第8章 精神医学 (08)精神作用物質による障害 ②薬物依存症

〈第46回 PT国試・OT国試 午前97〉

物質依存についての組合せで適切なのはどれか. 
1.カフェイン ――― 共依存
2.ベンゾジアゼピン ――― 離脱症状
3.トルエン ――― 嫉妬妄想
4.大麻 ――― 身体依存
5.覚せい剤 ――― 滞続言語

解答

1.× カフェイン ――― 精神依存
2.○ 正しい.
3.× トルエン ――― 精神依存,耐性
4.× 大麻 ――― 精神依存
5.× 覚せい剤 ――― 精神依存,耐性


〈第53回 PT国試・OT国試 午前98〉

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の依存について正しいのはどれか. 
1.中高年者にはみられない.
2.身体依存は形成されない.
3.離脱症状としてせん妄がある.
4.常用量であれば依存は形成されない.
5.作用時間の長い薬剤の方が依存を形成しやすい.

解答

1.× ベンゾジアゼピン系睡眠薬の依存は中高年者にもみられる.
2.× ベンゾジアゼピン系睡眠薬は身体依存を形成する.
3.○ 正しい.
4.× ベンゾジアゼピン系睡眠薬は常用量であっても依存が形成される.
5.× ベンゾジアゼピン系睡眠薬は作用時間の短い薬剤の方が依存を形成しやすい.


〈第57回 PT国試・OT国試 午前100〉

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用はどれか.2つ選べ. 
1.下痢
2.運動失調
3.アカシジア
4.逆行性健忘
5.Parkinson症候群

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× アカシジアは抗精神病薬の副作用である.
4.× 前向性健忘がベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用である.
5.× Parkinson症候群は抗精神病薬の副作用である.


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