〈第18回 ST国試 午前14〉
熱性痙攣で正しいのはどれか.
1.初発時期は新生児期である.
2.遺伝的要因を認める.
3.再発率は5%以下である.
4.発作持続時間は15分以上である.
5.発作後の麻痺を約60%に認める.
解答
1.× 熱性痙攣の初発時期は乳幼児期である.
2.○ 正しい.
3.× 熱性痙攣の再発率は30~40%である.
4.× 熱性痙攣の発作持続時間は1~2分程度である.
5.× 熱性痙攣の発作後には麻痺を認めない.
〈第22回 ST国試 午後7〉
熱性痙攣でてんかんが疑われるのはどれか.3つ選べ.
1.初発発作の年齢が7歳以上である.
2.家族歴がある.
3.初発発作が10分で止まる.
4.焦点性痙攣である.
5.痙攣が24時間以内に2回以上繰り返す.
解答
1.○ 正しい.
2.× 熱性痙攣には家族歴があるので,てんかんが疑われにくい.
3.× てんかんが疑われの初発発作は数分以内のため,,てんかんが疑われにくい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第15回 ST国試 午後7〉
注意して経過をみていく必要のある熱性痙攣患者はどれか.2つ選べ.
1.痙攣が1分間の全身強直間代痙攣であった.
2.痙攣を起こしたときの体温が40℃であった.
3.母親に熱性痙攣の既往があった.
4.兄に無熱性の痙攣の既往があった.
5.発達の遅れがみられる.
解答
1.× 痙攣が1分間の全身強直間代痙攣は熱性痙攣の通常の発作持続時間である.
2.× 痙攣を起こしたときの体温が40℃は熱性痙攣の通常の症状である.
3.× 熱性痙攣では家族性を認めるので母親に熱性痙攣の既往があっても問題ない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第17回 ST国試 午前8〉
小児の発作性疾患について正しいのはどれか.
1.熱性痙攣の多くは6歳までには自然軽快する.
2.小児欠伸発作は知能障害を併発する.
3.ウエスト症候群の好発時期は1歳半である.
4.乳幼児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)の児の知能発達は正常である.
5.憤怒痙攣は乳児の発達を阻害する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 小児欠伸発作は知能障害を併発しない.
3.× ウエスト症候群の好発時期は1歳未満である.
4.× 乳幼児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)の児の知能発達は遅滞する.
5.× 憤怒痙攣は乳児の発達を阻害しない.
〈第14回 ST国試 午後7〉
乳幼児にみられるてんかん症候群で正しいのはどれか.
1.ウエスト症候群では発達は正常である.
2.ウエスト症候群の好発年齢は1歳である.
3.レノックス・ガストー症候群では知能は正常である.
4.レノックス・ガストー症候群の発作は薬剤で良好にコントロールされる.
5.乳児重症ミオクロニーてんかんの初発症状は発熱時の痙攣重積である.
解答
1.× ウエスト症候群では精神運動発達遅延を伴う.
2.× ウエスト症候群の好発年齢は1歳未満である.
3.× レノックス・ガストー症候群は精神運動発達遅延を伴う.
4.× レノックス・ガストー症候群の発作は薬剤でのコントロールが難しい.
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午後14〉
誤っているのはどれか.
1.小児欠神てんかんでは知的発達は正常である.
2.ウエスト症候群では発達の遅れを合併する.
3.単純型熱性痙攣は家族性であることが多い.
4.痙攣重積発作では救急治療を要する.
5.憤怒痙攣は薬物治療が必要である.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 憤怒痙攣は薬物治療の必要はない.
〈第18回 ST国試 午前15〉
ウエスト症候群について正しいのはどれか.
1.学童期に発症する.
2.全身強直間代発作を認める.
3.脳波は正常である.
4.副腎皮質刺激ホルモンが有効である.
5.知能は正常である.
解答
1.× ウエスト症候群は1歳未満に発症する.
2.× ウエスト症候群は点頭発作を認める.
3.× ウエスト症候群は異常脳波のhypsarrhythmiaがみられる.
4.○ 正しい.
5.× ウエスト症候群は精神運動発達遅滞を伴う.
〈第26回 ST国試 午前9〉
ウエスト症候群について正しいのはどれか.
1.痙攣は発熱時におこる.
2.知的発達は正常である.
3.抗てんかん薬で発作は制御できる.
4.乳児期に好発する.
過呼吸で誘発されるのは欠神発作である.
解答
1.× 発熱時に痙攣がおこるのは熱性けいれんである.
2.× ウエスト症候群は精神運動発達遅滞を伴う.
3.× ウエスト症候群は副腎皮質刺激ホルモンが有効である.
4.○ 正しい.
5.× 5.過呼吸で脳波異常が誘発される.
〈第11回 ST国試 午前13〉
正しいのはどれか.2つ選べ.
1.単純型熱性痙攣は家族性にみられることが多い.
2.軽症下痢に引き続いておこる痙攣の予後は良好である.
3.欠神発作では知的障害を合併することが多い.
4.ランドー・クレフナー症候群の予後は良好である.
5.乳児重症ミオクロニーてんかんでは知的発達は正常である.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 欠神発作では知的障害を合併することはない.
4.× ランドー・クレフナー症候群は難治性てんかんのため予後不良である.
5.× 乳児重症ミオクロニーてんかんでは知的発達が遅れる.
〈第24回 ST国試 午前8〉
痙攣重積発作の対応で正しいのはどれか.
1.頰をたたいて大声で声かけをする.
2.身体をゆする.
3.舌を嚙まないように口の中に指を入れる.
4.身体を押さえつける.
5.呼吸しやすいように衣服のボタンを外す.
解答
1.× 痙攣重積発作時は,身体を叩いたりゆすったり押さえつけたり,大声をかける,口を無理に開いて物を入れたりしてはならない.
2.× 痙攣重積発作時は,身体を叩いたりゆすったり押さえつけたり,大声をかける,口を無理に開いて物を入れたりしてはならない.
3.× 痙攣重積発作時は,身体を叩いたりゆすったり押さえつけたり,大声をかける,口を無理に開いて物を入れたりしてはならない.
4.× 痙攣重積発作時は,身体を叩いたりゆすったり押さえつけたり,大声をかける,口を無理に開いて物を入れたりしてはならない.
5.○ 正しい.