第3章 義肢学 04)大腿義足のアライメント ①ベンチ・スタティックアライメント

〈第46回 PT国試 午前44〉

大腿義足ソケットの初期屈曲角で正しいのはどれか. 
1.腸腰筋が最も効率的に働くように設定する.
2.短断端例では標準断端よりも角度を小さくする.
3.切断側股関節の最大伸展角度に5°加えた角度に設定する.
4.角度の不足によって過度の腰椎後弯が生じる.
5.角度の過大によって過度の膝継手不安定が生じる.

解答

1.× 大腿義足ソケットの初期屈曲角は大殿筋が最も効率的に働くように設定する.
2.× 短断端例では標準断端よりも初期屈曲角を大きくする.
3.○ 正しい.
4.× 大腿義足ソケットの初期屈曲角不足によって過度の腰椎前弯が生じる.
5.× 大腿義足ソケットの初期屈曲角の過大によって過度の膝継手安定が生じる.


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