帰納法 ――― 事象の類似性に基づく推論
4.アルゴリズム ――― 必ず解(結論)に達する推論手続き
5.確証バイアス ――― 仮説を支持する証拠の優先的収集
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 類推 ――― 事象の類似性に基づく推論
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午前31〉
正しいのはどれか.
1.Spearman,C. は認知課題の成績を支配する単一の共通能力があるとした.
2.Guilford,J.P.の知能モデルでは12の因子が想定されている.
3.成人では,流動性知能は結晶性知能より加齢による低下が緩やかである.
4.創造性は発散的思考より収束的思考との関係が深い.
5.Wallas,G.による創造的思考の過程は準備,孵化,検証の3段階である.
解答
1.○ 正しい.
2.× Guilford,J.P.の性格モデルでは12の因子が想定されている.
3.× 成人では,結晶性知能は流動性知能より加齢による低下が緩やかである.
4.× 創造性は収束的思考より発散的思考との関係が深い.
5.× Wallas, G.による創造的思考の過程は準備,孵化,啓示,検証の4段階である.