〈第56回 PT国試・OT国試 午前99〉
ナルコレプシーに認められない症状はどれか.
1.睡眠発作
2.睡眠麻痺
3.入眠時幻覚
4.けいれん発作
5.情動脱力発作
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× ナルコレプシーは睡眠発作,情動脱力発作,睡眠麻痺,入眠時幻覚を4主徴とする疾患である.
5.○ 正しい.
〈第53回 PT国試・OT国試 午後97〉
驚きなどの情動によって脱力発作が誘発されるのはどれか.
1.睡眠時驚愕症
2.ナルコレプシー
3.むずむず脚症候群
4.レム睡眠行動障害
5.睡眠時無呼吸症候群
解答
1.× 睡眠時驚愕症は睡眠中に絶叫,激しい体動,自律神経興奮を伴う現象である.
2.○ 正しい.
3.× むずむず脚症候群は安静時にじっとしていられない強い衝動,不快な感覚が下肢に出現する病態である.
4.× レム睡眠行動障害はレム睡眠時に生じる全身の骨格筋トーヌス抑制が障害され,夢の内容が行動面に表出される現象である.
5.× 睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に無呼吸または低呼吸の状態が頻回に出現する病態である.
〈第51回 PT国試・OT国試 午前98〉
笑いなどの強い情動で突然に筋緊張が低下し脱力する.このような症状がみられるのはどれか.
1.欠神てんかん
2.側頭葉てんかん
3.ナルコレプシー
4.血管迷走神経失神
5.Jackson型てんかん
解答
1.× 欠神てんかんは小児期の女児に好発し過呼吸で誘発されるが,情動脱力発作はみられない.
2.× 側頭葉てんかんでは複雑部分発作であり情動脱力発作はみられない.
3.○ 正しい.
4.× 血管迷走神経失神は血管迷走神経反射によるもので情動脱力発作はみられない.
5.× Jackson型てんかんは単純部分発作であり情動脱力発作はみられない.
〈第54回 PT国試・OT国試 午前98〉
夢に関連する睡眠障害がみられるのはどれか.
1.睡眠時驚愕症
2.睡眠時遊行症
3.レム睡眠行動障害
4.睡眠関連摂食障害
5.周期性四肢運動障害
解答
1.× 睡眠時驚愕症は睡眠中に絶叫,激しい体動,自律神経興奮を伴う現象である.
2.× 睡眠時遊行症(夢遊病)は睡眠と覚醒が絡み合わさった意識の変容状態で,夜間睡眠のはじめの頃に起き上がり周囲を歩き回る.
3.○ 正しい.
4.× 睡眠関連摂食障害は夜間睡眠中の覚醒時に不随意的にあるいは自分でコントロールできずに大食し,翌朝部分的には覚えている.
5.× 周期性四肢運動障害は反復性で低振幅の四肢の短いけいれんで,入眠時付近で起こり,特に下肢にみられる.
〈第58回 PT国試・OT国試 午後99〉
鉄欠乏性貧血の患者にみられやすい睡眠・覚醒障害はどれか.
1.睡眠時遊行症
2.ナルコレプシー
3.睡眠相前進症候群
4.むずむず脚症候群
5.閉塞性睡眠時無呼吸障害
解答
1.× 睡眠時遊行症(夢遊病)は睡眠と覚醒が絡み合わさった意識の変容状態で,夜間睡眠のはじめの頃に起き上がり周囲を歩き回る原因不明の疾患である.
2.× ナルコレプシーは睡眠発作,情動脱力発作,入眠時幻覚,入眠麻痺を特徴とする原因不明の疾患である.
3.× 睡眠相前進症候群は夕方早くから眠くなり,早朝に覚醒してしまうもので,高齢者に多い.
4.○ 正しい.
5.× 閉塞性睡眠時無呼吸障害は睡眠中に上気道の閉塞が生じて,無呼吸または低呼吸が頻回に出現する病態である.
〈第55回 PT国試・OT国試 午前100〉
概日リズムの障害による疾患はどれか.
1.睡眠時遊行症
2.ナルコレプシー
3.睡眠相後退症候群
4.むずむず脚症候群
5.レム睡眠行動障害
解答
1.× 睡眠時遊行症(夢遊病)は睡眠と覚醒が絡み合わさった意識の変容状態で,夜間睡眠のはじめの頃に起き上がり周囲を歩き回る.
2.× ナルコレプシーは睡眠発作,情動脱力発作,入眠時幻覚,入眠麻痺を特徴とする疾患である.
3.○ 正しい.
4.× むずむず脚症候群は安静時にじっとしていられない強い衝動,不快な感覚が下肢に出現する病態である.
5.× レム睡眠行動障害はレム睡眠時に生じる全身の骨格筋トーヌス抑制が障害され,夢の内容が行動面に表出される現象である.
〈第57回 PT国試・OT国試 午前98〉
睡眠・覚醒のパターンを記憶する睡眠日誌(睡眠表)の記載が最も有用なのはどれか.
1.原発性不眠症
2.ナルコレプシー
3.睡眠相後退症候群
4.レム睡眠行動障害
5.閉塞性睡眠時無呼吸障害
解答
1.× 睡眠日誌の記載が最も有用なのは睡眠相後退症候群である.
2.× 睡眠日誌の記載が最も有用なのは睡眠相後退症候群である.
3.○ 正しい.
4.× 睡眠日誌の記載が最も有用なのは睡眠相後退症候群である.
5.× 睡眠日誌の記載が最も有用なのは睡眠相後退症候群である.
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