第4章 運動器障害理学療法学 09)肩関節疾患 ②肩腱板断裂

〈第58回 PT国試 午前33〉

腱板損傷後の検査で正しいのはどれか. 
1.Chairテスト
2.Jacksonテスト
3.Spurlingテスト
4.Thomsenテスト
5.Drop armテスト

解答

1.× Chairテスト上腕骨外側上顆炎で陽性となる.
2.× Jacksonテスト(椎間孔圧迫テスト)は神経根症で陽性を示す.
3.× Spurlingテストは頸椎症性神経根症で陽性となる.
4.× Thomsenテストは上腕骨外側上顆炎で陽性となる.
5.○ 正しい.


〈第53回 PT国試 午後32〉

腱板断裂損傷の徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか. 
1.anterior apprehension test
2.drop arm test
3.Morley test
4.Thompson test
5.Yargason test

解答

1.× anterior apprehension testは反復性肩関節前方脱臼の検査である.
2.○ 正しい.
3.× Morley testは胸郭出口症候群の検査である.
4.× Thompson testはアキレス腱断裂の検査である.
5.× Yargason testは上腕二頭筋長頭腱炎の検査である.


〈第41回 PT国試 午前74〉

腱板不全断裂の理学療法で誤っているのはどれか. 
1.急性期は三角巾による局所の安静
2.肩甲胸郭関節の可動域訓練
3.滑車を用いた肩関節可動域維持
4.肩甲上腕リズムの再学習訓練
5.重錘を用いた上肢挙上運動

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 腱板不全断裂の理学療法は,疼痛を誘発しない範囲での低負荷運動が効果的であるため,重錘を用いた上肢挙上運動は過負荷である.


Back | 【第4章 運動器障害理学療法学 目次】 | Next