5.臨床歯科医学 2)口腔外科学 ②歯・口腔・顎・顔面の炎症,腫瘍,嚢胞,外傷

〈第13回 ST国試 午後17〉

急性根尖性歯周炎の続発症でないのはどれか. 
1.顎骨骨髄炎
2.口蓋膿瘍
3.辺縁性歯周炎
4.骨膜下膿瘍
5.口底蜂窩織炎

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 辺縁性歯周炎は歯周組織からの炎症であり,急性根尖性歯周炎の続発症でない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第25回 ST国試 午後11〉

歯根膜炎の波及による副鼻腔炎の好発部位はどれか. 
1.前頭洞
2.上顎洞
3.蝶形骨洞
4.前部篩骨洞
5.後部篩骨洞

解答

1.× 上顎洞は歯根膜炎,歯槽膿瘍,歯周炎に続発して炎症が好発する.
2.○ 正しい.
3.× 上顎洞は歯根膜炎,歯槽膿瘍,歯周炎に続発して炎症が好発する.
4.× 上顎洞は歯根膜炎,歯槽膿瘍,歯周炎に続発して炎症が好発する.
5.× 上顎洞は歯根膜炎,歯槽膿瘍,歯周炎に続発して炎症が好発する.


〈第14回 ST国試 午後17〉

歯性上顎洞炎について正しいのはどれか. 
1.咀嚼筋の運動が障害される.
2.頰部に板状硬結が発現する.
3.根尖病巣が主な原因である.
4.智歯周囲炎が続発する.
5.感染が拡大するとアフタ性口内炎になる.

解答

1.× 歯性上顎洞炎では咀嚼筋の運動が障害されない.
2.× 頰部に板状硬結が発現するのは放線菌症である.
3.○ 正しい.
4.× 智歯周囲炎に歯性上顎洞炎が続発する.
5.× アフタ性口内炎はベーチェット病で生じる.


〈第15回 ST国試 午後17〉

乳歯の根尖性歯周炎が原因で発症するのはどれか. 
1.斑状歯
2.ハッチンソンの歯
3.歯内歯
4.ターナーの歯
5.過剰歯

解答

1.× 斑状歯はフッ化物によって生じる歯冠表面の白濁を主体とするエナメル質再形成不全である.
2.× ハッチンソンの歯は先天性梅毒患者にみられる上顎中切歯端の半月状の歯冠形成不全である.
3.× 歯内歯は歯髄内に歯様物が生じる.
4.○ 正しい.
5.× 過剰歯は歯式以外の歯がみられる.


〈第20回 ST国試 午後17〉

口腔癌で誤っているのはどれか. 
1.全癌の約15%を占める.
2.女性より男性に多く発症する.
3.好発部位は舌である.
4.扁平上皮癌が多い.
5.頸部リンパ節に転移しやすい.

解答

1.× 口腔癌は全癌の約1%を占める.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第23回 ST国試 午後16〉

口腔内の前癌病変はどれか. 
1.白板症
2.線維腫
3.外骨腫
4.粘液嚢胞
5.帯状疱疹

解答

1.○ 正しい.
2.× 口腔内の前癌病変は白板症,紅板症,リバーススモーキング口蓋角化症などがある.
3.× 口腔内の前癌病変は白板症,紅板症,リバーススモーキング口蓋角化症などがある.
4.× 口腔内の前癌病変は白板症,紅板症,リバーススモーキング口蓋角化症などがある.
5.× 口腔内の前癌病変は白板症,紅板症,リバーススモーキング口蓋角化症などがある.


〈第15回 ST国試 午後16〉

歯原性腫瘍の特徴でないのはどれか. 
1.良性腫瘍である.
2.口腔軟組織に発生する.
3.非上皮性腫瘍である.
4.無痛性に発育する.
5.エックス線検査で発見される.

解答

1.○ 正しい.
2.× 歯原性腫瘍は歯性組織に発生する.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第11回 ST国試 午後16〉

エナメル上皮腫について正しいのはどれか. 
1.歯髄細胞から発生する.
2.組織はエナメル器に類似している.
3.上顎の大臼歯部に好発する.
4.エックス線所見で不透過像を示す.
5.増大する歯肉に潰瘍を形成する.

解答

1.× エナメル上皮腫はエナメル器に類似した組織から発生する.
2.○ 正しい.
3.× エナメル上皮腫は下顎骨内に好発する.
4.× エナメル上皮腫はエックス線所見で透過像を示す.
5.× エナメル上皮腫は顎骨の膨隆を呈する.


〈第13回 ST国試 午前18〉

エプーリスの原因となるのはどれか. 
1.ガルバニー電流
2.カンジタ感染症
3.再発性アフタ
4.不適合義歯
5.喫煙

解答

1.× ガルバニー電流は歯髄に疼痛を生じる.
2.× カンジタ感染症は白斑を主張とする非角化性病変である.
3.× 再発性アフタはベーチェット病により生じる.
4.○ 正しい.
5.× 喫煙は歯周病の原因である.


〈第14回 ST国試 午前18〉

口腔の軟組織に発生するのはどれか. 
1.含歯性嚢胞
2.鼻歯槽嚢胞
3.術後性上顎嚢胞
4.原始性嚢胞
5.歯根嚢胞

解答

1.× 含歯性嚢胞は顎骨内に発生する.
2.○ 正しい.
3.× 術後性上顎嚢胞は顎骨内に発生する.
4.× 原始性嚢胞は顎骨内に発生する.
5.× 歯根嚢胞は顎骨内に発生する.


〈第23回 ST国試 午後15〉

咬合異常をきたす骨折はどれか. 
1.鼻骨骨折
2.頰骨骨折
3.下顎骨骨折
4.Le FortⅠ型骨折
5.ブローアウト骨折

解答

1.× 鼻骨骨折では通鼻障害・嗅覚障害が生じる.
2.× 頰骨骨折では開口障害が生じる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× ブローアウト骨折では複視を生じる.


〈第18回 ST国試 午後7〉

複視を生じるのはどれか. 
1.ブローアウト骨折
2.Le FortⅠ型骨折
3.鼻骨骨折
4.下顎骨関節突起部骨折
5.頰骨弓骨折

解答

1.○ 正しい.
2.× Le FortⅠ型骨折では咬合異常を生じる.
3.× 鼻骨骨折では通鼻障害・嗅覚障害が生じる.
4.× 下顎骨関節突起部骨折では開口障害や咬合異常が生じる.
5.× 頰骨骨折では開口障害が生じる.


〈第13回 ST国試 午後15〉

耳前部の切創で損傷されるのはどれか. 
1.副神経
2.顔面神経
3.舌下神経
4.動眼神経
5.迷走神経

解答

1.× 耳前部の切創で損傷されるのは顔面神経である.
2.○ 正しい.
3.× 耳前部の切創で損傷されるのは顔面神経である.
4.× 耳前部の切創で損傷されるのは顔面神経である.
5.× 耳前部の切創で損傷されるのは顔面神経である.


〈第20回 ST国試 午前18〉

症状の発現部位について誤っている組合せはどれか. 
1.リガ・フェーデ病 ――― 舌下部
2.エプーリス ――― 口唇
3.吹き抜け骨折(ブローアウト骨折) ――― 眼窩
4.ヘルパンギーナ ――― 咽頭
5.ガマ種 ――― 口底

解答

1.○ 正しい.
2.× エプーリス ――― 歯肉
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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