〈第57回 PT国試 午前14〉
13歳の男子.7歳から野球を始め,中学生から投手となった.投球動作中に右肘に痛みを感じるようになり,病院を受診した.理学療法評価時,肘関節の外反ストレステストを実施したところ,肘関節の内側に疼痛が誘発された.痛みが出現する動作はどれか.
1.1
2.2
3.3
4.4
5.5
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 肘関節に外反ストレスがかかっているため疼痛が出現する動作である.
5.× 誤り.
〈第47回 PT国試 午前35〉
野球肘と診断された患者が,スポーツ復帰を目指して,外反ストレスに対する肘関節保護を目的とした筋力訓練を行うことになった.対象とすべき筋はどれか.
1.尺側手根屈筋
2.橈側手根伸筋
3.腕橈骨筋
4.円回内筋
5.指伸筋
解答
1.○ 外反ストレスに対する肘関節保護のためには肘の内側に位置する筋を強化するため,尺側手根屈筋の筋力訓練を行う.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第53回 PT国試 午後18〉
36歳の男性.手にバスケットボールが当たって受傷した.来院時の手指の写真(A)とエックス線単純写真(B)とを示す.この病態として正しいのはどれか.
1.槌指
2.ばね指
3.ボクサー骨折
4.ムチランス変形
5.Bennett骨折
解答
1.○ PIP関節伸展位,DIP関節屈曲位のため槌指である.
2.× ばね指はPIP関節の屈曲・伸展で弾撥現象がみられるもので,X線で判別できない.
3.× ボクサー骨折は中手骨頸部骨折である.
4.× ムチランス変形はRAでみられる手指変形である.
5.× Bennett骨折は第1中手骨基部骨折である.
Back | 【第4章 運動器障害理学療法学 目次】 | Next