第8章 精神医学 (05)神経症性障害 ④解離を中心とする障害

〈第38回 PT国試・OT国試 午後75〉

解離症状でないのはどれか. 
1.健忘
2.昏睡
3.遁走
4.離人症状
5.多重人格

解答

1.○ 解離症状である.
2.× 昏睡は意識の障害である.
3.○ 解離症状である.
4.○ 解離症状である.
5.○ 解離症状である.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後99〉

転換性障害で正しいのはどれか. 
1.身体症状がある.
2.脳波異常がある.
3.死の恐怖を伴う.
4.作為体験の一種である.
5.フラッシュバックがある.

解答

1.○ 正しい.
2.× 転換性障害で脳波異常はみられない.
3.× 死の恐怖を伴うのはパニック発作である.
4.× 作為体験は統合失調症でみられる.
5.× フラッシュバックはPTSDでみられる.


〈第55回 PT国試・OT国試 午後99〉

解離性障害の治療として正しいのはどれか. 
1.破壊的行動を許容する.
2.空想の肥大化について指摘しない.
3.有害な刺激を無理に取り除かない.
4.速やかに心的外傷の直面化を図る.
5.病気と治療について明確に説明する.

解答

1.× 解離性障害の治療では破壊的行動については行動制限を設ける.
2.× 解離性障害の治療では空想の肥大化を指摘する.
3.× 解離性障害の治療では有害な刺激を取り除く.
4.× 解離性障害の治療では心的外傷の直面化を焦らない.
5.○ 正しい.


Back | 【第8章 精神医学 目次】 | Next