第1章 理学療法評価学 04)各種評価法 ⑥血圧測定

〈第58回 PT国試 午後30〉

健常成人の血圧で正しいのはどれか. 
1.Korotkoff音が聞こえなくなった時点での圧を収縮期血圧とする.
2.触診法では聴診法に比べて収縮期血圧が高く測定される.
3.平均血圧は拡張期血圧に脈圧の1/3を加えて求める.
4.足関節上腕血圧比の基準値は0.75~0.9である.
5.収縮期血圧は朝より夕方の方が低くなる.

解答

1.× Korotkoff音が聞こえなくなった時点での圧を拡張期血圧とする.
2.× 触診法では聴診法に比べて収縮期血圧が低く測定される.
3.○ 正しい.
4.× 足関節上腕血圧比の基準値は0.91~1.40である.
5.× 収縮期血圧は朝より夕方の方が高くなる.


〈第55回 PT国試 午前25〉

健常成人の血圧に関して正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.背臥位では立位に比べて脈圧が小さい.
2.足関節上腕血圧比の基準値は1.5~2.0である.
3.上腕部では足部と比べて収縮期血圧が低くなる.
4.座位での測定はマンシェットを心臓の高さに合わせる.
5.Korotkoff音が聞こえなくなった時点での圧を収縮期血圧とする.

解答

1.× 背臥位は立位と比べて脈圧が大きい.
2.× 足関節上腕血圧比の基準値は0.91~1.40である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× Korotkoff音が聞こえなくなった時点での圧を拡張期血圧とする.


〈第49回 PT国試 午前44〉

健常者に対する血圧測定について誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.背臥位は立位と比べて脈圧が小さい.
2.足部は上腕部と比べて収縮期血圧が高くなる.
3.聴診器をマンシェットと腕の間に挟んで固定する.
4.座位での測定はマンシェットと心臓の高さを合わせる.
5.Korotkoff音が聞こえ始めた点(第1点)を収縮期血圧とする.

解答

1.× 背臥位は立位と比べて脈圧が大きい.
2.○ 正しい.
3.× 血圧測定時は聴診器をマンシェットと腕の間に挟んで固定しない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第44回 PT国試 午前48〉

上肢での血圧測定で正しいのはどれか. 
1.圧迫帯は肘窩部に設置する.
2.圧迫帯の幅によって測定値は変化しない.
3.触診法では上腕動脈の脈拍を触知しながら測定する.
4.聴診法は触診法よりも測定値がやや低い.
5.減圧時に血管音が初めて聞こえた点が収縮期血圧である.

解答

1.× 上肢での血圧測定時には,圧迫帯は肘窩部より近位に設置する.
2.× 上肢での血圧測定では,圧迫帯の幅によって測定値が変化する.
3.× 触診法では橈骨動脈の脈拍を触知しながら測定する.
4.× 上肢での血圧測定において,聴診法は触診法よりも測定値がやや高い.
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試 午前25〉

足関節上腕血圧比の基準値で正しいのはどれか. 
1.0.21~0.50
2.0.51~0.90
3.0.91~1.40
4.1.41~2.00
5.2.01~2.70

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 正しい.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


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