第4章 装具学 01)下肢装具 ①部品

〈第41回 PT国試 午前91〉

義肢装具の素材とその特徴との組合せで誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.カーボン繊維 ――― 引っ張り強度に優れるが高価である.
2.シリコン ――― 弾力性に優れるが皮膚への刺激が強い.
3.ポリプロピレン ――― 軽量で加熱によって硬化する.
4.チタン ――― 堅固で腐食しにくい.
5.アルミニウム ――― 軽量であるが腐食しやすい.

解答

1.○ 正しい.
2.× シリコン ――― 弾力性に優れ,皮膚への刺激が少ない.
3.× ポリプロピレン ――― 軽量で熱可撓性プラスチックである.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第45回 PT国試 午前17〉

膝継手の名称で正しいのはどれか.2つ選べ. 

1.オフセット
2.リングロック
3.ファンロック
4.スイスロック
5.遊動

解答

1.○ 正しい.
2.× ダイヤルロックである.
3.× リングロックである.
4.○ 正しい.
5.× 伸展制限付膝継手である.


〈第57回 PT国試 午前30〉

短下肢装具の足継手機能のうち背屈補助が適応となるのはどれか. 
1.足関節捻挫
2.外反扁平足
3.下垂足
4.膝折れ
5.踵足

解答

1.× 足関節捻挫は背屈補助の適応とならない.
2.× 外反扁平足は背屈補助の適応とならない.
3.○ 正しい.
4.× 膝折れは背屈制動が適応となる.
5.× 踵足は背屈制動が適応となる.


〈第55回 PT国試 午後30〉

下肢の異常と金属支柱付き短下肢装具の足継手の設定との組合せで正しいのはどれか. 
1.尖足 ――― 前方制動
2.反張膝 ――― 遊動
3.立脚時の膝折れ ――― 前方制動
4.下腿三頭筋の痙縮 ――― 遊動
5.前脛骨筋の弛緩性麻痺 ――― 遊動

解答

1.× 尖足 ――― 後方制動
2.× 反張膝 ――― 後方制動
3.○ 正しい.
4.× 下腿三頭筋の痙縮 ――― 後方制動
5.× 前脛骨筋の弛緩性麻痺 ――― 前方制動


〈第59回 PT国試 午前39〉

下肢の異常と金属支柱付き短下肢装具の足継手設定との組合せで正しいのはどれか. 
1.尖足 ――― 前方制動
2.反張膝 ――― 前方制動
3.立脚期の膝折れ ――― 前方制動
4.下腿三頭筋の痙縮 ――― 遊動
5.前脛骨筋の弛緩性麻痺 ――― 遊動

解答

1.× 尖足 ――― 後方制動
2.× 反張膝 ――― 後方制動
3.○ 正しい.
4.× 下腿三頭筋の痙縮 ――― 後方制動
5.× 前脛骨筋の弛緩性麻痺 ――― 前方制動


〈第47回 PT国試 午前38〉

装具の足継手の説明で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.前方制動式は底屈を抑制する.
2.たわみ式は底背屈の両方に抵抗を生じる.
3.遊動式は底背屈の可動範囲を設定することができる.
4.クレンザックはバネの反発力によって底屈を補助する.
5.ダブルクレンザックは制動範囲の再調節が困難である.

解答

1.× 前方制動式は背屈を抑制する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× クレンザックはバネの反発力によって背屈を補助する.
5.× ダブルクレンザックは制動範囲の再調節が容易である.


〈第59回 PT国試 午後8〉

図のようなクレンザック継手の機能で正しいのはどれか.2つ選べ. 

1.背屈補助
2.背屈遊動
3.底屈制限
4.底屈制動
5.底屈補助

解答

1.× 前方制動式は背屈を抑制する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× バネが挿入されたクレンザック継手は底屈制動の機能をもつ.
5.× バネが挿入された逆クレンザック継手は底屈補助の機能をもつ.


〈第49回 PT国試 午前17〉

背屈0~20°の範囲で自由に可動するように設定されている足継手を図に示す.この継手を,背屈5~20°で可動するように再調整する場合に,最初に動かすのはどれか. 

1.①
2.②
3.③
4.④
5.⑤

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 現在の設定から更に底屈制限をするためには⑤を押し込むため,まず④を緩める.
5.× 誤り.


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