第4章 運動器障害理学療法学 01)関節リウマチ ④理学療法

〈第49回 PT国試 午前34〉

関節リウマチについて正しいのはどれか. 
1.内反尖足が合併しやすい.
2.DIP関節に病変を生じやすい.
3.肘関節にはムチランス変形が生じやすい.
4.環軸椎亜脱臼を認めるときには頸部を屈曲させる.
5.炎症が強い時期の運動療法は自動運動を中心に行う.

解答

1.× 関節リウマチは外反足変形が合併しやすい.
2.× 関節リウマチはDIP関節に病変を生じにくい.
3.× 関節リウマチのムチランス変形は手指・手関節に生じやすく,肘関節は屈曲拘縮が起こりやすい.
4.× 関節リウマチにおいて環軸椎亜脱臼を認めるとき,頸部の過度な屈曲は脱臼を悪化させる恐れがあるため禁忌である.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試 午前41〉

関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか. 
1.活動期では関節可動域運動は行わない.
2.環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う.
3.関節強直では関節可動域運動を行う.
4.等尺性運動で筋力を維持する.
5.ムチランス変形では他動運動を行う.

解答

1.× 関節リウマチの活動期では関節可動域運動は愛護的に行う.
2.× 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行わない.
3.× 関節強直では関節可動域運動を行わない.
4.○ 正しい.
5.× ムチランス変形では他動運動を行わない.


〈第52回 PT国試 午前41〉

関節リウマチの症状と理学療法の組合せで正しいのはどれか. 
1.肩関節痛 ――― 持続伸張運動
2.手指の変形 ――― 超音波療法
3.足の外反母指 ――― 金属支柱付短下肢装具
4.膝関節外反変形 ――― 外側ウェッジ
5.環軸関節亜脱臼 ――― 頸椎前屈姿勢の予防

解答

1.× 肩関節痛 ――― 愛護的な関節可動域運動
2.× 手指の変形 ――― パラフィン
3.× 足の外反母指 ――― トウセパレーター(外反母指用装具),メタタルザルパット
4.× 膝関節外反変形 ――― 内側ウェッジ
5.○ 正しい.


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