〈第23回 ST国試 午前26〉
古典的条件づけと関係ないのはどれか.2つ選べ.
1.消去
2.随伴性
3.自発的行動
4.モデリング
5.中立刺激
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 自発的行動はオペラント条件づけに関係する.
4.× モデリングはオペラント条件づけに関係する.
5.○ 正しい.
〈第25回 ST国試 午前27〉
古典的条件づけとオぺラント条件づけ(道具的条件づけ)との両方に関連するのはどれか.
1.罰
2.消去
3.モデル
4.無条件刺激
5.自発的行動
解答
1.× 罰はオペラント条件づけに関連する.
2.○ 正しい.
3.× モデルはオペラント条件づけに関連する.
4.× 無条件刺激は古典的条件づけに関連する.
5.× 自発的行動はオペラント条件づけに関連する.
〈第26回 ST国試 午後24〉
3.0kHz純音と餌との対提示を繰り返して古典的条件づけを成立させた.正しいのはどれか.
1.3.0kHz純音は無条件刺激である.
2.唾液の分泌は自発的反応である.
3.3.0kHz純音のみを繰り返し提示する手続きは消去である.
4.3.2kHz純音と餌とを対提示する手続きは二次条件づけである.
5.2.8kHz純音のみを提示したときに唾液が分泌されることを分化という.
解答
1.× 3.0kHz純音は中性刺激である.
2.× 唾液の分泌は反射的反応である.
3.○ 正しい.
4.× 3.2kHz純音と3.0kHz純音とを対提示する手続きは二次条件づけである.
5.× 2.8kHz純音のみを提示したときに唾液が分泌されないことを分化という.
〈第19回 ST国試 午後24〉
条件づけによって,エレベータの中に入ると「心拍が高まる」という反応が強化されているとする.正しいのはどれか.
1.この反応は古典的条件づけによって成立している.
2.この反応は変間隔スケジュールによって強化されたと考えられる.
3.この反応が自動車の中でも生じるようになることを分化という.
4.この反応が般化した反応であれば消去することができない.
5.内的な要因によってこの反応が生じなくなることを自発的回復という.
解答
1.○ 正しい.
2.× エレベータの中に入ると「心拍が高まる」という反応が強化されているのは古典的条件づけによって強化されたと考えられる.
3.× エレベータの中に入ると「心拍が高まる」という反応が自動車の中でも生じるようになることを般化という.
4.× エレベータの中に入ると「心拍が高まる」という反応が般化した反応であっても消去することができる.
5.× エレベータの中に入ると「心拍が高まる」という反応の消去手続きにおいて,休止を挟んでこの反応が生じるようになることを自発的回復という.
〈第12回 ST国試 午後24〉
オペラント条件づけについて正しいのはどれか.
1.罰訓練はオペラント条件づけに含まれない.
2.省略訓練(オミッション)は特定の反応を消去する.
3.部分強化すると消去は速くなる.
4.逃避・回避訓練は特定の反応を減衰させる.
5.報酬訓練は特定の反応を減衰させる.
解答
1.× 罰訓練はオペラント条件づけに含まれる.
2.○ 正しい.
3.× 部分強化すると消去しにくくなる.
4.× 逃避・回避訓練は特定の反応を増加させる.
5.× 報酬訓練は特定の反応を増加させる.
〈第16回 ST国試 午前26〉
オペラント条件づけに関係ないのはどれか.
1.罰訓練
2.部分強化効果
3.強化スケジュール
4.脳内自己刺激実験
5.ブロッキング(阻止)
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× ブロッキング(阻止)は古典的条件づけに関係する.
〈第15回 ST国試 午後24〉
誤っているのはどれか.
1.部分強化は連続強化より消去抵抗が高い.
2.定時間隔スケジュールでは,一定時間経過後の最初の行動に強化を与える.
3.罰の強さを徐々に上げていくと,より大きな行動抑制効果が得られる.
4.段階的に目標行動を条件づけていく手続きをシェーピングという.
5.困難な分化条件づけで生じる行動の混乱を実験神経症という.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 罰の強さを徐々に上げていくと,回避行動が増し行動抑制効果は減衰する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午後25〉
正しいのはどれか.
1.痕跡条件づけ手続きでは古典条件づけは成立しない.
2.オペラント条件づけでは部分強化すると消去抵抗は小さくなる.
3.強化の遅延は条件づけの過程を阻害する.
4.強化スケジュールは負の強化には効果を持たない.
5.オペラント条件づけでは般化の現象は生じない.
解答
1.× 痕跡条件づけ手続きでは古典条件づけは成立する.
2.× オペラント条件づけでは部分強化すると消去抵抗は大きくなる.
3.○ 正しい.
4.× 強化スケジュールは負の強化には効果を持つ.
5.× オペラント条件づけでは般化の現象は生じる.
〈第15回 ST国試 午前26〉
負の強化はどれか.
1.行動の結果好ましくない事態が取り除かれることにより,その行動の頻度が増大する.
2.行動の結果好ましくない事態が生じることにより,その行動の頻度が減少する.
3.行動の結果好ましい事態が取り除かれることにより,その行動の頻度が増大する.
4.行動の結果好ましい事態が生じることにより,その行動の頻度が増大する.
5.行動の結果好ましい事態が取り除かれることにより,その行動の頻度が減少する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 行動の結果好ましくない事態が生じることにより,その行動の頻度が減少するは正の弱化である.
3.× 行動の結果好ましい事態が取り除かれるとその行動の頻度は減少する.
4.× 行動の結果好ましい事態が生じることにより,その行動の頻度が増大するは正の強化である.
5.× 行動の結果好ましい事態が取り除かれることにより,その行動の頻度が減少するは負の弱化である.
〈第16回 ST国試 午後24〉
条件づけの消去に関わるのはどれか.
1.馴化
2.分化
3.自発的回復
4.シェーピング
5.外制止
解答
1.× 馴化は刺激に対する反応強度が減少することである.
2.× 分化は特定の刺激に対し反応が生じるようにする手続きである.
3.○ 正しい.
4.× シェーピングはオペラント条件づけにおける反応形成技法である.
5.× 外制止は外的な刺激で条件づけを一時的に反応を減衰する手続きである.
〈第24回 ST国試 午前26〉
誤っているのはどれか.
1.古典的条件づけでは条件刺激に対する条件反応が成立する.
2.オペラント条件づけにおける消去抵抗は連続強化よりも部分強化の方が大きい.
3.強化スケジュールでは強化の比率や時間間隔が操作される.
4.観察学習では観察者自身が強化子を受けなくても学習が成立する.
5.技能学習における上達は分散学習よりも集中学習の方が早い.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 技能学習における上達は集中学習よりも分散学習の方が早い.
〈第14回 ST国試 午後26〉
条件づけについて誤っているのはどれか.
1.恐怖条件づけは古典的条件づけである.
2.古典的条件づけでは反応は自発される.
3.逆行条件づけは古典的条件づけの手続きの一つである.
4.オペラント条件づけでは反応に強化が与えられる.
5.バイオフィードバックはオペラント条件づけによる技法である.
解答
1.○ 正しい.
2.× 道具的条件づけでは反応は自発される.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午前26〉
弁別学習に関係ないのはどれか.
1.誤反応要因説
2.行動対比
3.移行学習
4.見本合せ法
5.再学習法
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 再学習法は記憶研究法の一つである.
〈第14回 ST国試 午後25〉
技能学習について誤っているのはどれか.
1.知覚運動学習とも呼ばれる.
2.結果の知識は重要な要因である.
3.2段階で進行する.
4.熟練すると動作は自律的になっていく.
5.右手で学習した技能は左手に転移する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 技能学習は認知・連合・自律の3段階で進行する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午前26〉
技能学習における転移はどれか.2つ選べ.
1.事前に学習したことによってその後の学習が抑制される.
2.結果の知識を得たことによって学習が効率よく進行する.
3.部分的な技能が一連の動作にまとめあげられる.
4.指導者の見本動作を観察したことによって遂行の誤りが減少する.
5.一方の手で学習した技能が他方の手の学習に影響する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 結果の知識を得たことによって学習が効率よく進行するのは技能学習における練習である.
3.× 部分的な技能が一連の動作にまとめあげられるのは技能学習の分習法である.
4.× 指導者の見本動作を観察したことによって遂行の誤りが減少するのは観察学習である.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午前26〉
運動の学習について正しいのはどれか.
1.知覚運動学習では,知覚学習に続いて運動学習が行われる.
2.後行学習が先行学習に影響することを負の転移という.
3.運動要素間に協応が生じる.
4.利き手から非利き手への転移はない.
5.技能は顕在記憶である.
解答
1.× 知覚運動学習では,知覚学習と運動学習の協応によって行われる.
2.× 先行学習が後行学習に妨害的に影響することを負の転移という.
3.○ 正しい.
4.× 利き手から非利き手への両側性転移がある.
5.× 技能は潜在記憶である.
〈第16回 ST国試 午後26〉
Bandura,A.の社会的学習理論で重要な概念はどれか.
1.随伴性
2.即時性
3.強化量
4.分化強化
5.代理強化
解答
1.× 随伴性はオペラント条件づけの重要な概念である.
2.× 即時性はオペラント条件づけの重要な概念である.
3.× 強化量はオペラント条件づけの重要な概念である.
4.× 分化強化はオペラント条件づけの重要な概念である.
5.○ 正しい.
〈第17回 ST国試 午前26〉
社会的学習理論に関係ないのはどれか.
1.モデリング
2.学習性無力
3.代理強化
4.般化模倣
5.観察学習
解答
1.○ 正しい.
2.× 学習性無力は,セリグマンが提唱した学習理論である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午前26〉
社会的学習に関係ないのはどれか.
1.模倣
2.メタ認知
3.モデリング
4.代理強化
5.規範の取り込み
解答
1.○ 正しい.
2.× メタ認知は自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識することである.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第21回 ST国試 午前25〉
誤っている組合せはどれか.
1.群化 ――― 形の知覚
2.感覚遮断 ――― 弁別学習
3.符号化 ――― 記憶
4.洞察 ――― 問題解決
5.命題による表現 ――― 文の理解
解答
1.○ 正しい.
2.× 感覚遮断 ――― 幻覚
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午前27〉
誤っている組合せはどれか.
1.作動記憶 ――― Baddeley,A.
2.欲求階層 ――― Maslow,A.
3.主観的輪郭 ――― Weber,E.
4.学習性無力感 ――― Seligman,M.
5.認知的不協和 ――― Festinger,L.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 主観的輪郭 ――― Kanizsa,G.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第14回 ST国試 午前26〉
正しい組合せはどれか.
1.要求水準 ――― Kohler,W.
2.認知地図 ――― Tolman,E.C.
3.概念達成 ――― Bandura,A.
4.反応形成 ――― Bartlett,F.C.
5.洞察 ――― Skinner,B.F.
解答
1.× 要求水準 ――― Lewin,K.
2.○ 正しい.
3.× 概念達成 ――― Bruner,J.S.
4.× 反応形成 ――― Skinner,B.F.
5.× 洞察 ――― Kohler,W.
〈第18回 ST国試 午前27〉
誤っている組合せはどれか.2つ選べ.
1.Köhler,W.によるチンパンジーのバナナ取り実験 ――― 洞察学習
2.Thorndike,E.L.によるネコの問題箱からの脱出課題 ――― 弁別学習
3.Seligman,M.E.P.によるイヌの電撃逃避実験 ――― 試行錯誤学習
4.Tolman,E.C.によるラットの迷路学習 ――― 潜在学習
5.Bandura,A.による子供の人形遊び実験 ――― 観察学習
解答
1.○ 正しい.
2.× Thorndike,E.L.によるネコの問題箱からの脱出課題 ――― 試行錯誤学習
3.× Seligman,M.E.P.によるイヌの電撃逃避実験 ――― 学習性無力
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.