〈第57回 PT国試・OT国試 午前86〉
FIMについて正しいのはどれか.2つ選べ.
1.見当識を評価する.
2.社会的交流を評価する.
3.見守りが必要な場合は4点と判定する.
4.更衣は上半身と下半身を分けて評価する.
5.杖を使用して歩行が自立すれば完全自立と判定する.
解答
1.× FIMは介護量を評価する.
2.○ 正しい.
3.× FIMで見守りが必要な場合は5点と判定する.
4.○ 正しい.
5.× FIMで杖を使用して歩行が自立すれば修正自立と判定する.
〈第53回 PT国試・OT国試 午後83〉
FIMで4点(最小介助)となるのはどれか.
1.アームスリングをつけてもらっている.
2.食器に残った食べ物をかき集めてもらう.
3.移乗時に介助者から軽く引き上げてもらう.
4.トイレットペーパーをあらかじめ折ってもらう.
5.シャワーを浴びる前にお湯の温度を調節してもらう.
解答
1.× アームスリングをつけてもらっているのはFIMで5点(監視・介助)となる.
2.○ 正しい.
3.× 移乗時に介助者から軽く引き上げてもらうのはFIMで3点(中等度介助)となる.
4.× トイレットペーパーをあらかじめ折ってもらうのはFIMで5点(監視・介助)となる.
5.× シャワーを浴びる前にお湯の温度を調節してもらうのはFIMで5点(監視・介助)となる.
〈第51回 PT国試・OT国試 午前84〉
Barthel Indexで正しいのはどれか.
1.歩行には坂道歩行を含まない.
2.100点であれば社会生活に支障はない.
3.トイレ動作にはトイレの出入りを含まない.
4.食事動作は補助具を使用しない状態で評価する.
5.車椅子からベッドへの移乗には車椅子操作は含まない.
解答
1.○ 正しい.
2.× Barthel Indexでは社会生活に関する項目が含まれていないため,100点であっても社会生活に支障がないとはいえない.
3.× Barthel Indexのトイレ動作にはトイレの出入りが含まれる.
4.× Barthel Indexの食事動作は補助具を使用した状態で評価する.
5.× Barthel Indexでは車椅子からベッドへの移乗には車椅子操作も含まれる.
〈第59回 PT国試・OT国試 午前82〉
ADLで正しいのはどれか.
1.環境要因によって影響を受ける.
2.IADLが概念の基礎となっている.
3.生活機能より包括的な概念である.
4.2000年代初頭に世界保健機関によって定義された.
5.評価スケールとしてFugl-Meyer Assessment scaleが用いられる.
解答
1.○ 正しい.
2.× ADLはIADLの概念の基礎となっている.
3.× 生活機能はADLより包括的な概念である.
4.× 2000年代初頭に世界保健機関によって定義されたのは生活機能分類(ICF)である.
5.× ADLの評価スケールとしてFIMやBarthel Indexが用いられる.
〈第51回 PT国試・OT国試 午後83〉
IADLの項目に含まれるのはどれか.
1.化粧
2.義足の装着
3.バスの利用
4.歩行器を使用した歩行
5.車椅子からベッドへの移乗
解答
1.× 化粧はADL(整容動作)に含まれる.
2.× 義足の装着はADL(更衣動作)に含まれる.
3.○ 正しい.
4.× 歩行器を使用した歩行はADL(移動動作)に含まれる.
5.× 車椅子からベッドへの移乗はADL(移乗動作)に含まれる.
〈第49回 PT国試・OT国試 午後82〉
IADLに含まれるのはどれか.2つ選べ.
1.移乗
2.買い物
3.整容
4.洗濯
5.排泄
解答
1.× 移乗はADLに含まれる.
2.○ 正しい.
3.× 整容はADLに含まれる.
4.○ 正しい.
5.× 排泄はADLに含まれる.
〈第52回 PT国試・OT国試 午後83〉
老研式活動能力指標の質問項目のうち,手段的ADLに該当するのはどれか.
1.「本や雑誌を読んでいますか」
2.「年金などの書類が書けますか」
3.「バスや電車を使って1人で外出できますか」
4.「家族や友達の相談にのることがありますか」
5.「健康についての記事や番組に関心がありますか」
解答
1.× 「本や雑誌を読んでいますか」は知的能動性に関連する質問項目である.
2.× 「年金などの書類が書けますか」は知的能動性に関連する質問項目である.
3.○ 正しい.
4.× 「家族や友達の相談にのることがありますか」は社会的役割に関連する質問項目である.
5.× 「健康についての記事や番組に関心がありますか」は知的能動性に関連する質問項目である.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後63〉
活動制限に対する治療場面を示すのはどれか.2つ選べ.
1.1
2.2
3.3
4.4
5.5
解答
1.× 機能障害に対する治療場面である.
2.○ 正しい.
3.× 機能障害に対する治療場面である.
4.× 機能障害に対する治療場面である.
5.○ 正しい.
〈第37回 PT国試・OT国試 午後68〉
能力低下(活動制限)へのアプローチはどれか.
1.学習障害児への感覚統合療法
2.脳性麻痺児へのボイタ法
3.片麻痺患者の麻痺肢への電気刺激
4.パーキンソン病患者への関節可動域訓練
5.頸髄損傷患者の電動車椅子操作訓練
解答
1.× 学習障害児への感覚統合療法は機能障害に対するアプローチである.
2.× 脳性麻痺児へのボイタ法は機能障害に対するアプローチである.
3.× 片麻痺患者の麻痺肢への電気刺激は機能障害に対するアプローチである.
4.× パーキンソン病患者への関節可動域訓練は機能障害に対するアプローチである.
5.○ 正しい.
〈第36回 PT国試・OT国試 午後64〉
能力低下へのアプローチとして誤っているのはどれか.
1.脊髄損傷患者への車椅子訓練
2.精神障害者への生活技能訓練
3.知的障害者への就労準備訓練
4.認知症患者への記憶想起訓練
5.脳卒中患者への利き手交換訓練
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 知的障害者への就労準備訓練は参加制約へのアプローチである.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
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