〈第41回 PT国試・OT国試 午後94〉
統合失調症の発生頻度で正しいのはどれか.
1.うつ病より低い.
2.女性より男性が低い.
3.20歳代より30歳代が高い.
4.先進国より発展途上国で高い.
5.社会経済的地位の高い階層で高い.
解答
1.○ 正しい.
2.× 統合失調症の発生頻度に明らかな性差はない.
3.× 統合失調症の発生頻度のピークは男性で15~25歳,女性で25~35歳である.
4.× 狭義の統合失調症では発生頻度の地域差は大きくないと考えられる.
5.× 統合失調症の発生頻度は躁うつ病に比べて下層貧困階級に多いという説がある.
〈第49回 PT国試・OT国試 午前97〉
統合失調症について正しいのはどれか.
1.男性が女性より3倍多い.
2.緊張型では昏迷がみられる.
3.病前性格は循環気質が多い.
4.死亡率は健常者と同じである.
5.妄想型は破爪型より発症年齢が低い.
解答
1.× 統合失調症の発生頻度に明らかな性差はない.
2.○ 正しい.
3.× 統合失調症の病前性格には統合失調質がある.
4.× 統合失調症の死亡率は健常者より高い.
5.× 統合失調症の破爪型は妄想型より発症年齢が低い.
〈第59回 PT国試・OT国試 午前96〉
統合失調症で正しいのはどれか.
1.急性発症は予後が悪い.
2.若年発症は予後が悪い.
3.女性は男性より予後が悪い.
4.男性の発症率は女性の約2倍である.
5.発症から治療開始までの期間と予後は無関係である.
解答
1.× 統合失調症の急性発症は予後が良い.
2.○ 正しい.
3.× 統合失調症は男性は女性より予後が悪い.
4.× 統合失調症の発症率に明らかな性差はない.
5.× 統合失調症の発症から治療開始までの期間と予後は関係する.
〈第39回 PT国試・OT国試 午後74〉
統合失調症について誤っているのはどれか.
1.多くが30歳までに発症する.
2.発病率は女性の方が高い.
3.患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い.
4.我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い.
5.再発予防には薬物療法が必要である.
解答
1.○ 正しい.
2.× 統合失調症の発生頻度に明らかな性差はない.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第57回 PT国試・OT国試 午後98〉
統合失調症について正しいのはどれか.
1.男性に多い.
2.急性発症することが多い.
3.若年の発症は予後が良い.
4.中年期以後に発症することが多い.
5.高EEの家族のもとで再発率が高くなる.
解答
1.× 統合失調症の発生頻度に明らかな性差はない.
2.× 統合失調症は前駆発症することが多い.
3.× 統合失調症の若年発症は予後が悪い.
4.× 統合失調症は青年期に発症することが多い.
5.○ 正しい.
〈第48回 PT国試・OT国試 午前96〉
統合失調症について正しいのはどれか.
1.前駆期から幻聴がみられる.
2.慢性期に軽度の認知機能障害がみられる.
3.家族の感情表出が少ないほど再発率は高くなる.
4.発症から治療開始までの期間は予後と関連がない.
5.急性期の治療で症状が軽快した場合は速やかに薬物治療を中止する.
解答
1.× 統合失調症は初期・急性期に幻聴がみられる.
2.○ 正しい.
3.× 統合失調症は家族の感情表出(EE)が多いほど再発率は高くなる.
4.× 統合失調症は発症から治療開始までの期間は予後と関連する.
5.× 統合失調症は急性期の治療で症状が軽快した場合でも薬物治療を継続する.
〈第37回 PT国試・OT国試 午後72〉
統合失調症の特徴で誤っているのはどれか.
1.青年期に発病することが多い.
2.自分の殻に閉じこもることが多い.
3.循環性の経過をたどることが多い.
4.被害的な内容を訴えることが多い.
5.意欲低下をみることが多い.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 統合失調症は慢性の経過をたどる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
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