第2章 物理療法学 02)温熱療法 ③伝導熱

〈第43回 PT国試 午前58〉

パラフィン療法で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.パラフィンの比熱は大きい.
2.パラフィンは引火性がある.
3.身体の深部温度の上昇効果が高い.
4.肩,膝など近位部には使用できない.
5.温度を55~60℃に設定する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× パラフィン療法は身体の表層温度の上昇効果が高い.
4.× パラフィン療法では肩,膝など近位部には塗布法やパラフィンパックを用いる.
5.× パラフィン療法は浴槽内温度を51~54℃に設定する.


〈第41回 PT国試 午前54〉

パラフィンの被膜層を作って暖める方法(グローブ法)で正しいのはどれか. 
1.浴槽内の温度は56~57℃である.
2.被膜は2~4層を重ねる.
3.浸ける深さは順次深くする.
4.裂けた被膜の上に被膜層を重ねる.
5.湿熱効果が期待できる.

解答

1.× パラフィンのグローブ法における浴槽内の温度は51~54℃である.
2.× パラフィンのグローブ法では被膜は7~10層を重ねる.
3.× パラフィンのグローブ法では浸ける深さは順次浅くする.
4.× パラフィンのグローブ法では裂けた被膜の上に被膜層を重ねると熱傷を起こすため,最初からやり直す.
5.○ 正しい.


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