〈第52回 PT国試 午前43〉
3歳6か月の脳性麻痺児で,ロフストランド杖などの手に持つ移動器具を使用して歩行可能である.この児のGMFCSのレベルはどれか.
1.Ⅰ
2.Ⅱ
3.Ⅲ
4.Ⅳ
5.Ⅴ
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ GMFCSレベルⅢ:手でつかまるような歩行補助具を用いて移動する能力があり,監視または介助下で手すりにつかまって階段を上る.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第46回 PT国試 午前14〉
3歳11か月の男児.6か月時に脳性麻痺と診断され,療育センターで通所の理学療法を受けている.現在,割り座であれば座位保持が可能であり,床上は四つ這いで移動できるが,交互性はない.最近,PCウォーカーで短距離の歩行が可能になったが,方向転換には介助が必要である.Gross Motor Function Classification System (GMFCS)によるレベルはどれか.
1.レベルⅠ
2.レベルⅡ
3.レベルⅢ
4.レベルⅣ
5.レベルⅤ
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ GMFCSレベルⅢ:手でつかまるような歩行補助具を用いて移動する能力があり,監視または介助下で手すりにつかまって階段を上る.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第47回 PT国試 午後17〉
4歳10か月の男児.脳性麻痺.現在,割り座であれば床上で座位保持が可能であり,椅子上での座位は自立している.立位は,物につかまれば保持できる.歩行には車輪付きの歩行器を利用しており,介助があれば階段を昇ることができる.Gross Motor Function Classification System(GMFCS)によるレベルはどれか.
1.レベルⅠ
2.レベルⅡ
3.レベルⅢ
4.レベルⅣ
5.レベルⅤ
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ GMFCSレベルⅢ:手でつかまるような歩行補助具を用いて移動する能力があり,監視または介助下で手すりにつかまって階段を上る.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第58回 PT国試 午前12〉
5歳6か月の男児.脳性麻痺.歩行補助具を用いず屋外歩行が可能であるが,階段昇降時は手すりを必要とする.GMFCSのレベルはどれか.
1.Ⅰ
2.Ⅱ
3.Ⅲ
4.Ⅳ
5.Ⅴ
解答
1.× 誤り.
2.○ GMFCSレベルⅡ:手に持つ移動器具を必要とすることなしに屋内を歩き,屋外も短距離なら歩くが,階段昇降時は手すりにつかまる.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第55回 PT国試 午後46〉
8歳の脳性麻痺時が階段昇降時に手すりを必要とし,長距離の歩行や狭い場所を歩くときに介助が必要な場合,GMFCS-Expanded and Revised〈E&R〉のレベルはどれか.
1.レベルⅠ
2.レベルⅡ
3.レベルⅢ
4.レベルⅣ
5.レベルⅤ
解答
1.× 誤り.
2.○ GMFCSレベルⅡ:ほとんどの生活環境で歩くが,長い距離を歩いたり,狭い場所ではバランスを取ることの困難さがあり,階段昇降は手すりを使用する.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第53回 PT国試 午前47〉
GMFCSレベルⅡの痙直型脳性麻痺児に対する運動指導で最も適しているのはどれか.
1.車椅子の駆動練習
2.割り座での座位練習
3.歩行補助具なしでの歩行練習
4.バニーホッピングによる四つ這い移動練習
5.スタンディングボードを用いての立位練習
解答
1.× 車椅子の駆動練習はGMFCSレベルⅢ~Ⅳの痙直型脳性麻痺児に対する運動指導である.
2.× 割り座での座位練習は痙直型脳性麻痺児に対し指導しない.
3.○ 正しい.
4.× バニーホッピングによる四つ這い移動練習は痙直型脳性麻痺児に対し指導しない.
5.× スタンディングボードを用いての立位練習はGMFCSレベルⅣの痙直型脳性麻痺児に対する運動指導である.
Back | 【第5章 発達障害理学療法学 目次】 | Next