〈第18回 ST国試 午後8〉
唾液腺疾患について正しいのはどれか.
1.唾石症は耳下腺に最も多く発症する.
2.流行性耳下腺炎では解熱すれば登校してよい.
3.唾液腺腫瘍で最も多いのはワルチン腫瘍である.
4.唾石症の特徴所見は摂食時の唾液腺腫張と疼痛である.
5.耳下腺腫瘍で顔面神経麻痺がなければ悪性を否定できる.
解答
1.× 唾石症は顎下腺に最も多く発症する.
2.× 流行性耳下腺炎では耳下腺の腫張消失後に登校してよい.
3.× 唾液腺腫瘍で最も多いのは多形性腫瘍である.
4.○ 正しい.
5.× 耳下腺腫瘍で顔面神経麻痺があれば悪性腫瘍の可能性が高いが,顔面神経麻痺が無くとも悪性を否定できない.
〈第13回 ST国試 午後16〉
顎関節症について誤っているのはどれか.
1.関節円板の変形がみられる.
2.開口時に雑音が生じる.
3.小下顎症様顔貌を呈する.
4.若年者に好発する.
5.構音障害の原因となる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 顎関節症では小下顎症様顔貌は呈さない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第18回 ST国試 午後17〉
顎関節症の症状でないのはどれか.
1.咀嚼筋の疼痛
2.口唇の感覚障害
3.顎関節部の疼痛
4.顎運動の不調
5.顎関節部の雑音
解答
1.○ 正しい.
2.× 顎関節症は顎関節痛・咀嚼筋痛・顎関節雑音・開口障害を主要症状である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午後16〉
開口障害を起こさないのはどれか.
1.破傷風
2.頰骨骨折
3.顔面神経麻痺
4.顎関節強直症
5.下顎智歯周囲炎
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 顔面神経麻痺では口輪筋麻痺による口唇閉鎖障害を起こす.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午後17〉
顎骨壊死に関連するのはどれか.2つ選べ.
1.高脂血症治療薬
2.抗菌薬
3.骨粗鬆症治療薬
4.抗血栓薬
5.高血圧症治療薬
解答
1.× 骨粗鬆症治療薬であるビスホスホネート製剤やデノスマブ,抗がん剤で用いる血管新生阻害薬などで顎骨壊死が生じる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 骨粗鬆症治療薬であるビスホスホネート製剤やデノスマブ,抗がん剤で用いる血管新生阻害薬などで顎骨壊死が生じる.
5.× 骨粗鬆症治療薬であるビスホスホネート製剤やデノスマブ,抗がん剤で用いる血管新生阻害薬などで顎骨壊死が生じる.
〈第24回 ST国試 午後17〉
口腔乾燥を生じるのはどれか.3つ選べ.
1.抗うつ薬
2.利尿薬
3.鎮咳薬
4.抗血栓薬
5.骨粗鬆症治療薬
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 抗血栓薬は出血傾向を生じる.
5.× 骨粗鬆症治療薬は顎骨壊死を生じる.
〈第11回 ST国試 午前18〉
口腔にメラニン色素沈着を起こすのはどれか.
1.扁平苔癬
2.ベーチェット病
3.顎放線菌症
4.帯状疱疹
5.アジソン病
解答
1.× 扁平苔癬は白斑を主徴とする角化病変を呈する.
2.× ベーチェット病は再発性アフタ性口内炎を呈する.
3.× 顎放線菌症は歯性感染症である.
4.× 帯状疱疹は水疱を呈する.
5.○ 正しい.
〈第21回 ST国試 午後17〉
ウイルス感染症はどれか.2つ選べ.
1.白板症
2.黒毛舌
3.疱疹性歯肉口内炎
4.手足口病
5.口腔カンジダ症
解答
1.× 白板症は前癌病変である.
2.× 黒毛舌は喫煙や化学物質などの慢性刺激,抗菌薬の長期投与などで生じる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 口腔カンジダ症は真菌感染症である.
〈第12回 ST国試 午後17〉
正しい組合せはどれか.
1.口腔扁平苔癬 ――― ウイルス感染
2.口腔カンジダ症 ――― 角化性病変
3.ガマ腫 ――― 粘液嚢胞
4.再発性アフタ ――― ダウン症候群
5.手足口病 ――― 細菌感染症
解答
1.× 口腔扁平苔癬 ――― 角化性病変
2.× 口腔カンジダ症 ――― 非角化性病変
3.○ 正しい.
4.× 再発性アフタ ――― ベーチェット病
5.× 手足口病 ――― ウイルス感染
〈第25回 ST国試 午前18〉
口腔粘膜の状態と原因との組合せで誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.コプリック斑 ――― 麻疹
2.リガフェーデ病 ――― 下顎先天歯
3.へルパンギーナ ――― 熱傷
4.フォーダイス斑 ――― 風疹
5.べドナーアフタ ――― 人工乳首
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× へルパンギーナ ――― コクサッキーウイルス感染症
4.× フォーダイス斑 ――― 皮脂腺
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午後16〉
埋伏歯と関係ないのはどれか.
1.歯胚位置異常
2.歯根吸収
3.不正歯列
4.含歯性嚢胞
5.下顎隆起
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 下顎隆起は下顎小臼歯部舌側歯槽骨部に生じた両側性骨隆起であり大きくなると舌運動や義歯に影響する.
〈第24回 ST国試 午前18〉
下顎枝の形成不全を特徴とするのはどれか.
1.ダウン症候群
2.ターナー症候群
3.第1第2鰓弓症候群
4.22q11.2欠失症候群
5.スタージ・ウェーバー症候群
解答
1.× ダウン症候群は特異顔貌,口蓋裂や巨舌症などを特徴とする.
2.× ターナー症候群は低身長や二次性徴の欠如などを特徴とする.
3.○ 正しい.
4.× 22q11.2欠失症候群は特異顔貌,口蓋裂あるいは鼻咽腔閉鎖不全,先天性心疾患などを特徴とする.
5.× スタージ・ウェーバー症候群は血管腫による顔面の母斑,てんかん,牛眼などを特徴とする.
〈第19回 ST国試 午後17〉
誤っている組合せはどれか.
1.ピエール・ロバン症候群 ――― 小下顎症
2.巨舌症 ――― 開咬症
3.粘膜下口蓋裂 ――― 鼻咽腔閉鎖不全
4.シェーグレン症候群 ――― 流涎症
5.リガ・フェーデ病 ――― 舌下面潰瘍
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× シェーグレン症候群 ――― 口腔乾燥症
5.○ 正しい.
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