第4章 運動器障害理学療法学 11)脊椎疾患 ③腰椎疾患

〈第52回 PT国試 午後41〉

腰椎分離症で分離するのはどれか. 
1.横突起
2.棘突起
3.椎間板
4.椎弓
5.椎体

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 腰椎分離症では椎弓が分離する.
5.× 誤り.


〈第47回 PT国試 午前6〉

48歳の男性.高校時代に野球を始め,現在も週1回程度続けている.最近腰痛が悪化したため病院を受診したところ,第5腰椎分離症と診断された. 3週間の自宅安静によって腰痛は軽快した.この時点で行うべき理学療法で適切でないのはどれか.

1.腕立て伏せ
2.腹筋の筋力強化
3.背筋の筋力強化
4.SLR 訓練
5.踵あげ

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 腰椎伸展動作は疼痛が増強するため避ける.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第55回 PT国試 午後43〉

腰椎変性すべり症で歩行中に殿部から下肢にかけて疼痛が出現したときの対応で正しいのはどれか. 
1.しゃがみこむ.
2.速度を速めて歩き続ける.
3.速度を遅くして歩き続ける.
4.立ち止まって体幹を伸展する.
5.立ち止まって体幹を左右に回旋する.

解答

1.○ しゃがみこむことにより,神経組織の圧迫が解除・軽減され,出現した症状が消失する.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


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