〈第49回 PT国試 午前41〉
心疾患に対する運動療法の効果として誤っているのはどれか.
1.安静時の心拍数が低下する.
2.同一運動負荷時の血圧が低下する.
3.同一運動負荷時の心拍数が低下する.
4.同一運動負荷時の自覚的強度が低下する.
5.最大運動負荷時の心拍数が低下する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 最大運動負荷時の心拍数は(220-年齢)で求められ,運動療法では変化しない.
〈第55回 PT国試 午前42〉
慢性心不全患者に対する運動療法の効果で正しいのはどれか.2つ選べ.
1.BNPの増加
2.QOLの改善
3.運動耐容能の向上
4.左室駆出率の低下
5.交感神経活動の亢進
解答
1.× 慢性心不全患者に対する運動療法の効果としてBNPは低下する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 慢性心不全患者に対する運動療法の効果として左室駆出率は不変または軽度改善する.
5.× 慢性心不全患者に対する運動療法の効果として交感神経活動は抑制される.
〈第54回 PT国試 午後38〉
虚血性心疾患に対する運動療法の効果について適切なのはどれか.
1.再入院頻度の低下
2.収縮期血圧の上昇
3.血小板凝集能の増加
4.交感神経の緊張亢進
5.HDLコレステロールの低下
解答
1.○ 正しい.
2.× 虚血性心疾患に対する運動療法の効果として収縮期血圧は低下する.
3.× 虚血性心疾患に対する運動療法の効果として血小板凝集能は低下する.
4.× 虚血性心疾患に対する運動療法の効果として交感神経は緊張低下する.
5.× 虚血性心疾患に対する運動療法の効果としてHDLコレステロールは上昇する.
〈第43回 PT国試 午前95〉
心筋梗塞後の包括的リハビリテーションの効果として正しいのはどれか.2つ選べ.
1.安静時心拍数の増加
2.HDLコレステロールの低下
3.最大酸素摂取量の増加
4.安静時血圧の低下
5.中性脂肪の増加
解答
1.× 心筋梗塞後の包括的リハビリテーションの効果として,安静時心拍数は低下する.
2.× 心筋梗塞後の包括的リハビリテーションの効果としてHDLコレステロールは増加する.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 心筋梗塞後の包括的リハビリテーションの効果として,中性脂肪は低下する.
〈第41回 PT国試 午前96〉
心筋梗塞のリハビリテーションの効果で誤っているのはどれか.
1.運動耐容能の向上
2.生活の質の向上
3.余命の延長
4.HDLコレステロール値の上昇
5.安静時心拍数の上昇
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 心筋梗塞のリハビリテーションの効果として,安静時心拍数が低下する.
〈第57回 PT国試 午後46〉
心臓リハビリテーションにおいて有酸素運動が勧められる理由として正しいのはどれか.
1.乳酸の蓄積
2.除脂肪体重の増加
3.交感神経活動の亢進
4.HDLコレステロールの増加
5.血中カテコラミンの著しい増加
解答
1.× 乳有酸素運動は乳酸の蓄積がしにくい.
2.× 有酸素運動みより除脂肪体重が減少する.
3.× 有酸素運動により交感神経活動が抑制される.
4.○ 正しい.
5.× 有酸素運動により血中カテコラミンの増加率が減少する.
〈第45回 PT国試 午前38〉
冠動脈疾患後の維持期リハビリテーションの目的で誤っているのはどれか.
1.再発予防
2.高血圧の改善
3.冠動脈硬化の改善
4.心筋壊死部の筋再生
5.冠循環側副血行の増大
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 冠動脈疾患後の維持期リハビリテーションの効果として,心筋壊死部の筋再生は期待できない.
5.○ 正しい.
〈第51回 PT国試 午前41〉
心筋梗塞の再発危険因子として誤っているのはどれか.
1.加齢
2.肥満
3.高血圧
4.身体活動量の低下
5.高HDLコレステロール血症
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 高HDLコレステロール血症は心筋梗塞の再発危険因子でない.
〈第53回 PT国試 午前39〉
虚血性心疾患に対する運動療法が禁忌となるのはどれか.2つ選べ.
1.安定性狭心症
2.代償性心不全
3.活動性の心筋炎
4.Ⅰ度房室ブロック
5.コントロールされていない不整脈
解答
1.× 不安定狭心症が虚血性心疾患に対する運動療法が禁忌となる.
2.× 代償されていない心不全が虚血性心疾患に対する運動療法が禁忌となる.
3.○ 正しい.
4.× 房室ブロックは虚血性心疾患に対する運動療法の禁忌に含まれない.
5.○ 正しい.
〈第57回 PT国試 午前46〉
運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか.
1.胸痛の出現
2.チアノーゼ
3.単発性心室期外収縮
4.喘鳴による呼吸困難感
5.胸部不快感を伴う心室頻拍
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 1分間10回以上の心室期外収縮が出現した場合にいったん運動療法を中止し,回復を待って再開する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
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