〈第19回 ST国試 午後8〉
自我の境界性の異常を伴うのはどれか.
1.考想伝播
2.罪責妄想
3.観念奔逸
4.常同行動
5.支配観念
解答
1.○ 正しい.
2.× 罪責妄想は思考内容の障害である.
3.× 観念奔逸は思考過程(思路)の障害である.
4.× 常同行動は欲動および意志の障害である.
5.× 支配観念は思考体験様式の障害である.
〈第15回 ST国試 午前10〉
自己や外界に対して生き生きとした現実感が感じられなくなることで定義される症状はどれか.
1.離人症
2.妄想気分
3.思考奪取
4.白昼夢
5.昏迷
解答
1.○ 正しい.
2.× 妄想気分は,何かが起きている,起こりそうだと確信するが,その内容は不明瞭であり,動機なしに生ずる不気味な不安・恐怖感である.
3.× 思考奪取は,自分の考えが誰かに抜き取られていると感ずる体験である.
4.× 白昼夢は目覚めている状態で見る非現実的な空想である.
5.× 昏迷は,意志の発動が高度に障害されるため,意識は清明で外界は認知されているのに,精神的・身体的に反応することができない状態である.