〈第53回 PT国試 午前33〉
膝前十字靱帯損傷と合併して損傷しやすい部位はどれか.
1.外側側副靱帯
2.後十字靱帯
3.後半月大腿靱帯
4.膝蓋腱
5.内側半月板
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 膝前十字靱帯損傷と合併して損傷しやすい部位は,内側半月板と内側側副靱帯である.
〈第50回 PT国試 午後32〉
膝前十字靱帯断裂の評価で適切な検査法はどれか.2つ選べ.
1.前方引き出しテスト
2.Barlowテスト
3.N-テスト
4.Ortolaniテスト
5.Patrickテスト
解答
1.○ 正しい.
2.× Barlowテスト ――― 発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)
3.○ 正しい.
4.× Ortolaniテスト ――― 発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)
5.× Patrickテスト ――― 股関節・仙腸関節疾患
〈第48回 PT国試 午前29〉
膝関節前十字靱帯損傷で異常所見がみられるのはどれか.2つ選べ.
1.Lachman test
2.McMurray test
3.Thompson test
4.軸移動テスト(pivotshift test)
5.後方引き出しテスト(posterior drawer test)
解答
1.○ 正しい.
2.× McMurray test ――― 半月板損傷
3.× Thompson test ――― アキレス腱断裂
4.○ 正しい.
5.× 後方引き出しテスト(posterior drawer test) ――― 後十字靱帯損傷
〈第56回 PT国試 午後42〉
膝関節前十字靱帯再建術後3日経過した時点で行う理学療法として適切でないのはどれか.
1.ゴムチューブを利用した膝伸展運動
2.膝装具装着下での自動介助運動
3.CPMを用いた関節可動域練習
4.ハーフスクワット
5.アイシング
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× ハーフスクワットは膝関節前十字靱帯再建術後3週経過した時点で行う.
5.○ 正しい.
〈第47回 PT国試 午後35〉
膝関節前十字靱帯再建術後4週の時点に行う患肢の筋力増強訓練として誤っているのはどれか.
1.レッグカール
2.ハーフスクワット
3.バイクエクササイズ
4.大腿四頭筋セッティング
5.大腿部筋群の等運動性収縮訓練
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 患肢の大腿部筋群等運動性収縮訓練は膝関節前十字靱帯再建術後6週から開始する.
〈第59回 PT国試 午前1〉
30歳の女性.バドミントンの選手である.膝前十字靭帯損傷を予防するための指導で最も適切なのはどれか.
1.後方重心を意識した動作を指導する.
2.体幹浅層の筋力トレーニングを指導する.
3.下肢遠位筋の協調性トレーニングを指導する.
4.ジャンプ着地時に膝が内反位にならないように指導する.
5.静的な姿勢保持からバランストレーニングに進めるように指導する.
解答
1.× 前方重心を意識した動作を指導する.
2.× 体幹深層の筋力トレーニングを指導する.
3.× 下肢近位筋の協調性トレーニングを指導する.
4.× ジャンプ着地時に膝が外反位にならないように指導する.
5.○ 正しい.
〈第45回 PT国試 午後5〉
次の文により5,6の問いに答えよ.18歳の男性.サッカーの試合中に方向転換をしようとして膝関節をひねり,疼痛のため歩行不能となった.翌日に撮像したMRIを示す.この患者で認められないのはどれか.
1.膝蓋跳動
2.Nテスト陽性
3.前方引き出し徴候
4.後方引き出し徴侯
5.ラックマンテスト陽性
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 後方引き出し徴侯はPCL損傷で認められる.
5.○ 正しい.
〈第45回 PT国試 午後6〉
次の文により5,6の問いに答えよ.18歳の男性.サッカーの試合中に方向転換をしようとして膝関節をひねり,疼痛のため歩行不能となった.翌日に撮像したMRIを示す.2週後に歩行可能となったが,膝関節に不安定感がある.適応となる装具はどれか.
1.12.2
3.3
4.4
5.5
解答
1.× 反張膝に適応となるスェーデン式膝装具である.
2.○ 正しい.
3.× 外反膝に対して内側パッドで矯正する両側支柱膝装具である.
4.× 膝蓋骨亜脱臼症候群用装具である.
5.× PCL損傷用装具である.
〈第46回 PT国試 午前5〉
次の文により5,6の問いに答えよ.28歳の男性.野球のスライディングの際に右膝関節屈曲位で膝前面を強打し,疼痛が強く歩行不能になったため救急外来を受診した.冶療開始から2週後のMRI(A,B)を示す.この患者で陽性となるのはどれか.
1.アプリヘンジョンサイン2.外反ストレステスト
3.後方引き出し徴候
4.Lachmanテスト
5.Jerkテスト
解答
1.× アプリヘンジョンサインは膝蓋骨脱臼で陽性となる.
2.× 外反ストレステスは内側側腹靱帯損傷で陽性となる.
3.○ 正しい.
4.× Lachmanテストは前十字靱帯損傷で陽性となる.
5.× Jerkテストは前十字靱帯損傷で陽性となる.
〈第46回 PT国試 午前6〉
次の文により5,6の問いに答えよ.28歳の男性.野球のスライディングの際に右膝関節屈曲位で膝前面を強打し,疼痛が強く歩行不能になったため救急外来を受診した.冶療開始から2週後のMRI(A,B)を示す.治療開始から3週後.疼痛は軽減したが筋萎縮が残存している.この患者に行うべき筋力訓練で誤っているのはどれか.ただし,図の矢印は運動の方向を示している.
1.1
2.2
3.3
4.4
5.5
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 膝近位部を固定せず下腿遠位部に抵抗をかけると脛骨後方引き出しが生じるため適切でない.
5.○ 正しい.
〈第52回 PT国試 午後16〉
次の文により16,17の問いに答えよ.20歳の女性.1か月前に転倒し,疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した.実施した検査を図に示す.矢印は力を加えた方向を示す.この検査で陽性となったとき,損傷されたのはどれか.
1.外側側副靱帯
2.後十字靱帯
3.前十字靱帯
4.腸脛靱帯
5.内側側副靱帯
解答
1.× 誤り.
2.○ 後方引き出しテストは後十字靱帯損傷で陽性となる.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第52回 PT国試 午後17〉
次の文により16,17の問いに答えよ.20歳の女性.1か月前に転倒し,疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した.他に損傷がなかった場合,優先すべき治療はどれか.
1.安静固定
2.水中歩行練習
3.大腿四頭筋の強化
4.超音波療法
5.ハムストリングスの強化
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 後十字靱帯単独損傷では,脛骨の後方移動を抑制する大腿四頭筋の強化が最も重要となる.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
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