第2章 理学療法の基本 02)医療倫理・EBM ③ガイドライン

〈第49回 PT国試 午前49〉

診療ガイドラインについて正しいのはどれか. 
1.理学療法に関するガイドラインは存在しない.
2.世界で統一の方法を示したものではない.
3.エビデンスレベルは統計的に計算される.
4.主に評価と診断の妥当性を示している.
5.推奨グレードに従う義務がある.

解答

1.× 理学療法に関するガイドラインは存在する.
2.○ 正しい.
3.× 診療ガイドラインのエビデンスレベルは根拠の信頼度により段階づけされている.
4.× 診療ガイドラインは診療上の重要度の高い医療行為について,科学的根拠に基づき,患者と医療者の意思決定を支援するために最適と考えられる推奨を含む文書である.
5.× 診療ガイドラインに示されるのは一般的な診療方法であり,推奨グレードに従う義務はない.


〈第53回 PT国試 午前22〉

理学療法診療ガイドライン第1版(日本理学療法士協会)における理学療法介入の推奨グレード分類で,「行わないように勧められる科学的根拠がない」に該当する推奨グレードはどれか. 
1.A
2.B
3.C1
4.C2
5.D

解答

1.× A:行うように勧められる強い科学的根拠がある
2.× B:行うように勧められる科学的根拠がある
3.× C1:行うように勧められる科学的根拠がない
4.○ 正しい.
5.× D:無効性や害を示す科学的根拠がある


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