1.基礎医学 3)循環器・呼吸器 ②呼吸器

〈第23回 ST国試 午前3〉

スパイロメトリーで測定できるのはどれか.3つ選べ. 
1.1秒率
2.換気率
3.残気量
4.肺活量
5.1回換気量

解答

1.○ 正しい.
2.× 換気率は呼気ガス分析器で測定する.
3.× スパイロメトリーで残気量,機能的残気量は測定できない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第23回 ST国試 午後23〉

肺容積と容量について図に示す.Aはどれか. 

1.肺活量
2.1秒量
3.深呼気量
4.全肺気量
5.機能的残気量

解答

1.○ 吸気予備量+1回換気量+呼気予備量=肺活量である.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第18回 ST国試 午前19〉

18A019表から計算される肺活量はどれか. 

1.4,500ml
2.4,000ml
3.3,500ml
4.3,000ml
5.2,500ml

解答

1.× 誤り.
2.○ 肺活量=一回換気量+吸気予備量+呼気予備量である.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第26回 ST国試 午後19〉

フローボリューム曲線を示す.閉塞性障害はどれか.

1.A
2.B
3.C
4.D
5.E

解答

1.○ 正しい.
2.× B:上気道閉塞
3.× C:拘束性換気障害
4.× 誤り.
5.× E:混合性換気障害


〈第15回 ST国試 午前19〉

正しいのはどれか. 
1.肺側胸膜は肺の表面を覆う.
2.壁側胸膜は胸郭の外面を覆う.
3.肺の実質と肺側胸膜の間を胸膜腔という.
4.肋骨は13対ある.
5.肋間筋を支配する胸神経は12対ある.

解答

1.○ 正しい.
2.× 壁側胸膜は胸郭の内面を覆う.
3.× 壁側胸膜と肺側胸膜の間を胸膜腔という.
4.× 肋骨は12対ある.
5.× 肋間筋を支配する胸神経は11対ある.


〈第22回 ST国試 午前2〉

正しいのはどれか. 
1.左肺は右肺より小さい.
2.気管の後壁に軟骨がある.
3.左主気管支は右主気管支より短い.
4.左主気管支の走行は右主気管支より垂直に近い.
5.肺胞には軟骨がある.

解答

1.○ 正しい.
2.× 気管の前壁と側壁に軟骨がある.
3.× 右主気管支は左主気管支より短い.
4.× 右主気管支の走行は左主気管支より垂直に近い.
5.× 肺胞には軟骨がない.


〈第12回 ST国試 午前3〉

正しいのはどれか. 
1.気管の長さは約20cmである.
2.気管支と気管軸のなす角は右より左で大きい.
3.右肺は2葉からなる.
4.肺葉は12の肺区域に分けられる.
5.肺胞で取り込まれた酸素は肺動脈で運び出される.

解答

1.× 気管の長さは約10cmである.
2.○ 正しい.
3.× 右肺は3葉からなる.
4.× 肺葉は右10・左9肺区域に分けられる.
5.× 肺胞で取り込まれた酸素は肺静脈で運び出される.


〈第11回 ST国試 午後20〉

誤っているのはどれか. 
1.安静呼吸では呼気筋は活動しない.
2.変声前は胸式呼吸が一般的である.
3.酸素を体内に取り込み炭酸ガスを排出することを外呼吸という.
4.横隔膜の筋肉は横紋筋である.
5.壁側胸膜と肺側胸膜とは互いに接している.

解答

1.○ 正しい.
2.× 変声前であっても胸腹式呼吸が一般的である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第24回 ST国試 午前19〉

誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.吸気筋は胸腔を拡大させる.
2.横隔膜は吸気筋である.
3.腹直筋は吸気筋である.
4.内肋間筋は吸気筋である.
5.胸鎖乳突筋は呼吸補助筋となる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 腹直筋は呼気筋である.
4.× 内肋間筋は呼気筋である.
5.○ 正しい.


〈第18回 ST国試 午前3〉

努力性吸気に関与しないのはどれか. 
1.外肋間筋
2.腹直筋
3.横隔膜
4.胸鎖乳突筋
5.前斜角筋

解答

1.○ 正しい.
2.× 腹直筋は努力呼気筋である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第15回 ST国試 午後4〉

安静吸気で起こるのはどれか. 
1.胸郭縮小
2.横隔膜収縮
3.残気量の減少
4.腹筋収縮
5.声門閉鎖

解答

1.× 安静吸気で胸郭は拡大する.
2.○ 正しい.
3.× 安静吸気では残気量は変化しない.
4.× 安静吸気で腹筋は弛緩する.
5.× 安静吸気では声門は中間位である.


〈第13回 ST国試 午前19〉

横隔膜について正しいのはどれか. 
1.構成する筋は横紋筋である.
2.支配神経は迷走神経である.
3.息こらえで活動する.
4.声の高さの調節に関与している.
5.変声期で急激に大きくなる.

解答

1.○ 正しい.
2.× 横隔膜の支配神経は横隔神経である.
3.× 横隔膜は息こらえで静止する.
4.× 声の高さの調節に関与しているのは輪状甲状筋である.
5.× 横隔膜は変声期で急激に大きくなることはない.


〈第20回 ST国試 午前20〉

横隔神経の出る部位はどれか. 
1.橋
2.延髄
3.頸髄
4.胸髄
5.腰髄

解答

1.× 横隔神経は頸髄(第3~5頸神経)からおこる.
2.× 横隔神経は頸髄(第3~5頸神経)からおこる.
3.○ 正しい.
4.× 横隔神経は頸髄(第3~5頸神経)からおこる.
5.× 横隔神経は頸髄(第3~5頸神経)からおこる.


〈第26回 ST国試 午後2〉

縦隔にないのはどれか. 
1.肺
2.気管
3.食道
4.心臓
5.胸腺

解答

1.× 縦隔には心臓,大血管,気管・気管支,食道,胸腺などがある.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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