3.耳鼻咽喉科学 3)口腔・咽頭・喉頭科学 ⑦気道異物

〈第15回 ST国試 午後11〉

気道閉塞に対し,気管内挿管より気管切開をした方がよいのはどれか.2つ選べ. 
1.乳児期
2.開口困難
3.頸椎損傷
4.泥酔状態
5.後鼻孔閉鎖

解答

1.× 乳幼児の気道閉塞に対して気管内挿管の方が望ましい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 泥酔状態の気道閉塞に対して気管内挿管で十分である.
5.× 後鼻孔閉鎖は後鼻孔開放手術を実施する.


〈第14回 ST国試 午後11〉

嚥下痛患者で緊急気道確保を必要とする疾患はどれか.3つ選べ. 
1.喉頭異物
2.急性喉頭蓋炎
3.咽後膿腫
4.多発性咽頭潰瘍
5.急性喉頭気管気管支炎

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 多発性咽頭潰瘍は嚥下痛を伴うが,気道閉塞を伴わないため緊急気道確保は必要ない.
5.× 急性喉頭気管気管支炎は嚥下痛も気道閉塞も伴わない.


〈第18回 ST国試 午前10〉

気管内異物の主な症状でないのはどれか.2つ選べ. 
1.流涎
2.咳嗽
3.窒息
4.喘鳴
5.嚥下痛

解答

1.× 流涎は口輪筋の麻痺などで見られる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 嚥下痛は咽頭・食道病変でみられる.


〈第13回 ST国試 午前14〉

気道異物による呼吸困難があるが,完全閉塞していないとき最も適切な処置はどれか. 
1.気管切開
2.口-口換気(mouth to mouth)
3.ハイムリッヒ法
4.気管支鏡で摘出
5.頭を下にして背中をたたく

解答

1.× 気管切開は気道異物により気道が完全閉塞しているときの処置である.
2.× 口-口換気は人口呼吸法である.
3.× ハイムリッヒ法は気道異物により気道が完全閉塞しているときの処置である
4.○ 正しい.
5.× 頭を下にして背中をたたくのは気道異物による呼吸困難への対処として不適切である.


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