第2章 理学療法の基本 06)関連法規 ②介護保険制度

〈第57回 PT国試 午前49〉

介護保険制度について正しいのはどれか. 
1.利用者はケアプランの作成にかかる費用の1割を負担する.
2.要支援者は介護予防サービスを受けることができる.
3.医療保険加入者は20歳から介護保険料を支払う.
4.要支援者は施設サービスを利用できる.
5.保険者は厚生労働省である.

解答

1.× ケアプランの作成にかかる費用の利用者負担はない.
2.○ 正しい.
3.× 医療保険加入者は40歳から介護保険料を支払う.
4.× 要支援者は施設サービスを利用できない.
5.× 保険者は市区町村である.


〈第52回 PT国試 午後47〉

介護保険制度について誤っているのはどれか. 
1.在宅介護を推進する.
2.健康の保持や増進に努力する.
3.20歳以上の全国民が加入する.
4.高齢者の自己決定権を尊重する.
5.ノーマライゼーションを実現する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 介護保険制度は40歳以上の全国民が加入する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第50回 PT国試 午前50〉

介護保険制度で正しいのはどれか. 
1.第1号被保険者は40~64歳までが該当する.
2.要介護認定の申請は都道府県に対して行う.
3.要介護認定の判定の際,主治医意見書は必要ない.
4.介護支援専門員は介護サービス計画を作成する.
5.要支援1では地域密着型介護予防サービスの給付はない.

解答

1.× 介護保険の第2号被保険者は40~64歳までが該当する.
2.× 介護保険制度では要介護認定の申請は市区町村に対して行う.
3.× 介護保険制度では要介護認定の判定の際,主治医意見書が必要である.
4.○ 正しい.
5.× 介護保険の要支援1では地域密着型介護予防サービスが給付される.


〈第58回 PT国試 午後21〉

介護保険制度で第2号被保険者がサービス利用可能となるのはどれか. 
1.多発性硬化症
2.統合失調症
3.腱板損傷
4.白内障
5.末期癌

解答

1.× 多発性硬化症は特定疾病でない.
2.× 統合失調症は特定疾病でない.
3.× 腱板損傷は特定疾病でない.
4.× 白内障は特定疾病でない.
5.○ 正しい.


〈第51回 PT国試 午後48〉

介護保険制度の考え方として特に重視されているのはどれか. 
1.家族による介護
2.公設介護施設の建設
3.市町村による介護プランの作成
4.入所型施設サービス
5.予防とリハビリテーション

解答

1.× 介護保険制度では社会全体での支えあいを重視している.
2.× 介護保険制度では在宅医療・介護を重視している.
3.× 介護保険制度では介護支援専門員が介護プランの作成をする.
4.× 介護保険制度では入所型施設サービスよりも在宅医療・介護を重視している.
5.○ 正しい.


〈第47回 PT国試 午後20〉

要介護認定の手続きを図に示す.図のA~C に入る語句の組合せで正しいのはどれか. 

1.A:訪問面接評価,B:介護認定審査会,C:主治医の意見書
2.A:訪問面接評価,B:主治医の意見書,C:介護認定審査会
3.A:主治医の意見書,B:訪問面接評価,C:介護認定審査会
4.A:主治医の意見書,B:介護認定審査会,C:訪問面接評価
5.A:介護認定審査会,B:主治医の意見書,C:訪問面接評価

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第52回 PT国試 午前47〉

要介護認定の審査で,要支援2と要介護1の違いを判定する要素はどれか. 
1.歩行速度
2.対象者の意欲
3.状態の不安定性
4.家族の介護負担感
5.要介護認定等基準時間

解答

1.× 要支援2と要介護1の違いは歩行速度で判断しない.
2.× 要支援2と要介護1の違いは対象者の意欲で判断しない.
3.○ 正しい.
4.× 要支援2と要介護1の違いは家族の介護負担感で判断しない.
5.× 要支援2と要介護1の要介護認定等基準時間は同じである.


〈第56回 PT国試 午前22〉

65歳以上の要介護者または要支援の認定を受けた人で介護が必要となった原因の割合(平成28年度国民生活基礎調査)が最も高いのはどれか. 
1.糖尿病
2.認知症
3.関節疾患
4.骨折・転倒
5.高齢による衰弱

解答

1.× 誤り.
2.○ 介護が必要となった原因の割合(平成28年度)の1位は認知症,2位脳血管障害,3位高齢による衰弱である.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第58回 PT国試 午前48〉

介護保険制度の福祉用具貸与品目はどれか. 
1.腰掛便座
2.特殊寝台
3.短下肢装具
4.シャワーチェア
5.携帯用会話補助装置

解答

1.× 腰掛便座は介護保険制度の購入費支給品目である.
2.○ 正しい.
3.× 短下肢装具は障害者総合支援法による補装具費の給付対象である.
4.× シャワーチェアは介護保険制度の購入費支給品目である.
5.× 携帯用会話補助装置は障害者総合支援法による日常生活用具の給付対象である.


〈第55回 PT国試 午前50〉

介護保険法で貸与の対象とならないのはどれか. 
1.車椅子
2.歩行器
3.スロープ
4.体位変換器
5.ポータブルトイレ

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× ポータブルトイレは介護保険における貸与の対象とならない.


〈第48回 PT国試 午後27〉

要介護3で介護保険における貸与の対象とならないのはどれか. 
1.T字杖
2.ロフストランド杖
3.4脚杖
4.歩行器
5.車椅子

解答

1.× T字杖は介護保険における貸与の対象とならない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第59回 PT国試 午前41〉

介護保険制度の特定福祉用具販売に係る給付対象品目はどれか. 
1.スライディングボード
2.移動用リフトの吊具
3.ロフストランド杖
4.ベッド用手すり
5.歩行器

解答

1.× スライディングボードは介護保険における貸与対象品目である.
2.○ 正しい.
3.× ロフストランド杖は介護保険における貸与対象品目である.
4.× ベッド用手すりは介護保険における貸与対象品目である.
5.× 歩行器は介護保険における貸与対象品目である.


〈第54回 PT国試 午後50〉

介護保険制度における福祉用具貸与で,要支援1の者が給付対象となる福祉用具はどれか. 
1.T字杖
2.手すり
3.車椅子
4.特殊寝台
5.移動用リフト

解答

1.× T字杖は福祉用具貸与の給付対象に含まれない.
2.○ 正しい.
3.× 車椅子は要介護2~5の者が福祉用具貸与の給付対象となる.
4.× 特殊寝台は要介護2~5の者が福祉用具貸与の給付対象となる.
5.× 移動用リフトは要介護2~5の者が福祉用具貸与の給付対象となる.


〈第59回 PT国試 午後44〉

介護保険制度で対象外の住宅改修はどれか. 
1.浴室段差の解消
2.階段昇降機の設置
3.外階段に手すりの設置
4.トイレ扉を引き戸に交換
5.和式便座を洋式便座に交換

解答

1.○ 正しい.
2.× 介護保険制度の住宅改修の対象は,①手すりの取付け,②段差の解消,③床又は通路面の材料の変更,④扉の取替え,⑤便器の取替え,⑥付帯して必要となる住宅改修である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試 午前50〉

介護保険制度の対象となるのはどれか. 
1.居室の増築
2.廊下幅の拡張
3.照明器具の変更
4.床面材料の変更
5.寝室スペースの増築

解答

1.× 居室の増築は介護保険制度の対象とならない.
2.× 廊下幅の拡張は介護保険制度の対象とならない.
3.× 照明器具の変更は介護保険制度の対象とならない.
4.○ 正しい.
5.× 寝室スペースの増築は介護保険制度の対象とならない.


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