第4章 運動器障害理学療法学 11)脊椎疾患 ⑤腰痛症

〈第54回 PT国試 午前20〉

図に示す姿勢のうち,労働災害予防を目的とした動作指導で適切な作業姿勢はどれか. 

1.1
2.2
3.3
4.4
5.5

解答

1.× 椅子の背もたれと背中に隙間があると腰椎が後彎して椎間板内圧が高くなるため不適切な作業姿勢である.
2.× 前屈み姿勢のため不適切な作業姿勢である.
3.× 体幹の捻り姿勢のため不適切な作業姿勢である.
4.× 前屈み姿勢のため不適切な作業姿勢である.
5.○ 正しい.


〈第59回 PT国試 午前12〉

図に示す姿勢のうち,労働災害予防を目的とした動作指導で適切な作業姿勢はどれか.

1.1
2.2
3.3
4.4
5.5

解答

1.× 椅子の背もたれと背中に隙間があると腰椎が後彎して椎間板内圧が高くなるため不適切な作業姿勢である.
2.× 前屈み姿勢のため不適切な作業姿勢である.
3.× 体幹の捻り姿勢のため不適切な作業姿勢である.
4.× 前屈み姿勢のため不適切な作業姿勢である.
5.○ 正しい.


〈第42回 PT国試 午前10〉

腰痛症患者に適切な姿勢はどれか.2つ選べ. 

1.1
2.2
3.3
4.4
5.5

解答

1.× 胡坐は椎間板内圧が高くなるため腰痛症患者に適切な姿勢でない.
2.○ 正しい.
3.× 長坐位は腰椎後弯が強まり椎間板内圧が高くなるため腰痛症患者に適切な姿勢でない.
4.× 椅子の背もたれと背中に隙間があると腰椎が後彎して椎間板内圧が高くなるため腰痛症患者に適切な姿勢でない.
5.○ 正しい.


〈第46回 PT国試 午前26〉

腰痛体操はどれか.2つ選べ. 
1.Böhler体操
2.Frenkel体操
3.Klapp体操
4.McKenzie体操
5.Williams体操

解答

1.× Böhler体操は脊椎圧迫骨折に適応となる.
2.× Frenkel体操は運動失調症に適応となる.
3.× Klapp体操は側弯症に適応となる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第45回 PT国試 午後27〉

Williams体操に含まれているのはどれか.2つ選べ. 
1.頭位挙上訓練
2.腹筋強化訓練
3.背筋伸張訓練
4.骨盤前傾訓練
5.股関節伸展筋伸張訓練

解答

1.× Williams体操に頭位挙上訓練は含まれない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× Williams体操では腹筋,殿筋強化と腰椎前弯を減少させる目的で骨盤上方回旋を行う.
5.× Williams体操では股関節屈筋群の伸張訓練を行う.


〈第52回 PT国試 午後38〉

慢性非特異的腰痛の理学療法介入方法について,理学療法診療ガイドラインで強く推奨されているのはどれか. 
1.超音波
2.TENS
3.腰椎牽引
4.寒冷療法
5.認知行動療法

解答

1.× 慢性非特異的腰痛に対する超音波は推奨グレードDである.
2.× 慢性非特異的腰痛に対するTENSは推奨グレードDである.
3.× 慢性非特異的腰痛に対する腰椎牽引は推奨グレードDである.
4.× 慢性非特異的腰痛に対する寒冷療法は推奨グレードDである.
5.○ 正しい.


〈第55回 PT国試 午前43〉

慢性腰痛に対する認知行動療法で誤っているのはどれか. 
1.痛みの有無を頻回に確認する.
2.腰痛の不安を解消する映像を見せる.
3.腰を反らしても痛まない体験を繰り返させる.
4.痛みがあっても行える活動があることを認識させる.
5.適切な身体活動は痛みを増悪させないことを説明する.

解答

1.× 痛みの有無を頻回に確認するのは,疼痛に対する認知を固着させるため不適切である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第53回 PT国試 午後28〉

慢性腰痛に対する認知行動療法でないのはどれか. 
1.痛みの有無を頻回に尋ねる.
2.腰痛の不安を解消する映像を見せる.
3.腰を反らせても痛まない成功体験を繰り返させる.
4.痛みがあってもできる活動があることを認識させる.
5.適切な身体活動は痛みを増悪させないことを説明する.

解答

1.× 痛みの有無を頻回に尋ねるのは,疼痛に対する認知を固着させるため不適切である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


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