〈第56回 PT国試・OT国試 午前72〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における胸腰部回旋の基本軸で正しいのはどれか.
1.仙骨後面
2.肩峰を通る床への垂直線
3.両側の上後腸骨棘を結ぶ線
4.ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線
5.第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 胸腰部回旋の基本軸は両側の上行腸骨棘を結ぶ線である.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第57回 PT国試・OT国試 午後73〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか.
1.股屈曲 ――― 下腿中央線
2.股内旋 ――― 大腿骨
3.股外転 ――― 大腿中央線
4.膝屈曲 ――― 脛骨
5.足底屈 ――― 第1中足骨
解答
1.× 股屈曲 ――― 大腿骨
2.× 股内旋 ――― 下腿中央線
3.○ 正しい.
4.× 膝屈曲 ――― 腓骨
5.× 膝屈曲 ――― 腓骨
〈第48回 PT国試・OT国試 午後72〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで誤っているのはどれか.
1.頸部の屈曲 ――― 外耳孔と頭頂を結ぶ線
2.頸部の回旋 ――― 鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3.胸腰部の前屈 ――― 外耳孔と第5腰椎棘突起を結ぶ線
4.胸腰部の回旋 ――― 両側の肩峰を結ぶ線
5.胸腰部の側屈 ――― 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 胸腰部の前屈 ――― 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第53回 PT国試・OT国試 午前72〉
正常な膝関節を屈曲したときの最終域感で正しいのはどれか.
1.虚性
2.筋性
3.骨性
4.靱帯性
5.軟部組織性
解答
1.× 虚性は異常な最終域感である.
2.× 筋性は正常なSLRの最終域感である.
3.× 骨性は正常な膝関節を伸展したときの最終域感である.
4.× 靱帯性は正常な前腕回外したときの最終域感である.
5.○ 正しい.
〈第55回 PT国試・OT国試 午前83〉
Danielsらの徒手筋力テストについて正しいのはどれか.
1.筋を最大伸張させた肢位で行う.
2.協働筋を個々に分離して評価できる.
3.関節可動域に制限があれば評価できない.
4.抑止テストでは徐々に徒手抵抗を強くする.
5.筋収縮が全く認められない筋の判定は段階1である.
解答
1.× 一関節筋は関節可動域の最終域,二関節筋は可動域中央にて徒手抵抗を加えて行う.
2.× 協働筋を個々に分離して評価できるものとできないものがある.
3.× 関節可動域に制限があっても評価できる.
4.× 抗抵抗自動運動テストでは徐々に徒手抵抗を強くする.
5.× 筋収縮が全く認められない筋の判定は段階0である.
〈第39回 PT国試・OT国試 午後81〉
体性感覚の検査で誤っているのはどれか.
1.意識混濁が軽ければ,結果は信頼できる.
2.感覚鈍麻がある場合,その部位から正常方向に検査する.
3.痛覚の検査では,安全ピンを軽くあてる.
4.振動覚の検査では,音叉を骨の突出部にあてる.
5.疲れやすい検査のため,なるべく短時間で行う.
解答
1.× 体性感覚の検査では意識混濁がある場合に結果は信頼できない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第52回 PT国試・OT国試 午前83〉
運動障害と評価方法の組合せで正しいのはどれか.
1.運動失調 ――― 指鼻試験
2.筋力低下 ――― Brunnstrom法ステージ
3.持久力低下 ――― 徒手筋力テスト
4.錐体外路障害 ――― Babinski反射
5.錐体路障害 ――― Romberg試験
解答
1.○ 正しい.
2.× 片麻痺 ――― Brunnstrom法ステージ
3.× 筋力低下 ――― 徒手筋力テスト
4.× 錐体路障害 ――― Babinski反射
5.× 脊髄性失調 ――― Romberg試験
〈第59回 PT国試・OT国試 午前91〉
脳卒中患者の身体機能評価に用いられる評価尺度はどれか.2つ選べ.
1.GMFCS
2.MMPI
3.NIHSS
4.SIAS
5.UPDRS
解答
1.× GMFCSは脳性麻痺児に用いられる評価尺度である.
2.× MMPは人格検査である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× UPDRSはParkinson病に用いられる評価尺度である.
〈第41回 PT国試・OT国試 午後63〉
誤っている組合せはどれか.
1.Mini-Mental State Examination(MMSE) ――― アルツハイマー病
2.Glasgow Coma Scale ――― 脳血管障害
3.Hoehn-Yahr重症度ステージ ――― 筋萎縮性側索硬化症
4.Frankelの評価法 ――― 脊髄損傷
5.Ossermannの分類 ――― 重症筋無力症
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× Hoehn-Yahr重症度ステージ ――― パーキンソン病
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
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