〈第57回 PT国試 午前47〉
慢性腎臓病について正しいのはどれか.
1.若年者に多い.
2.血清クレアチニンは筋量に影響を受ける.
3.蛋白尿の評価には随時尿のみ用いられる.
4.レジスタンストレーニングは禁忌である.
5.推算糸球体濾過量(eGFR)は4つの段階に分類される.
解答
1.× 慢性腎臓病は高齢者に多い.
2.○ 正しい.
3.× 蛋白尿の評価には随時尿と24時間畜尿が用いられる.
4.× レジスタンストレーニングは慢性腎臓病に適応となる.
5.× 推算糸球体濾過量(eGFR)は5つの段階に分類される.
〈第49回 PT国試 午前42〉
慢性腎臓病患者に対する生活指導で制限する必要がないのはどれか.
1.飲酒量(アルコール量)
2.水分摂取量
3.食塩摂取量
4.蛋白摂取量
5.日常の身体活動量
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 慢性腎臓病患者は日常の身体活動量を制限する必要がない.
〈第52回 PT国試 午前44〉
慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか.
1.運動によって腎血流は増加する.
2.血液透析日にも運動療法が行われる.
3.運動療法によって糸球体濾過量が改善する.
4.下肢の浮腫には起立台での起立練習が有効である.
5.病期分類ステージ5の症例では5~6METsの運動が適応となる.
解答
1.× 運動時は腎血流が減少する.
2.○ 正しい.
3.× 運動療法によって糸球体濾過量は改善できない.
4.× 下肢の浮腫は起立台での起立訓練により増悪する.
5.× 病期分類ステージ5の症例はADL維持を目的とした軽負荷の運動が適応となる.
〈第47回 PT国試 午前48〉
慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか.
1.高血圧症合併例では等尺性運動を避ける.
2.運動負荷の指標に自覚的強度は適切でない.
3.腹膜透析(CAPD)導入後は歩行訓練を避ける.
4.むずむず足症候群では下肢運動は禁忌となる.
5.下肢の浮腫には起立台での起立訓練が有効である.
解答
1.○ 正しい.
2.× 慢性腎不全患者の運動療法は運動負荷の指標に自覚的強度を用いる.
3.× 腹膜透析(CAPD)導入後も歩行訓練を継続する.
4.× むずむず足症候群は下肢運動により症状が軽減する.
5.× 下肢の浮腫は起立台での起立訓練により増悪する.
〈第51回 PT国試 午前43〉
血液透析中の慢性腎臓病〈CKD〉の生活指導で適切なのはどれか.
1.有酸素運動を行う.
2.蛋白質の摂取は制限しない.
3.カリウムの摂取は制限しない.
4.ナトリウムの摂取は制限しない.
5.シャント側の手の運動は禁忌である.
解答
1.○ 正しい.
2.× 血液透析中の慢性腎臓病は蛋白質の摂取を制限する.
3.× 血液透析中の慢性腎臓病はカリウムの摂取を制限する.
4.× 血液透析中の慢性腎臓病はナトリウムの摂取を制限する.
5.× 血液透析中の慢性腎臓病では,シャント側の手の圧迫・衝撃は禁忌だが運動は行う.
〈第50回 PT国試 午前47〉
腹膜透析を継続している慢性腎不全について正しいのはどれか.
1.貧血を合併しやすい.
2.身体障害者手帳を取得できない.
3.週に2回程度の通院が必要となる.
4.透析導入後は運動制限が大きくなる.
5.血液透析に比べて血圧変動が大きい.
解答
1.○ 正しい.
2.× 腹膜透析を継続している慢性腎不全は身体障害者手帳を取得できる.
3.× 腹膜透析を継続している慢性腎不全は月に1~2回程度の通院が必要となる.
4.× 腹膜透析導入後は導入前と比較して運動制限が緩和される.
5.× 腹膜透析は血液透析に比べて血圧変動が小さい.
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