〈第41回 PT国試 午前77〉
変形性関節症と運動療法との組合せで適切でないのはどれか.
1.股関節症 ――― ゴムを用いた外転筋訓練
2.股関節症 ――― 重錘バンドを用いた下肢伸展挙上訓練
3.股関節症 ――― 徒手的な腸腰筋の伸張
4.膝関節症 ――― 重錘バンドを用いた大腿四頭筋訓練
5.膝関節症 ――― 徒手的なハムストリングスの伸張
解答
1.○ 正しい.
2.× 股関節症 ――― 重錘バンドを用いた下肢伸展挙上訓練は股関節内圧を高め,疼痛誘発する可能性があるため適切でない.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第55回 PT国試 午後15〉
46歳の女性.BMIは29.0である.両側の変形性股関節症で,股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある.理学療法で適切でないのはどれか.
1.杖を用いた歩行練習
2.水中歩行による有酸素運動
3.背臥位での下肢筋のストレッチ
4.階段昇降による筋力増強トレーニング
5.自転車エルゴメーターでの筋持久性トレーニング
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× BMIが29.0で,荷重時の股関節痛もあるため,股関節への負担の大きい階段昇降による筋力増強訓練は避ける.
5.○ 正しい.
〈第48回 PT国試 午後15〉
46歳の女性.BMIは29である.両側の変形性股関節症で,股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある.理学療法で適切でないのはどれか.
1.杖を用いた歩行訓練
2.水中歩行による有酸素運動
3.階段昇降による筋力増強訓練
4.背臥位での下肢筋のストレッチ
5.自転車エルゴメーターでの筋持久性訓練
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× BMIが29で,荷重時の股関節痛もあるため,股関節への負担の大きい階段昇降による筋力増強訓練は避ける.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第53回 PT国試 午前17〉
45歳の女性.右変形性股関節症.発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の既往がある.1年前から荷重時の右股関節痛があり,2か月前から安静時痛も出現した.起居動作時や歩行時の疼痛が強くなってきたため受診した.ADL指導として適切なのはどれか.
1.階段は右足から昇段する.
2.階段は左足から降段する.
3.できるだけ低い椅子に座る.
4.T字杖を使用する場合は左手に持つ.
5.左足よりも右足を手前に引いて椅子から立ち上がる.
解答
1.× 右股関節痛があるため階段は左足から昇段する.
2.× 右股関節痛があるため階段は右足から降段する.
3.× 右股関節痛があるため高めの椅子に座る.
4.○ 正しい.
5.× 右股関節痛があるため右足よりも左足を手前に引いて椅子から立ち上がる.
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