第8章 精神医学 (04)気分障害 ⑤双極性障害の特徴

〈第52回 PT国試・OT国試 午前96〉

双極性障害と比較した場合のうつ病の特徴はどれか. 
1.有病率が低い.
2.平均初発年齢が低い.
3.有病率の男女差が小さい.
4.一卵双生児の罹患一致率が低い.
5.状況要因が誘因となって発症することが少ない.

解答

1.× 双極性障害と比較してうつ病は有病率が高い.
2.× 双極性障害と比較してうつ病は平均初発年齢が高い.
3.× 双極性障害と比較してうつ病の有病率は男性より女性が高い.
4.○ 正しい.
5.× 双極性障害と比較してうつ病は状況要因が誘因となって発症することが多い.


〈第59回 PT国試・OT国試 午後96〉

うつ病と比較した場合の双極性障害の特徴はどれか. 
1.発症年齢が低い.
2.生涯有病率が高い.
3.遺伝的素因が少ない.
4.自殺のリスクが低い.
5.生涯有病率の男女差が大きい.

解答

1.○ 正しい.
2.× うつ病と比較して双極性障害は生涯有病率が低い.
3.× うつ病と比較して双極性障害は遺伝的素因が大きい.
4.× うつ病と比較して双極性障害は自殺のリスクが高い.
5.× うつ病と比較して双極性障害は生涯有病率の男女差が認められない.


〈第51回 PT国試・OT国試 午後96〉

双極性障害について正しいのはどれか. 
1.男性より女性が多い.
2.単極性うつ病より自殺率が高い.
3.単極性うつ病より有病率が高い.
4.単極性うつ病より発症年齢が高い.
5.単極性うつ病より遺伝素因の関与が低い.

解答

1.× 双極性障害では発病率における男女差は認められない.
2.○ 正しい.
3.× 双極性障害は単極性うつ病より有病率が低い.
4.× 双極性障害は単極性うつ病より発症年齢が低い.
5.× 双極性障害は単極性うつ病より遺伝素因の関与が高い.


〈第50回 PT国試・OT国試 午前98〉

双極性障害について正しいのはどれか. 
1.発症率は女性が2倍多い.
2.気分安定薬が用いられる.
3.Ⅱ型では重度の躁状態がみられる.
4.単極性うつ病より遺伝的素因が少ない.
5.同一個人では躁病相の回数はうつ病相の回数より多い.

解答

1.× 双極性障害では発病率における男女差は認められない.
2.○ 正しい.
3.× 双極性障害Ⅱ型では軽度の躁状態がみられる.
4.× 双極性障害は単極性うつ病より遺伝的素因が大きい.
5.× 同一個人では躁病相の時間がうつ病相の時間より短い.


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