第2章 神経筋障害理学療法学 05)多発性硬化症(MS) ②評価

〈第48回 PT国試 午前12〉

48歳の女性.2年前に多発性硬化症と診断された.これまで日常生活はおおむね自立していたが,1週前から視力の低下,両側下肢の脱力が増悪し入院となった.薬物治療後に理学療法が開始されたが,視力の低下,両側下肢の筋力低下および軽度のしびれが残存している.この時点の深部感覚障害の程度を適切に検査できるのはどれか. 
1.運動覚試験
2.Romberg試験
3.内果での振動覚試験
4.自動運動による再現試験
5.非検査側を用いた模倣試験

解答

1.○ 運動覚試験は視力の低下,両側下肢の筋力低下および軽度のしびれが残存していても深部感覚障害の程度を適切に検査できる.
2.× Romberg試験は視力の低下,両側下肢の筋力低下があるため適切に検査できない.
3.× 内果での振動覚試験は両側下肢の軽度のしびれがあるため適切に検査できない.
4.× 自動運動による再現試験は両側下肢の筋力低下があるため適切に検査できない.
5.× 非検査側を用いた模倣試験は両側下肢の筋力低下があるため適切に検査できない.


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