〈第48回 PT国試 午前17〉
頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者に対する車椅子上の動作指導の方法で誤っているのはどれか.
1.車椅子上での位置の修正
2.車椅子とベッド間の移乗
3.車椅子上での位置の修正
4.足をベッドに上げる
5.車椅子上での除圧
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× C6機能残存レベルではハンドグリップ部分に肘や前腕を引っ掛けて上体を支持しながら足をベッドに上げる.
5.○ 正しい.
〈第57回 PT国試 午前15〉
脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いたベッドから車椅子への移乗動作を図に示す.この動作を獲得目標とする機能残存レベルはどれか.
1.C4
2.C5
3.C6
4.C7
5.C8
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ トランスファーボードを用いたベッドから車椅子への側方移乗動作が可能となるのはC6機能残存レベルである.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第54回 PT国試 午後15〉
脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いた車椅子からベッドへの移乗動作を図に示す.この動作を獲得目標とする機能残存レベルはどれか.
1.C5
2.C6
3.C7
4.C8
5.T1
解答
1.× 誤り.
2.○ 肘伸展を用いないトランスファーボードを用いた横移乗が可能となるのはC6機能残存レベルである.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第59回 PT国試 午後13〉
20歳の男性.脊髄損傷.プッシュアップ動作を図に示す.この動作が獲得可能な最も高位の機能残存レベルはどれか.
1.C4
2.C5
3.C6
4.C7
5.C8
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 肘伸展を用いないプッシュアップ動作が可能となるのはC6機能残存レベルである.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第42回 PT国試 午前62〉
脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者の四肢麻痺治療として適切なのはどれか.2つ選べ.
1.肩関節周囲筋に対する最大等尺性運動
2.手指伸筋に対する自動介助運動
3.大腿四頭筋筋力改善目的の電気治療
4.ハムストリングスへの持続的伸張運動
5.上腕二頭筋の痙性への温熱療法
解答
1.○ 正しい.
2.× C6機能残存レベルでは手指伸筋に対する他動運動を行う.
3.× C6機能残存レベルでは大腿四頭筋筋力改善目的の電気治療は適応とならない.
4.○ 正しい.
5.× C6機能残存レベルでは上腕二頭筋の痙性はない.
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