〈第57回 PT国試・OT国試 午前94〉
心房細動に対する治療として誤っているのはどれか.
1.β遮断薬
2.抗凝固薬
3.電気的除細動
4.アブレーション
5.ニトログリセリン
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× ニトログリセリンは狭心症に対する治療である.
〈第57回 PT国試・OT国試 午前93〉
感染性心内膜炎が原因で生じやすいのはどれか.
1.脳塞栓症
2.心嚢液貯留
3.下肢静脈血栓
4.僧帽弁狭窄症
5.循環血漿量減少性ショック
解答
1.○ 感染性心内膜炎で脳塞栓症,うっ血性心不全,播種性血管内凝固症候群〈DIC〉が生じやすい.
2.× 心嚢液貯留で心タンポナーデが生じやすい.
3.× 下肢静脈血栓で肺塞栓症が生じやすい.
4.× 僧帽弁狭窄症で脳塞栓症が生じやすい.
5.× 循環血漿量減少性ショックで血圧低下,頻脈などが生じやすい.
〈第55回 PT国試・OT国試 午後90〉
心室中隔欠損症で正しいのはどれか.
1.チアノーゼを生じる.
2.動脈管が開存している.
3.卵円孔の閉鎖不全である.
4.肺血流量は正常時よりも多くなる.
5.大動脈から肺動脈に直接血液が流れる.
解答
1.× 心室中隔欠損症ではチアノーゼを生じにくい.
2.× 心室中隔欠損症では動脈管は閉鎖している.
3.× 心室中隔欠損症では卵円孔は閉鎖している.
4.○ 正しい.
5.× 心室中隔欠損症では左心室から右心室,肺動脈へ動脈血の一部が流れる.
〈第51回 PT国試・OT国試 午前77〉
心尖部の聴診で心室収縮期に持続する逆流性雑音を聴取するのはどれか.
1.大動脈弁狭窄症
2.心室中隔欠損症
3.心房中隔欠損症
4.肺動脈弁狭窄症
5.僧帽弁狭窄症
解答
1.× 大動脈弁狭窄症で第2肋間胸骨右縁の聴診で収縮期駆出性雑音を聴取する.
2.○ 正しい.
3.× 心房中隔欠損症は肺動脈弁領域の聴診で収縮期駆出性雑音を聴取する.
4.× 肺動脈弁狭窄症は第2肋間胸骨左縁の聴診で収縮期駆出性雑音を聴取する.
5.× 僧帽弁狭窄症は心尖部の聴診で拡張期ランブルを聴取する.
〈第36回 PT国試・OT国試 午後90〉
突発する胸痛で緊急に治療を要するのはどれか.2つ選べ.
1.痛風
2.閉塞性動脈硬化症
3.心筋梗塞
4.肺塞栓症
5.腎結石症
解答
1.× 痛風の疼痛は足趾に起こる.
2.× 閉塞性動脈硬化症の疼痛は下肢に起こる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 腎結石症の疼痛は腰背部に起こる.
〈第50回 PT国試・OT国試 午前76〉
冠血流を減少させる要因はどれか.
1.収縮期血圧の低下
2.心拍数の低下
3.大動脈弁狭窄
4.心房中隔欠損
5.僧帽弁狭窄
解答
1.× 拡張期血圧の低下は冠血流を減少させる要因である.
2.× 心拍数の増加は冠血流を減少させる要因である.
3.○ 正しい.
4.× 冠血流は心房中隔欠損に影響されない.
5.× 冠血流は僧帽弁狭窄に影響されない.
〈第48回 PT国試・OT国試 午前92〉
運動中に突然死するリスクが高い病態はどれか.
1.肺動脈弁閉鎖不全症
2.心房中隔欠損症
3.大動脈弁狭窄症
4.慢性心膜炎
5.肺線維症
解答
1.× 肺動脈弁閉鎖不全症は運動中に突然死するリスクが低い.
2.× 心房中隔欠損症は運動中に突然死するリスクが低い.
3.○ 正しい.
4.× 慢性心膜炎は運動中に突然死するリスクが低い.
5.× 肺線維症は運動中に突然死するリスクが低い.
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