〈第53回 PT国試・OT国試 午後100〉
うつ病の患者への対応として適切でないのはどれか.
1.急性期には休息をとらせる.
2.自殺しないように約束させる.
3.重要な問題の決定を先延ばしさせる.
4.抗うつ薬の副作用について説明する.
5.うつ病であることを伝えずに伏せておく.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× うつ病の患者への対応としてうつ病であることを伝える.
〈第49回 PT国試・OT国試 午後100〉
うつ病への対応として適切なのはどれか.
1.重要な事柄についての判断を促す.
2.休養の重要性について説明する.
3.自殺の可能性は話題にしない.
4.うつ病の診断は伝えない.
5.気晴らしを推奨する.
解答
1.× うつ病への対応では重要な事柄についての判断を促さない.
2.○ 正しい.
3.× うつ病への対応として自殺をしないように約束する.
4.× うつ病への対応として診断を伝える.
5.× うつ病への対応では気晴らしを推奨しない.
〈第39回 PT国試・OT国試 午後76〉
うつ病の急性期における対応で誤っているのはどれか.
1.うつ病であることを説明する.
2.自殺しないことを約束する.
3.病気が必ず良くなることを保証する.
4.ゆっくりと静養することを勧める.
5.未解決の重要事項の処理を勧める.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× うつ病の急性期は未解決の重要事項の処理を避けることを勧める.
〈第59回 PT国試・OT国試 午前100〉
入眠困難を訴えるうつ病患者に対する睡眠衛生指導で最も適切なのはどれか.
1.「夕方1時間以上の昼寝をしましょう」
2.「できるだけ一定時刻に起床しましょう」
3.「就床直前にアルコール飲料を飲みましょう」
4.「眠くなくても一定の時刻に就床しましょう」
5.「入眠できなくても寝床から出ないようにしましょう」
解答
1.× 「夕方1時間以上の昼寝をしましょう」は睡眠リズムの障害を招くので適切でない.
2.○ 正しい.
3.× 「就床直前にアルコール飲料を飲みましょう」は良質な睡眠を阻害するので適切でない.
4.× 「眠くなくても一定の時刻に就床しましょう」は眠れないで悶々と過ごす時間が増えるので適切でない.
5.× 「入眠できなくても寝床から出ないようにしましょう」は眠れないで悶々と過ごす時間が増えるので適切でない.
〈第56回 PT国試・OT国試 午後100〉
うつ病について正しいのはどれか.
1.脱感作法を行う.
2.心理教育は行わない.
3.躁病相がないか確認する.
4.修正型電気けいれん療法は無効である.
5.薬物療法の第一選択はベンゾジアゼピン系薬物である.
解答
1.× 脱感作法は強迫性神経症や恐怖症性不安障害に対して用いられる.
2.× うつ病には心理教育が行われる.
3.○ 正しい.
4.× うつ病には修正型電気けいれん療法が有効である.
5.× うつ病の薬物療法の第一選択はSSRIやSNRIである.
〈第45回 PT国試・OT国試 午前100〉
うつ病の治療で正しいのはどれか.
1.重要な事項についての自己決定を促す.
2.抗うつ薬は三環系薬物が最も広く用いられている.
3.抗うつ薬の副作用を説明する.
4.症状の改善後には抗うつ薬を速やかに中止する.
5.電気けいれん療法は効果がない.
解答
1.× うつ病の治療では重要な事項についての自己決定を避けるよう勧める.
2.× 抗うつ薬はSSRIやSNRIが第一選択薬である.
3.○ 正しい.
4.× うつ病の治療では症状の改善後には抗うつ薬を漸減するが,再発防止のために回復後もしばらくは服薬が必要である.
5.× うつ病の治療として電気けいれん療法は即効性の効果が期待できる.
〈第55回 PT国試・OT国試 午後98〉
うつ病の復職支援プログラムの内容として最も適切なのはどれか.
1.認知の歪みは修正しない.
2.服薬自己管理の練習をする.
3.キャリア再構成の検討は行わない.
4.コミュニケーション能力の改善を図る.
5.配置換えをしないことを前提に職場との連絡調整を行う.
解答
1.× うつ病の復職支援プログラムでは認知の歪みを修正する.
2.× 服薬自己管理の練習はうつ病の復職支援プログラムに含まれない.
3.× うつ病の復職支援プログラムではキャリア再構成の検討を行う.
4.○ 正しい.
5.× うつ病の復職支援プログラムでは配置換えも含めて職場との連絡調整を行う.
〈第54回 PT国試・OT国試 午後99〉
うつ病のリワークプログラムで正しいのはどれか.
1.集団療法として位置づけられる.
2.精神科医療機関では実施されない.
3.診断や就労状況などで対象者は限定されない.
4.実施にあたり主治医との情報共有は制限される.
5.急性期からプログラムに参加することが推奨される.
解答
1.○ 正しい.
2.× うつ病のリワークプログラムは精神科医療機関でも実施される.
3.× うつ病のリワークプログラムは診断や就労状況などで対象者が限定される.
4.× うつ病のリワークプログラムの実施にあたり主治医との情報共有は制限されない.
5.× うつ病のリワークプログラムは症状が軽減・消失してから参加することが推奨される.
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