〈第51回 PT国試 午前31〉
Guillain-Barré症候群でみられにくいのはどれか.
1.誤嚥
2.運動時痛
3.温痛覚脱失
4.起立性低血圧
5.拘束性換気障害
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× Guillain-Barré症候群で温痛覚脱失はみられにくい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第43回 PT国試 午前71〉
Guillain-Barré症候群で起こりにくいのはどれか.
1.異常感覚
2.呼吸困難
3.嚥下障害
4.視覚障害
5.起立性低血圧
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× Guillain-Barré症候群では視覚障害は起こりにくい.
5.○ 正しい.
〈第56回 PT国試 午後35〉
Guillain-Barré症候群について正しいのはどれか.
1.四肢の深部腱反射が亢進する.
2.欧米に比べて日本では軸索型が多い.
3.脳神経症状がみられるのは5%以下である.
4.先行感染から24時間以内に神経症状が出現する.
5.約90%の症例で神経症状のピークは1週間以内である.
解答
1.× Guillain-Barré症候群では四肢の深部腱反射が低下する.
2.○ 正しい.
3.× Guillain-Barré症候群で脳神経症状がみられるのは約50%である.
4.× Guillain-Barré症候群は先行感染から1~4週間後に神経症状が出現する.
5.× Guillain-Barré症候群では約90%の症例で神経症状のピークは4週間以内である.
〈第44回 PT国試 午前66〉
Guillain-Barré症候群について正しいのはどれか.
1.呼吸障害は合併しない.
2.先行感染症状がみられる.
3.軸索型の予後は良好である.
4.髄液中の細胞増多がみられる.
5.左右非対称に四肢の筋力低下が進行する.
解答
1.× Guillain-Barré症候群では呼吸障害を合併することがある.
2.○ 正しい.
3.× Guillain-Barré症候群の軸索型は脱髄型よりも予後が不良である.
4.× Guillain-Barré症候群では髄液中の細胞数増多を伴わない蛋白の増加がみられる.
5.× Guillain-Barré症候群では左右対称に四肢の筋力低下が進行する.
〈第42回 PT国試 午前67〉
ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか.
1.四肢の弛緩性麻痺を生じる.
2.重症では呼吸筋麻痺をきたす.
3.初期に軽い感覚障害を生じる.
4.軸索型は脱髄型より予後が良好である.
5.肢節近位部から遠位部に向けて回復する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× Guillain-Barré症候群の軸索型は脱髄型よりも予後が不良である.
5.○ 正しい.
〈第41回 PT国試 午前84〉
ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.初期に軽い感覚障害を生じる.
2.四肢の痙性麻痺を生じる.
3.軸索型は脱髄型より予後は良好である.
4.肢節近位部から遠位部に向けて回復する.
5.重症では呼吸筋麻痺をきたす.
解答
1.○ 正しい.
2.× ギラン・バレー症候群では四肢の弛緩性麻痺を生じる.
3.× ギラン・バレー症候群の軸索型は脱髄型よりも予後が不良である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第45回 PT国試 午前33〉
Guillain-Barré症候群で正しいのはどれか.2つ選べ.
1.筋力低下は体幹に初発する.
2.急性期は廃用症侯群を予防する.
3.血清CK値を運動量の目安とする.
4.回復期は過用性筋力低下に注意する.
5.軸索変性型は機能予後が良好である.
解答
1.× Guillain-Barré症候群では筋力低下は両下肢遠位に初発する.
2.○ 正しい.
3.× Guillain-Barré症候群では血清CK値は運動量の目安とならない.
4.○ 正しい.
5.× Guillain-Barré症候群の軸索変性型は脱髄型よりも機能予後が不良である.
〈第53回 PT国試 午前9〉
42歳の女性.感冒症状が出現して1週後から対称性に両手のしびれを自覚し,脱力が急速に近位部へと広がったため神経内科を受診した.上肢遠位部優位の脱力と四肢の深部腱反射消失を認め,Guillain-Barré症候群と診断された.検査所見として正しいのはどれか.
1.髄液検査で細胞数が増加する.
2.頸髄MRI検査で髄内信号異常を認める.
3.末梢神経伝導検査で伝導速度が低下する.
4.末梢神経の連続刺激でM波の振幅が漸増する.
5.末梢神経刺激で誘発されるF波の潜時が短縮する.
解答
1.× Guillain-Barré症候群では,髄液検査で細胞数の増加を伴わない蛋白の増加がみられる.
2.× Guillain-Barré症候群は末梢神経障害であるため,頸髄MRI検査で髄内信号異常を認めない.
3.○ 正しい.
4.× 末梢神経の(高頻度)連続刺激でM波の振幅が漸増するのはLambert-Eaton症候群である.
5.× Guillain-Barré症候群は,末梢神経刺激で誘発されるF波の消失や潜時が延長する.
〈第54回 PT国試 午前7〉
正中神経を手首と肘部で電気刺激した運動神経伝導検査の波形を示す.この運動神経伝導検査から考えられる病態はどれか.ただし,手首と肘部の刺激部位間の距離は175mmである.(正常範囲:振幅3.5mV以上,運動神経伝導速度48m/s以上)
1.運動ニューロン変性
2.軸索変性
3.神経筋接合部異常
4.正常
5.脱髄
解答
1.× 運動ニューロン疾患には針筋電図検査を実施する.
2.× 軸索変性では振幅の低下がみられる.
3.× 神経筋接合部疾患には反復誘発筋電図検査を実施する.
4.× 175mm/(10.9ms - 5.9ms)=35m/sとなり神経伝導速度の低下(正常範囲:48m/s以上)がみられるため,脱髄である.
5.○ 神経伝導速度の低下がみられるため,脱髄である.
〈第54回 PT国試 午前2〉
32歳の女性.下痢症状の後に四肢の脱力が出現したGuillain-Barré症候群で,入院2週後のGuillain-Barré障害スコアが5(人工呼吸管理)であった.グラフは表の3項目の合計点と歩行の関係を示す.この患者が発症6か月後に歩行不可能な確率はどれか.
1.20%
2.30%
3.60%
4.80%
5.90%
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 年齢0点,発症に先立つ下痢の有無1点,入院2週後のGB障害スコア5点より3項目の合計点6点における歩行不可能な確率は60%となる.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
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