第3章 脊髄損傷理学療法学 04)第7頸髄損傷 ②理学療法

〈第46回 PT国試 午後17〉

頸髄損傷者がとる動作で肘伸展筋力を必要とするのはどれか. 

1.起き上がり
2.弾性回内装具での駆動
3.身体の後方移動
4.身体の前方移動
5.ベッドへの移乗

解答

1.○ 正しい.
2.× 弾性回内装具での駆動は肘伸展筋力を必要としないため,C6機能残存レベルで可能である.
3.× 身体の後方移動は肘伸展筋力を必要としないため,C6機能残存レベルで可能である.
4.× 身体の前方移動は肘伸展筋力を必要としないため,C6機能残存レベルで可能である.
5.× 前方アプローチによるベッドへの移乗は肘伸展筋力を必要としないため,C6機能残存レベルで可能である.


〈第42回 PT国試 午前60〉

脊髄損傷患者(第7頸髄節まで機能残存)に車椅子駆動訓練を行うとき,最も筋力強化が必要な筋はどれか. 
1.橈側手根屈筋
2.上腕二頭筋
3.尺側手根伸筋
4.上腕三頭筋
5.長母指屈筋

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ C7機能残存レベルでは車椅子駆動訓練を行うとき,最も筋力強化が必要な筋は上腕三頭筋である.
5.× 誤り.


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