〈第49回 PT国試・OT国試 午後75〉
アテローム(粥状)硬化が関与する病態はどれか.
1.慢性収縮性心膜炎
2.慢性閉塞性肺疾患
3.内頸動脈狭窄症
4.椎骨動脈解離
5.肝硬変
解答
1.× 慢性収縮性心膜炎は特発性やウィルス性,放射線治療が関与する.
2.× 慢性閉塞性肺疾患は末梢気道病変と肺胞病変が関与する.
3.○ 正しい.
4.× 椎骨動脈解離は外傷性と特発性(非外傷性)が関与する.
5.× 肝硬変はウイルス性肝炎が関与する.
〈第46回 PT国試・OT国試 午前75〉
アテローム(粥状)硬化と関係するのはどれか.
1.Buerger病
2.肥大型心筋症
3.悪性腎硬化症
4.僧帽弁狭窄症
5.腹部大動脈瘤
解答
1.× Buerger病(閉塞性血栓血管炎)は四肢末梢小動脈の閉塞を呈する.
2.× 肥大型心筋症は常染色体優性遺伝などで発生じ,心内腔の狭小化を呈する.
3.× 悪性腎硬化症は悪性高血圧に合併する腎硬化症である.
4.× 僧帽弁狭窄症はリウマチ性心内膜炎に合併し,左房負荷や肺高血圧を呈する.
5.○ 正しい.
〈第58回 PT国試・OT国試 午後95〉
大動脈解離の続発症で誤っているのはどれか.
1.腎不全
2.脳梗塞
3.脊髄障害
4.三尖弁閉鎖不全
5.心タンポナーデ
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 三尖弁閉鎖不全は左心系弁膜症に合併することが多い.
5.○ 正しい.
〈第45回 PT国試・OT国試 午前76〉
閉塞性動脈硬化症で正しいのはどれか.2つ選べ.
1.男性よりも女性に多い.
2.20~30歳代に多い.
3.低血圧の合併が多い.
4.間欠性跛行がみられる.
5.主に四肢の近位側の動脈が侵される.
解答
1.× 閉塞性動脈硬化症は女性よりも男性に多い.
2.× 閉塞性動脈硬化症は50歳代以降に多い.
3.× 閉塞性動脈硬化症は高血圧の合併が多い.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第58回 PT国試・OT国試 午前94〉
肺塞栓症で誤っているのはどれか.
1.脱水が誘因となる.
2.Ⅰ型呼吸不全を呈する.
3.Dダイマーが上昇する.
4.下肢よりも上肢の術後に多い.
5.深部静脈血栓症との合併が多い.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 肺塞栓症は上肢よりも下肢の手術後に多い.
5.○ 正しい.
〈第55回 PT国試・OT国試 午前91〉
肺塞栓症について誤っているのはどれか.
1.肥満が誘因となる.
2.長期臥床が誘因となる.
3.心電図所見は非特異的である.
4.下肢よりも上肢の手術後に多い.
5.深部静脈血栓症との合併が多い.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 肺塞栓症は上肢よりも下肢の手術後に多い.
5.○ 正しい.
〈第57回 PT国試・OT国試 午後78〉
下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器はどれか.
1.脳
2.肺
3.肝臓
4.心臓
5.腎臓
解答
1.× 下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器は肺である.
2.○ 正しい.
3.× 下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器は肺である.
4.× 下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器は肺である.
5.× 下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器は肺である.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後73〉
下肢の深部静脈血栓症で誤っているのはどれか.
1.安静臥床の期間と密接な関係がある.
2.足指が暗赤色に腫脹する.
3.血液凝固能は亢進している.
4.肺塞栓症を生じる.
5.誘引として避妊用ピルがある.
解答
1.○ 正しい.
2.× 深部静脈血栓症は血栓部位より末梢の腫脹と変色をきたし,色調は正常~青紫色・赤紫色まで重症度により様々である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第48回 PT国試・OT国試 午後75〉
深部静脈血栓症を起こしやすいのはどれか.
1.人工膝関節置換術後
2.橈骨遠位端骨折
3.心房細動
4.血友病
5.高血圧
解答
1.○ 正しい.
2.× 橈骨遠位端骨折は複合性局所疼痛症候群を起こすことがある.
3.× 心房細動は脳塞栓症を起こしやすい.
4.× 血友病は関節内出血を起こしやすい.
5.× 高血圧は脳出血を起こしやすい.
〈第47回 PT国試・OT国試 午前88〉
深部静脈血栓症の予防法で正しいのはどれか.2つ選べ.
1.弾性ストッキングの着用
2.足関節の自動運動
3.水分摂取の制限
4.ギプス固定
5.冷却
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 水分摂取の制限は深部静脈血栓症の誘因となる.
4.× ギプス固定は深部静脈血栓症の誘因となる.
5.× 冷却は深部静脈血栓症の予防法とならない.
〈第58回 PT国試・OT国試 午前87〉
リンパ浮腫で正しいのはどれか.
1.腹水を伴う.
2.利尿薬で治療する.
3.感染を繰り返しやすい.
4.発症初期から皮膚硬化を生じる.
5.肺血栓塞栓症の原因の一つである.
解答
1.× リンパ浮腫は腹水を伴わない.
2.× リンパ浮腫は利尿薬で治療しない.
3.○ 正しい.
4.× リンパ浮腫では発症後期(Ⅱ期晩期)に皮膚硬化を生じる.
5.× リンパ浮腫は肺血栓塞栓症の原因でない.
〈第52回 PT国試・OT国試 午後95〉
リンパ浮腫について正しいのはどれか.
1.腹水を伴う.
2.利尿薬で治療する.
3.蜂窩織炎になりやすい.
4.肺塞栓症の原因の1つである.
5.皮膚が線維化を起こすことは稀である.
解答
1.× リンパ浮腫は腹水を伴わない.
2.× リンパ浮腫は利尿薬で治療しない.
3.○ 正しい.
4.× リンパ浮腫は肺塞栓症の原因でない.
5.× リンパ浮腫では発症後期(Ⅱ期晩期)に皮膚線維化を生じる.
〈第58回 PT国試・OT国試 午後92〉
血管疾患と関連因子の組合せで誤っているのはどれか.
1.Buerger病 ――― 喫煙
2.下腿静脈瘤 ――― 妊娠
3.解離性大動脈瘤 ――― アテローム硬化
4.深部静脈血栓症 ――― 長期臥床
5.結節性多発動脈炎 ――― 糖尿病
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 結節性多発動脈炎 ――― 膠原病
〈第48回 PT国試・OT国試 午後91〉
脈管疾患と関連因子の組合せで誤っているのはどれか.
1.Buerger病 ――― 喫煙
2.下腿静脈瘤 ――― 妊娠
3.解離性大動脈瘤 ――― アテローム硬化
4.深部静脈血栓症 ――― 長期臥床
5.結節性多発動脈炎 ――― 溶連菌感染症
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 結節性多発動脈炎 ――― 膠原病
〈第43回 PT国試・OT国試 午後73〉
末梢循環障害と関連因子の組合せで誤っているのはどれか.
1.Buerger(バージャー)病 ――― 喫煙
2.解離性大動脈瘤 ――― アテローム硬化
3.下腿静脈瘤 ――― 妊娠
4.血栓性静脈炎 ――― 長期臥床
5.結節性多発動脈炎 ――― 糖尿病
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 結節性多発動脈炎 ――― 膠原病
〈第37回 PT国試・OT国試 午後52〉
誤っている組合せはどれか.
1.静脈瘤 ――― 静脈壁限局性拡張
2.動脈硬化症 ――― アテローム変性
3.虚血性心疾患 ――― 冠動脈血栓
4.糖尿病性網膜症 ――― 眼底部小動脈瘤
5.レイノー病 ――― 閉塞性血栓性血管炎
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× Buerger病 ――― 閉塞性血栓性血管炎
〈第42回 PT国試・OT国試 午後51〉
正しいのはどれか.2つ選べ.
1.心房細動は脳塞栓の原疾患となる.
2.下肢静脈の血栓は肺塞栓の原因となる.
3.脳塞栓の好発部位は大脳基底核である.
4.下肢の外傷後に空気塞栓症が起こる.
5.潜函病では脂肪塞栓症が起こる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 脳出血の好発部位は被殻(大脳基底核)である.
4.× 下肢(大腿)の外傷後に脂肪塞栓症が起こる.
5.× 潜函病では空気塞栓症が起こる.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後53〉
疾患と塞栓源との組合せで正しいのはどれか.
1.エコノミー症候群 ――― 心内血栓
2.脳塞栓症 ――― 内頸動脈血栓
3.潜函病 ――― 脂肪塞栓
4.肺塞栓 ――― 空気塞栓
5.腎梗塞 ――― 静脈血栓
解答
1.× エコノミー症候群 ――― 肺塞栓
2.○ 正しい.
3.× 潜函病 ――― 空気塞栓
4.× 肺塞栓 ――― 静脈血栓
5.× 腎梗塞 ――― 動脈血栓
〈第37回 PT国試・OT国試 午後49〉
血栓形成の原因で適切でないのはどれか.
1.動脈硬化症
2.静脈瘤
3.ビタミンC欠乏
4.赤血球増加症
5.心臓弁膜症
解答
1.○ 血栓形成の原因である.
2.○ 血栓形成の原因である.
3.× ビタミンC欠乏は壊血病を呈する.
4.○ 栓形成の原因である.
5.○ 栓形成の原因である.
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