第1章 理学療法の基礎 03)姿勢・動作分析 ①アライメントと重心線

〈第49回 PT国試 午後46〉

成人の静止立位で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.体重心線は膝関節軸の前方を通る.
2.体重心は床から身長の45%の高さにある.
3.頭部の重心線は環椎後頭関節の後方を通る.
4.身長に対する体重心の相対的位置は小児より低い.
5.足関節にかかる重力のモーメントは底屈モーメントである.

解答

1.○ 正しい.
2.× 体重心は男性では床から身長約56%,女性では約55%の高さにある.
3.× 頭部の重心線は乳様突起(耳垂のやや後方)を通る.
4.○ 正しい.
5.× 静止立位において足関節にかかる重力のモーメントは背屈モーメントである.


〈第58回 PT国試 午前2〉

立位姿勢から膝関節を屈曲し,体幹を前傾させて静止した姿勢を図に示す.床反力ベクトルの作用線の向きが正しいのはどれか.ただし,矢印は力の向き,点線はその延長線を示す. 

1.a
2.b
3.c
4.d
5.e

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ c:床反力ベクトルの作用線は足部の重心位置(外果の5~6cm前方)と身体重心を結ぶ線上となる.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


Back | 【第1章 理学療法の基礎 目次】 | Next