第8章 精神医学 (05)神経症性障害 ⑥複合問題

〈第49回 PT国試・OT国試 午前99〉

神経症性障害について正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.全般性不安障害では疾病利得がみられる.
2.強迫行為では不合理と思いながらも繰り返し手を洗う.
3.離人症では自分がとても重い病気ではないかと心配する.
4.社交恐怖では自分が見捨てられるのではないかと心配する.
5.予期不安ではパニック発作がまた起きるのではないかと心配する.

解答

1.× 疾病利得がみられるのは解離性(転換性)障害である.
2.○ 正しい.
3.× 自分がとても重い病気ではないかと心配するのは心気障害である.
4.× 自分が見捨てられるのではないかと心配するのは境界型パーソナリティ障害である.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試・OT国試 午前98〉

暴露反応妨害法が有効なのはどれか. 
1.強迫性障害
2.身体化障害
3.神経性過食症
4.全般性不安障害
5.PTSD〈外傷後ストレス障害〉

解答

1.○ 正しい.
2.× 身体化障害には支持的精神療法,認知行動療法が有効である.
3.× 神経性過食症には認知行動療法が有効である.
4.× 全般性不安障害にはリラクセーションや認知療法が有効である.
5.× PTSD〈外傷後ストレス障害〉には持続エクスポージャー法が有効である.


〈第57回 PT国試・OT国試 午前99〉

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか. 
1.PTSD ――― 電気けいれん療法
2.心気障害 ――― 持続エクスポージャー法
3.解離性健忘 ――― 自律訓練法
4.強迫性障害 ――― 暴露反応妨害法
5.身体化障害 ――― 系統的脱感作法

解答

1.× うつ病 ――― 電気けいれん療法
2.× PTSD ――― 持続エクスポージャー法
3.× 心身症 ――― 自律訓練法
4.○ 正しい.
5.× 不安および恐怖を中心とする神経症性障害 ――― 系統的脱感作法


〈第52回 PT国試・OT国試 午後100〉

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか. 
1.身体化障害 ――― 系統的脱感作法
2.強迫性障害 ――― 暴露反応妨害法
3.PTSD〈外傷後ストレス障害〉 ――― フラッディング
4.心気障害 ――― 持続エクスポージャー法
5.解離性健忘 ――― バイオフィードバック法

解答

1.× 不安および恐怖を中心とする神経症性障害 ――― 系統的脱感作法
2.○ 正しい.
3.× 強迫性障害 ――― フラッディング
4.× PTSD ――― 持続エクスポージャー法
5.× 緊張性頭痛,本態性高血圧 ――― バイオフィードバック法


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