〈第45回 PT国試・OT国試 午後100〉
薬剤とその典型的副作用との組合せで正しいのはどれか.
1.抗うつ薬 ――― 不安発作
2.抗不安薬 ――― 脱力
3.抗精神病薬 ――― 幻覚
4.抗てんかん薬 ――― 錐体外路症状
5.Parkinson病治療薬 ――― 無月経
解答
1.× 抗うつ薬 ――― 希死念慮
2.○ 正しい.
3.× 抗精神病薬 ――― 無月経
4.× 抗てんかん薬 ――― 歯肉増殖症
5.× Parkinson病治療薬 ――― 幻覚
〈第47回 PT国試・OT国試 午前100〉
悪性症候群の原因となる可能性が最も高いのはどれか.
1.抗うつ薬
2.抗不安薬
3.気分安定薬
4.抗精神病薬
5.抗てんかん薬
解答
1.× 悪性症候群は抗精神病薬の副作用である.
2.× 悪性症候群は抗精神病薬の副作用である.
3.× 悪性症候群は抗精神病薬の副作用である.
4.○ 正しい.
5.× 悪性症候群は抗精神病薬の副作用である.
〈第51回 PT国試・OT国試 午後100〉
悪性症候群の症状はどれか.
1.筋弛緩
2.高血糖
3.高熱
4.徐脈
5.白血球減少
解答
1.× 悪性症候群では著しい筋固縮がみられる.
2.× 悪性症候群では高血糖はみられない.
3.○ 正しい.
4.× 悪性症候群では頻脈がみられる.
5.× 悪性症候群では白血球減少はみられない.
〈第48回 PT国試・OT国試 午前100〉
抗精神病薬を服用中の統合失調症患者.意識障害,37.5℃以上の発熱,発汗および身体のこわばりが出現した.最も考えられるのはどれか.
1.アカシジア
2.悪性症候群
3.急性ジストニア
4.遅発性ジスキネジア
5.薬剤性Parkinson症候群
解答
1.× アカシジア(静座不能症)とは抗精神病薬の副作用で,静かに座っていられずに立ったり歩き回ったりする錐体外路症状である.
2.○ 正しい.
3.× 急性ジストニアは抗精神病薬の副作用で体幹の捻転と筋緊張の亢進,眼球上転,舌突出などが突然出現する.
4.× 遅発性ジスキネジアは抗精神病薬の長期服用による副作用で咀嚼様運動,舌の突出・捻転など口腔周辺の不随意運動がみられる錐体外路症状である.
5.× 薬剤性Parkinson症候群はパーキンソン症状を呈する.
〈第46回 PT国試・OT国試 午後97〉
治療中の統合失調症患者で眼球が上転し戻らない場合,最も可能性が高いのはどれか.
1.転換症状
2.悪性症候群
3.アカシジア
4.急性ジストニア
5.遅発性ジスキネジア
解答
1.× 転換症状は心的な葛藤が身体症状として現れる状態である.
2.× 悪性症候群は,大量の抗精神病薬を用いた時にみられる副作用で,突然に高熱を発し,頻脈,発汗,流涎などの自律神経症状,意識障害,筋硬直,筋攣縮などを示す.
3.× アカシジア(静座不能症)とは抗精神病薬の副作用で,静かに座っていられずに立ったり歩き回ったりする錐体外路症状である.
4.○ 正しい.
5.× 遅発性ジスキネジアは抗精神病薬の長期服用による副作用で咀嚼様運動,舌の突出・捻転など口腔周辺の不随意運動がみられる錐体外路症状である.
〈第41回 PT国試・OT国試 午後93〉
急性ジストニアを生じやすい向精神薬はどれか.
1.気分安定薬
2.抗不安薬
3.抗認知症薬
4.抗精神病薬
5.抗てんかん薬
解答
1.× 気分安定薬は急性ジストニアを生じない.
2.× 抗不安薬は急性ジストニアを生じない.
3.× 抗認知症薬は急性ジストニアを生じない.
4.○ 正しい.
5.× 抗てんかん薬は遅発性ジスキネジアを呈する.
〈第39回 PT国試・OT国試 午後71〉
副作用として錐体外路症状を生じやすい薬物はどれか.
1.抗不安薬
2.抗うつ薬
3.抗精神病薬
4.気分安定薬
5.抗てんかん薬
解答
1.× 抗不安薬は錐体外路症状を呈さない.
2.× 抗うつ薬は錐体外路症状を呈さない.
3.○ 正しい.
4.× 気分安定薬は錐体外路症状を呈さない.
5.× 抗てんかん薬は錐体外路症状を呈さない.
〈第40回 PT国試・OT国試 午後94〉
抗精神病薬の副作用でないのはどれか.
1.低血圧
2.歯肉過形成
3.麻痺性イレウス
4.ジストニア
5.パーキンソニズム
解答
1.○ 抗精神病薬の副作用である.
2.× 歯肉増殖は抗てんかん薬の副作用である.
3.○ 抗精神病薬の副作用である.
4.○ 抗精神病薬の副作用である.
5.○ 抗精神病薬の副作用である.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後92〉
抗精神病薬の副作用で治療しても遷延する可能性が高いのはどれか.
1.突進歩行
2.アカシジア
3.悪性症候群
4.全身倦怠感
5.遅発性ジストニア
解答
1.× 突進歩行は抗精神病薬の漸減ないし中止で軽減する.
2.× アカシジアは運動的なものから内面的なものまである落ち着きのない様であり抗精神病薬の漸減ないし中止で軽減する.
3.× 悪性症候群は抗精神病薬の漸減ないし中止で軽減する.
4.× 全身倦怠感は抗精神病薬の漸減ないし中止で軽減する.
5.○ 正しい.
〈第59回 PT国試・OT国試 午後84〉
抗てんかん薬の副作用で最も頻度の低いのはどれか.
1.傾眠
2.複視
3.めまい
4.肝機能障害
5.末梢神経障害
解答
1.○ 高い.
2.○ 高い.
3.○ 高い.
4.○ 高い.
5.× 抗てんかん薬の副作用は中枢神経障害の頻度が高い.
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