第1章 運動療法 03)全身持久力運動 ②持久力トレーニング

〈第49回 PT国試 午後44〉

トレーニングについて誤っているのはどれか. 
1.サーキットトレーニングでは全身的な持久力が増大する.
2.レジスタンストレーニングでは有酸素トレーニングと比べて血圧が上昇する.
3.インターバルトレーニングでは持続トレーニングと比べて心臓への負担が増大する.
4.トレッドミルトレーニングでは歩行速度と傾斜角度によって運動強度を調整できる.
5.エルゴメータトレーニングでは全身的なトレーニングと比べて局所筋の疲労感が出現する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× インターバルトレーニングは高負荷な運動1分間と積極的休息としての緩やかな運動1~2分間を10回前後休まずに繰り返すため,持続トレーニングと比べて心臓への負担が減少する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第57回 PT国試 午後36〉

全身持久力トレーニングの効果で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.最大心拍出量は減少する.
2.末梢血管抵抗は増加する.
3.最大酸素摂取量は増加する.
4.同じ運動強度での換気量は減少する.
5.嫌気性代謝閾値が出現する運動強度が低下する.

解答

1.× 全身持久力トレーニングの効果として最大心拍出量は増加する.
2.× 全身持久力トレーニングの効果として末梢血管抵抗は低下する.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 全身持久力トレーニングの効果として嫌気性代謝閾値が出現する運動強度が増加する.


〈第52回 PT国試 午後37〉

持久力トレーニングの効果として正しいのはどれか. 
1.呼吸数の増加
2.1回拍出量の減少
3.安静時心拍数の減少
4.末梢血管抵抗の増加
5.最大酸素摂取量の減少

解答

1.× 持久力トレーニングの効果として呼吸数は減少する.
2.× 持久力トレーニングの効果として1回拍出量は増加する.
3.○ 正しい.
4.× 持久力トレーニングの効果として末梢血管抵抗は減少する.
5.× 持久力トレーニングの効果として最大酸素摂取量は増加する.


〈第50回 PT国試 午後42〉

全身持久力トレーニングの長期効果について誤っているのはどれか. 
1.血圧の低下
2.心拍出量の増加
3.最大酸素摂取量の増加
4.骨格筋毛細血管密度の減少
5.動静脈酸素含有量較差の増加

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 全身持久力トレーニングの長期効果として,骨格筋毛細血管密度は増加する.
5.○ 正しい.


〈第44回 PT国試 午前74〉

有酸素運動を用いたトレーニングの効果で正しいのはどれか. 
1.運動時の心拍数の増加
2.嫌気性代謝閾値の下降
3.安静時の二重積の増加
4.骨格筋毛細血管密度の減少
5.同一運動負荷での換気量の減少

解答

1.× 有酸素運動を用いたトレーニングの効果として(同一負荷の)運動時心拍数は低下する.
2.× 有酸素運動を用いたトレーニングの効果として嫌気性代謝閾値は上昇する.
3.× 有酸素運動を用いたトレーニングの効果として安静時の二重積(心機能)=収縮期血圧×心拍数は減少する.
4.× 有酸素運動を用いたトレーニングの効果として骨格筋毛細血管密度は増加する.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試 午後40〉

全身持久力トレーニングの効果で減少するのはどれか. 
1.最大心拍出量
2.筋の毛細血管数
3.嫌気性代謝閾値
4.動静脈酸素含有量格差
5.同じ運動強度での換気量

解答

1.× 全身持久力トレーニングの効果として最大心拍出量は増加する.
2.× 全身持久力トレーニングの効果として筋の毛細血管数は増加する.
3.× 全身持久力トレーニングの効果として嫌気性代謝閾値は増加する.
4.× 全身持久力トレーニングの効果として動静脈酸素含有量格差は増加する.
5.○ 正しい.


〈第54回 PT国試 午後23〉

継続的な持久力運動で低下するのはどれか. 
1.中性脂肪
2.筋内毛細血管数
3.最大酸素摂取量
4.インスリン感受性
5.筋内ミトコンドリア量

解答

1.○ 正しい.
2.× 継続的な持久力運動で筋内毛細血管数は増加する.
3.× 継続的な持久力運動で最大酸素摂取量は増加する.
4.× 継続的な持久力運動でインスリン感受性は増加する.
5.× 継続的な持久力運動で筋内ミトコンドリア量は増加する.


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