第6章 内部障害理学療法学 05)老年期障害 ⑥転倒

〈第56回 PT国試 午前43〉

高齢者の転倒で生じやすいのはどれか. 
1.距骨骨折
2.脛骨骨折
3.肩甲骨骨折
4.踵骨骨折
5.橈骨骨折

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 高齢者の転倒で生じやすい骨折は橈骨骨折,上腕骨近位端骨折,椎体圧迫骨折,大腿骨頸部骨折である.


〈第53回 PT国試 午後37〉

高齢者の転倒リスクに関連性が低いのはどれか. 
1.男性
2.視力障害
3.下肢筋力低下
4.認知機能低下
5.複数回転倒の既往

解答

1.× 高齢者の転倒リスクに性差は含まれない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第43回 PT国試 午前97〉

高齢者の転倒について誤っているのはどれか. 
1.向精神薬の内服は危険因子の一つである.
2.片麻痺合併者では患側の骨折を合併しやすい.
3.開眼片足立ち時間は転倒リスクの指標として用いられる.
4.転倒高リスク群ではTUG(Timed up and go test)時間が短い.
5.ヒッププロテクターは大腿骨頸部骨折の予防に用いられる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 高齢者の転倒高リスク群はTUG時間が長い.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試 午後20〉

80歳の女性.脳血管障害発症後5年,要介護2.杖歩行は自立しているが,転倒予防を目的に通所リハビリテーションでの理学療法が開始された.転倒リスクの評価として適切なのはどれか. 
1.FBS
2.KPS〈Karnofsky performance scale 〉
3.PGCモラールスケール
4.SIAS
5.WCST

解答

1.○ 正しい.
2.× KPS〈Karnofsky performance scale 〉はがん患者の身体機能評価尺度である.
3.× PGCモラールスケールはQOLの評価尺度である.
4.× SIASは脳卒中片麻痺の機能評価法である.
5.× WCSTは前頭葉機能検査である.


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