第2章 物理療法学 08)各疾患に対する物理療法 ④その他

〈第48回 PT国試 午後6〉

10歳の男児.なわ跳びの練習後から踵部の圧痛と逃避性跛行がみられた.単純エックス線写真を示す.疼痛緩和を目的に行う物理療法で誤っているのはどれか.

1.赤外線
2.超音波
3.ホットパック
4.パラフィン浴
5.運動後のアイシング

解答

1.○ 正しい.
2.× 超音波の骨端線への照射は成長障害の原因となる可能性があるため禁忌である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第53回 PT国試 午後13〉

25歳の男性.野球の試合で走塁中に大腿後面に違和感と痛みが生じた.直後に整形外科を受診したところ,大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった.この時点での物理療法で適切なのはどれか. 
1.交代浴
2.極超短波
3.アイシング
4.ホットパック
5.パラフィン浴

解答

1.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるため交代浴は適切でない.
2.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるため極超短波は適切でない.
3.○ 正しい.
4.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるためホットパックは適切でない.
5.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるためパラフイン浴は適切でない.


〈第45回 PT国試 午後8〉

25歳の男性.野球の試合で走塁中に大腿後面に違和感と痛みとを生じた.近くの整形外科を受診したところ,大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった.物理療法で適切なのはどれか. 
1.交代浴
2.極超短波
3.アイシング
4.ホットパック
5.パラフイン浴

解答

1.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるため交代浴は適切でない.
2.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるため極超短波は適切でない.
3.○ 正しい.
4.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるためホットパックは適切でない.
5.× 急性期であり炎症を増悪する可能性があるためパラフイン浴は適切でない.


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